テポドン (ミサイル)

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テポドン
各種表記
チョソングル 대포동
漢字 大浦洞
片仮名
(現地語読み仮名)
テポドン
ローマ字表記 Taepodong
  

テポドンは、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が開発した弾道ミサイルで、中距離弾道ミサイル (IRBM) と分析されている「テポドン1号」と、大陸間弾道ミサイル(ICBM)と分析されている「テポドン2号」の2種類がある。

目次

[編集] 概要

テポドン2(右)とスカッドBの比較図

「テポドン」とは、このミサイルが確認された地名(大浦洞)からアメリカがつけたコードネームであり、「テポドン1号」は北朝鮮側では”ロケット”として「白頭山1号(ペクトゥサン イルホ/はくとうさん いちごう)」と呼称されている(弾道ミサイルとしての名称は不明)。
また、2009年4月に「人工衛星”光明星(クァンミョンソン)2号”を打ち上げる」と発表された”ロケット”は、北朝鮮の公式発表では”銀河(ウンハ)2号”と呼称されている。


北朝鮮からの公式な情報がないため、構造等の詳細については一切不明である。

2006年7月5日未明、北朝鮮が弾道ミサイルを数発発射し、そのうちの一発はテポドンであったと見られている。 いずれも日本海に着弾している。

[編集] 詳細

[編集] 推定要目

テポドン1号は、2段式の弾道ミサイルで燃料は液体式、1段目に「ノドン」を、2段目にスカッド・ミサイルを使用し、ペイロードは700kgから1t、射程は約2500kmといわれ、中距離弾道ミサイル (IRBM) に分類される。CEP(半数命中半径)は2km~3kmで、命中精度は現代の弾道ミサイルに比べればそれほどよくないが、弾頭に核兵器などのNBCR兵器を搭載した場合は十分な脅威となる。メインの燃料(ロケットエンジンの推進剤)にはケロシンを使っているとするものと、UDMH(非対称ジメチルヒドラジン)を、補助燃料(酸化剤)には赤煙硝酸を用いているとするものに分かれる。


北朝鮮がテポドンの弾頭に詰めるサイズの小型核兵器を開発しているかどうかは不明である。専門家は現在の技術の進歩や核大国北朝鮮の核開発の状況を推察するに、ミサイル用の原爆弾頭を開発した可能性を指摘するが、ノドンには搭載できても、テポドンはもう少し時間がかかるとする専門家もおり、見解は分かれる。詳しくは北朝鮮核問題を参照。実戦配備についての情報もほかの情報と同じく一切明らかにされていない。ただ、テポドン1については、1998年の実験から考えて、その発射軌道と多段式ロケット(1段目、2段目が液体燃料、3段目が固体燃料)という特性から、弾道ミサイルとしての検証よりも、衛星を打ち上げるためのロケットとする見方が有力である。

[編集] 標的

  • 韓国スカッド日本ノドンで十分狙えるため、テポドンは日本ではなくアメリカを狙っているとの見方が強い。
  • 北朝鮮政府は2006年7月5日のミサイル発射に際して、オーストラリア政府の抗議に対し「テポドンはオーストラリアを射程に含めている」と発表している。

[編集] 軌道

軌道については地球の自転を利用した場合、東向きに発射することが有利であるが、人口密集地を含む他国の上空を通過させることは政治的に極めて異例である [1]

[編集] その他

  • 発射台の位置は、およそ東経129度40分・北緯40度51分の位置にある。
  • 2005年(平成17)にお笑いコンビバナナマンが「マンバナナ兄弟」として歌謡曲『テポドン音頭』を発表した。
  • 日本が対処できない脅威として諧謔として「ノドン」「テポドン」「プルガサリ」と3つ揃って、言われることがある。

[編集] 関連項目

[編集] 参考文献

[編集] 外部リンク

[編集] リフェレンス

  1. ^ イスラエルは政治的配慮から西向きの地球下位を打ち上げ区域に設定している。
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