ゼロバンク
ゼロバンク(ZEROBANK)は、株式会社ゼロネットワークスが大垣共立銀行・三重銀行・東京スター銀行と提携して中京圏と首都圏で展開するコンビニATM。
目次 |
[編集] 概要
コンビニエンスストアチェーンのサークルKサンクス全額出資の子会社であるゼロネットワークスによるATMサービスの一つで、中京3県(愛知県・岐阜県・三重県)と首都圏1と3県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)の「サークルK」「サンクス」および一部のユニーグループ店舗(ピアゴ、ラフーズコア)に設置されている。
ゆうちょ銀行を除くすべての民間金融機関の預金払戻を原則無料(時間外手数料は別途)で扱うことを特色としており、キャッチコピーにも『手数料ゼロ主義。』を掲げる。他のコンビニATMと異なり、ATMの稼働時間や(他行を含めた)時間外手数料の取り扱いが幹事銀行ごとに異なる(同じゼロバンクATMでも、土曜日午前中のように時間外手数料が発生するATMと発生しないATMがある)ことも特徴の一つ。
東京スター銀行との提携期間満了に伴い、首都圏でのサービスは2012年夏をめどに終了し、ATMは同じゼロネットワークスが展開するBankTime(りそな銀行管理)に置き換えられる予定となっている[1]。
なお、「ゼロバンク」の名称は、株式会社ゼロネットワークスの登録商標である。
[編集] 沿革
- 2004年10月1日 - サークルKサンクスが100%出資の子会社「ゼロネットワークス」を設立。
- 2005年1月12日 - サークルKサンクスが大垣共立銀行と提携し、岐阜県・愛知県内のサークルK及びサンクス1,317店舗に「ゼロバンク」ブランドのATMを設置することを発表[2]。同年3月よりサービスを開始。
- 2005年9月5日 - サークルKサンクスが三重銀行との間で「ゼロバンク」設置に関する提携基本合意を発表[3]。
- 2006年2月28日 - サークルKサンクスが東京スター銀行との間で「ゼロバンク」設置に関する提携基本合意を発表[4]。
- 2006年5月26日 - 三重県四日市市内の2店舗においてサービスを開始[5]。
- 2006年7月19日 - 東京都内の3店舗においてサービスを開始[6]。
- 2012年2月2日 - 東京スター銀行との提携契約期間満了により、同年夏以降首都圏でのゼロバンクATMサービスを順次終了することを発表[1]。
[編集] サービス内容
幹事行に接続する全ての民間金融機関のキャッシュカードを利用し、幹事行の定める時間帯において手数料無料で払戻しできる。無料となる時間帯は管理銀行毎に異なる。ICキャッシュカードは管理銀行を問わず対応していないため磁気ストライプによる取引となる。
| 差異のある取扱条件 | 管理銀行 | |||
|---|---|---|---|---|
| 大垣共立 | 三重 | 東京スター | ||
| 新銀行東京・新生銀行・あおぞら銀行・ 商工中金・ジャパンネット銀行・セブン銀行・ ソニー銀行・楽天銀行・住信SBIネット銀行・ じぶん銀行のキャッシュカード |
使用不可 | 使用不可 | 使用不可 | |
| シティバンク銀行・イオン銀行・ 三菱東京UFJ銀行のキャッシュカード |
使用可 | 使用可 | 使用不可 | |
| 北陸銀行のキャッシュカードでの 入金 |
使用可 | 使用不可 | 使用不可 | |
| ゆうちょ銀行のキャッシュカードでの 入金 |
使用可 | 使用可 | 平日のみ 使用可 |
|
| 時間帯 | MICS手数料 | |||
| 平日8:00 - 8:45 | 0円 | 0円 | 105円 | |
| 平日8:45 - 18:00 | 0円 | 0円 | 0円 | |
| 土曜日9:00 - 14:00 | 0円 | 105円 | 0円 | |
| 上記時間帯以外 | 105円 | 105円 | 105円 | |
ATMの稼働時間の詳細や提携内容についてはゼロバンク公式サイトを参照のこと。
