ソユーズTMA-01M

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ソユーズTMA-01M
徽章
Soyuz-TMA-01M-Mission-Patch.png
ミッションの情報
ミッション名 ソユーズTMA-01M
発射台 バイコヌール宇宙基地
打上げ日時 2010年10月7日
23:10(UTC)
着陸または着水日時 2011年3月16日
07:54 (UTC)
乗員写真
Soyuz TMA-01M crew.jpg
左から:ケリー、カレリ、スクリポチカ
年表
前回 次回
ソユーズTMA-19 Soyuz-TMA-19-Mission-Patch.png ソユーズTMA-20 Soyuz-TMA-20-Mission-Patch.png

ソユーズTMA-01Mは、第25次長期滞在クルー3名を国際宇宙ステーションへ運ぶために2010年10月7日に打ち上げられた。ソユーズTMA-01Mは、ソユーズ宇宙船にとって107回目の打ち上げとなる。また、TMA-M型ソユーズ宇宙船の最初の打ち上げとなる。宇宙船は、第25次長期滞在クルーの緊急避難用宇宙船としても使われるために、宇宙ステーションにドッキングした状態に置かれた。

宇宙船[編集]

ソユーズTMA-01Mは、ソユーズTMA-M型の最初の宇宙船であり、RKKエネルギアによって、2002年から使用されてきたTMA型を基に開発された。陳腐化した39個の電子デバイスを新しい19個の電子デバイスに交換し宇宙船の全質量を70Kg軽量化させた[1]。特に、30年以上ソユーズ宇宙船に使ってきた旧来の「アルゴン」アナログ制御システムは、新しいデジタル船内コンピュータ「TsVM-101」に取り替えられた[2] [3]。電力消費は宇宙船全体を通じて低減された[3]。機械船モジュールのフレームに使われる材質を、マグネシウム合金からアルミニウム合金に交換し[1]、宇宙船の製造を容易にさせた[3]。現在、ロシアで開発中のPPTS宇宙船に使用される可能性がある新しい装置を、この近代化されたソユーズ宇宙船を使ってテストすることができるだろう[4]。ソユーズTMA-01Mのクルーであるスコット・ケリーは、操縦に宇宙飛行士が集中する事を容易にする、宇宙船の新しいディスプレイを賞賛した[5]。開発試験のための飛行は、ソユーズTMA-01MとTMA-02Mの2回が計画されている。3番目のTMA-03Mは、認定試験である。これらの試験には、宇宙船の通常運用の検証に加えて、手動の高度コントロールや、手動によるスラスターを使っての軌道上での機動的な姿勢制御や、ISSの廻りを手動操縦モードで飛行するような、通常でない運用の検証も含まれている[6]

経過[編集]

打ち上げ[編集]

宇宙船は、2010年10月7日23:10:55 UTC (現地時間8日05:10:55)に、バイコヌール宇宙基地からソユーズFGロケットで打ち上げられた。打ち上げ9分後に、宇宙船は地球周回低軌道にのった。軌道は、近地点高度199.85km、遠地点高度258.77km、軌道傾斜角51.63度であった[7]。軌道にのってまもなく、宇宙船は太陽電池パネルとアンテナを展開した。軌道修正を行って宇宙船はISSへの接近を開始した[5]

ドッキング[編集]

ソユーズTMA-01M宇宙船は、ほぼスケジュール通りの1分前の2010年10月10日00:01UTCに、宇宙ステーションに連結した。354km上空を宇宙ステーションと一緒に飛行し、チリ沖の南太平洋上空でPoiskモジュールにドッキングした[8]。直後、宇宙船とPoiskモジュールのラッチとフックががっちり架かり、気密性のチェックを行った。その後、03:09UTCにハッチが開かれた[9]

乗組員[編集]

外部リンク[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b Soyuz TMA-M – a new series of the legendary Soyuz spacecrafts”. RIA Novosti (2010年9月29日). 2010年10月10日閲覧。
  2. ^ “Soyuz spacecraft upgrade ups payload by 70 kg”. RIA Novosti. (2010年9月21日). http://en.rian.ru/science/20100921/160672513.html 2010年10月10日閲覧。 
  3. ^ a b c Soyuz TMA-M manned transport vehicle of a new series”. RKK Energia Corporation (2010年). 2010年10月10日閲覧。
  4. ^ Soyuz TMA-M manned transport vehicle of a new series - General Data”. RKK Energia (2010年). 2010年10月10日閲覧。
  5. ^ a b “Three men launched into space for half-year voyage”. SpaceflightNow. (2010年10月7日). http://www.spaceflightnow.com/station/exp25/101007launch/ 2010年10月10日閲覧。 
  6. ^ Soyuz TMA-M manned transport vehicle of a new series - Flight tests”. RKK Energia (2010年). 2010年10月10日閲覧。
  7. ^ Soyuz TMA-M to Dock to the International Space Station on Oct. 10”. Roscosmos (2010年10月9日). 2010年10月10日閲覧。
  8. ^ Soyuz Spacecraft Docks at Space Station With New Crew”. SPACE.com (2010年10月9日). 2010年10月10日閲覧。
  9. ^ Digital Soyuz arrives at the International Space Station”. SpaceflightNow (2010年10月9日). 2010年10月10日閲覧。