アットバンク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索

アットバンク@BΛNK)は、三井住友銀行西日本シティ銀行コンビニエンスストアエーエム・ピーエム・ジャパン(2010年3月にファミリーマートへ吸収合併)が提携し、am/pmからファミリーマートへブランド転換した店舗内に設置しているコンビニATMである。

2007年10月より、一部東京都内及び横浜市内のドコモショップ3店舗にも設置されている[1][2]。また、三井住友銀行傘下にあるSMBC日興証券営業店舗においても、順次設置されている。

目次

[編集] 概要

[編集] 取扱サービス

一銀行が設置・管理するコンビニATMとして、その設置銀行(三井住友・西日本シティ)の店舗外ATMに準拠する各種銀行取引が行える。カードのみ取扱。

機器の仕様により、1取引につき10万円までの出金(SMBC日興証券設置分も同様)となり、都度手数料が発生する場合がある。ちなみに、入金は紙幣200枚まで一度の取引で対応可能。以上は三井住友銀行管理機の場合で、西日本シティ銀行管理機はサービス内容が異なる。
  • 三井住友銀行設置機では日曜21時から月曜7時まで定時システムメンテナンスのため休止している。同行の24時間稼働ATMやキャッシュカード取引・SMBCダイレクト取引も休止される。
  • 預貯金「お引出し」-利用可能金融機関はMICSゆうちょ銀行・三井住友銀行管理機はBANCSジャパンネット銀行ソニー銀行イオン銀行などの提携銀行。最長24時間取り扱う。
  • 預金(お預入れ)-自行とゆうちょ銀行、三井住友銀行管理機では上記提携銀行で取扱。
  • 振込-カード利用可能金融機関は上記の「お引出し」に準拠。ゆうちょ銀行のキャッシュカード利用および同行宛振込は不可。現金での振込(10万円まで)に対応し、釣り銭が出る(三井住友銀行管理機の場合)。ただし、SMBC日興証券およびプロミス設置分については、カード振込のみに対応し、現金振込はできない。
  • クレジットカードクレジットカードローンカードサラ金カードの取引)-提携会社により、キャッシング(引出)および借入金返済・ショッピングリボルビング払いの残債額入金の取引が可能。VJAグループのクレジットカードでは、「次回請求額照会」も可能。返済取引においては、振込と同様、釣り銭が出る。以上は三井住友銀行管理機の場合で、西日本シティ銀行管理機はサービス内容が異なる。
    • iDでキャッシングを行う事も可能だが、現状、NTTドコモのDCMX(iD)および三井住友カードの三井住友カードiDのみ対応している。三井住友銀行管理機のみ取り扱う。
  • 生命保険カード-提携生命保険会社のカードで契約者貸付・据置金の請求(引出)ができる。三井住友銀行管理機のみ取り扱う。
  • 証券総合口座カード-証券ATMネットワーク加盟会社の証券カードで、総合口座(預かり金MRF等)資金の引出・キャッシング(短期立替)ができる。なお野村證券の野村カードのみ入金(MMFMRF等)は手数料不要で入金可能。三井住友銀行管理機のみ取り扱う。
  • さくら銀行時代は同行の総合口座キャッシュカードを用いて「新型通知預金Can」の口座開設・振替による入金も取り扱っていた。

[編集] 経緯

都銀中位行であったさくら銀行は、合併の経緯から首都圏と関西に幾多の支店を擁していたが、平成不況に伴う不良債権処理問題の表面化や収益性の観点から、1998年より「チャネル改革」と称して他行に先駆けて支店の統廃合を推進させてきた。リテール部門ではリモートバンキング(現在のSMBCダイレクトに該当)のサービス拡充と「コンビニバンキング事業」の展開を実施する事となり、オフィス街などの東京都心部に多く出店しているエーエム・ピーエム・ジャパンと提携を行い、1999年3月から山の手エリアのam/pm店舗内にコンビニインブランチとして、同行のATMを出張所扱いとして設置した。稼働時間は7時から23時の間で、利用件数が好調であったことから、同年7月に「@BΛNK」の名称を策定すると共に、2000年までに首都圏・関西のam/pm店舗にATMを導入することを発表した。

2000年1月からは同時期にサービスインしたイーネットと同じ、新開発のコンビニATM機器(オムロンのIX-VQをカスタマイズして日本IBMにOEM供給した機種)を採用し、設置店舗を順次拡大した。操作画面(GUI)はさくら銀行の店舗ATM(東芝が開発担当)と同様、黒画面に青色の選択ボタンという構成で、これは後継機となった現在も継続されている。

なお、「@BΛNK」の名称は当初コンビニATMの名称だけではなく、「新型総合口座・ATM・リモートバンキング」といったリテールサービスを一括りで表す用語としたが、コンビニATMを示す用語に定着して現在に至っている。競合するイーネットは1999年11月に、アイワイバンク銀行LANsは2001年から事業を開始したため、@BΛNKの取り組みは先駆的であった。

[編集] 三井住友銀行発足に伴う対応

さくら銀行と住友銀行の当初2002年合併を1999年10月に発表した事に伴い、@BΛNKでも2000年1月から住友銀行のキャッシュカードでは他行利用手数料が無料(相互利用化)となった。さくら銀行としてのATM稼働が終了する2001年3月30日まで、同行キャラクターとなっていたドラえもんが「@BΛNK」ロゴ下を動き回るスクリーンセーバがあったが、三井住友銀行発足後はドラえもんは除かれた(キャラクター契約自体は暫く存続していた)。

2005年以降、ICキャッシュカードおよび指静脈生体認証対応のため、日立オムロンターミナルソリューションズ製のCZ500という機種へ順次切り替えられた(GUIはさくら銀行時代の先代を踏襲)。「三井住友銀行へようこそ」のタイトルと共に、海辺の街のイラストが描かれた初期画面が表示されている。