[編集] サービススキーム
ゼロバンクのサービススキームは、サークルKサンクスと沖電気工業のパートナーシップにより構築されている。
具体的には、サークルKサンクスと幹事銀行との間で業務提携を結ぶと、幹事銀行はATM管理をゼロネットワークスに委託、ゼロネットワークスはそれを沖電気工業の子会社である日本ビジネスオペレーションズに再委託する形となっている[3]。このこともあり、ゼロバンクの自動取引装置は、沖電気のCP21V(カスタマイズ仕様)が採用された。同機はみずほMMK・イーネット・LANSやビューアルッテなどにおいて採用実績があり、ゼロバンク向け筐体の外板色は黒色である。
東京スター銀行管理機は既に同行が西友やCGC等に設置している店舗外ATMと同じ富士通フロンテック製の小型ATMが採用されている。現時点ではICカードには対応していない。なお、同行は富士通のソリューション(完全外部委託方式)によりATM運営を同社へ完全アウトソーシングしている。
[編集] 既存のコンビニATMとの違い
- イーネット・ローソンATM・セブン銀行など主だったコンビニATMは主要な都市銀行や設置先各地の地元の地方銀行・第二地方銀行など複数の金融機関と提携して共同出張所の形式で展開しているのに対し、ゼロバンクは展開地域において単一の金融機関との提携である(そのため当該金融機関以外での利用は出金などに限られる)。しかしながら前述のように(東京スター銀行がゼロバンク提携以前から展開している様に)MICS提携での他行利用を無料ないし時間外手数料のみで出来るようにしたことは、利用者のみならず提携銀行側にとっても画期的であろう(利用者の負担が無くても、銀行間の手数料収入があるため)。
- 他のコンビニATMによる利便性などにより「都市銀行などに顧客を奪われる」などといった懸念からコンビニATM導入に消極的ないし否定的な一部の地方銀行の中にも、ゼロバンクの形式でなら次のような利点から導入の検討が行われると考えられる。
- 手数料収入が確保される(現状、幹事行が無料で取り扱った取引についても、口座金融機関から105円の手数料が支払われるシステムとなっている)。
- 他行利用の基本手数料を無料とする一方、他行取引を出金などのみに制限することで、自行の優位性を保てる。
[編集] 関連項目
- BankTime - ゼロネットワークスが手がける別ブランドのコンビニATM。要手数料が基本。
[編集] 脚注
- ^ a b 株式会社サークルKサンクス (2012年2月2日), “東京スター銀行を幹事銀行とする関東地区「ゼロバンク」ATMサービスの終了と「バンクタイム」ATMへの変更について” (PDF), プレスリリース 2012年2月18日閲覧。
- ^ 株式会社サークルKサンクス (2005年1月12日), “サークルKサンクスと大垣共立銀行 銀行預金引き出し手数料無料のATM設置で基本合意”, プレスリリース 2012年2月18日閲覧。
- ^ a b 株式会社サークルKサンクス (2005年9月5日), “三重銀行とサークルKサンクス 「ゼロバンク」ATMサービスの展開で基本合意”, プレスリリース 2012年2月18日閲覧。
- ^ 株式会社サークルKサンクス (2006年2月28日), “東京スター銀行とサークルKサンクス 「ゼロバンク」ATMサービスの展開で基本合意”, プレスリリース 2012年2月18日閲覧。
- ^ 株式会社三重銀行・株式会社サークルKサンクス (2006年5月26日), “銀行引き出し手数料無料のATM「ゼロバンク」ATMサービス開始のお知らせ~三重県内の2店舗にて5月26日(金)よりサービス開始” (PDF), プレスリリース 2012年2月18日閲覧。
- ^ 株式会社東京スター銀行・株式会社サークルKサンクス (2006年7月19日), “関東圏で「ゼロバンク」ATMサービス開始のお知らせ” (PDF), プレスリリース 2012年2月18日閲覧。
[編集] 外部リンク
- ゼロバンク 公式サイト (日本語)
|
||||||||