[編集] 看板

am/pmでは店看板付近に「@BΛNK」、@LoanBox設置店は「@Loan」の設置を示す小看板を併せて掲示することとなり、さくら銀行時代はコーポレートカラーのワインレッド色を地に白抜き文字で「行章)さくら銀行/@BΛNK」というデザインであったが、三井住友銀行発足後は、上段に同行のコーポレートカラーである若草色を地に「行章)SMBC Sumitomo Mitsui Banking Corporation」、下段に白地で濃緑色で「三井住友銀行」(ロゴタイプ)という2段構成のデザインに改められた。

また、am/pmの路上サインボードには「@BΛNK 三井住友銀行 ジャパンネット銀行のキャッシュカードがご利用いただけます。」と表記されている。

[編集] am/pmと旧さくら銀行の関係

エーエム・ピーエム・ジャパンを設立し、2004年まで親会社であったジャパンエナジー(現・JX日鉱日石エネルギー)は歴史的経緯から春光会に属しており、みずほグループ興銀グループ)の一社である(JX日鉱日石エネルギーの直接の前身である新日石芙蓉系に近いが、日石時代に三菱石油を吸収しているため三菱の系譜もある)が、1999年にam/pmがさくら銀行と提携した事に伴い、am/pmジャパンは同行との関わりを通じて、2000年度にさくらローンパートナージャパンネット銀行へ出資している。

また、@LoanBoxの設置(2005年に資本構成の変化により撤退)や、2001年1月からソニーグループ三井系)がさくら銀行と共同で実施していたEdy!の実用化テストに参画し、コンビニチェーンでは先陣を切って2001年11月に電子マネー(Edy)の導入を実現させた。

2001年4月に銀行合併で三井住友銀行となってからも、西日本シティ銀行(旧福岡シティ銀行)との提携により九州へ設置が拡大され、2005年以降、全てのATM機器が更新された点を除けば、@BΛNKのサービスは2000年から操作画面(旧さくら銀行の店舗ATMを踏襲)を含めて殆ど変わっていない。なお、三井住友銀行は後にエーエム・ピーエム・ジャパンへ出資している。

[編集] 設置拠点

2008年10月24日現在、12都道府県:合計923店舗(ドコモショップ3店舗を含む)にてアットバンクを設置している。地域により、三井住友銀行西日本シティ銀行のいずれかが管理している。

2010年10月18日以降、三井住友銀行を所属行とする銀行代理業の認可を日興コーディアル証券(現SMBC日興証券)が取得(2010年10月15日付)したことから、主にSMBC空白域を中心に順次代理店業務を行うことになったため、同日には東北6県と四国4県の各県庁所在地の支店にアットバンクとSMBCの通帳記帳機兼繰越機を設置している。これに伴い、仙台支店のようにすでにセブン銀行のATMが設置されていた拠点は、当面アットバンクとセブン銀行のATMおよび記帳・繰越専用のAJ31を並存させることになっている。他地域でも順次このような形式を取っていく方針。2010年10月20日以降、プロミスが展開する新型個人向けサロン(お客様サービスプラザ)にも順次併設されることになり、同日には仙台市青葉区[3]名古屋市中村区[4]の拠点に設置され、稼動開始している。[5][6]

[編集] 管理銀行に関する事項

地域により、三井住友銀行西日本シティ銀行のいずれかが管理している。

都道府県 管理金融機関 設置台数 備考
青森県 三井住友銀行 1 SMBC日興証券青森支店に設置
秋田県 1 SMBC日興証券秋田支店に設置
岩手県 1 SMBC日興証券盛岡支店に設置
山形県 1 SMBC日興証券山形支店に設置
福島県 1 SMBC日興証券福島支店に設置
宮城県 2 SMBC日興証券仙台支店とプロミス仙台お客様サービスプラザに各1台設置
群馬県 14
埼玉県 62
千葉県 41
東京都 507 うち4台はドコモショップ新橋店・赤羽店およびSMBC日興証券本店営業部・池袋支店に各1台設置
神奈川県 95 うち2台はドコモショップ横浜そごう店およびSMBC日興証券横浜駅前支店に各1台設置
愛知県 2 SMBC日興証券名古屋支店とプロミス名古屋お客様サービスプラザに各1台設置
京都府 15
大阪府 68 うち1台はSMBC日興証券大阪支店に設置
兵庫県 17 うち1台はSMBC日興証券神戸支店に設置
奈良県 4
香川県 1 SMBC日興証券高松支店に設置
徳島県 1 SMBC日興証券徳島支店に設置
愛媛県 1 SMBC日興証券松山支店に設置
高知県 1 SMBC日興証券高知支店に設置
福岡県 西日本シティ銀行 67
合計 923 うち21台はドコモショップ・SMBC日興証券・プロミスに設置

[編集] 管理銀行による取扱条件の違い(全管理銀行の比較)

差異のある取扱条件 管理銀行
三井住友 西日本シティ
じぶん銀行新銀行東京のキャッシュカード 使用不可 使用不可
新生銀行あおぞら銀行商工中金
ジャパンネット銀行セブン銀行ソニー銀行
韓国外換銀行在日支店
のキャッシュカード
使用可 使用不可
イオン銀行シティバンク銀行
キャッシュカード
使用可 使用可
ゆうちょ銀行のキャッシュカードでの
入金
使用可 使用可
時間帯 MICS手数料
平日8:45~18:00 105円 105円
上記時間帯以外 210円 210円


[編集] 関連項目

  • CFJ (企業) - シティファイナンシャル・ジャパン

[編集] 外部リンク

[編集] 脚注

[ヘルプ]
  1. ^ 報道発表資料:三井住友銀行が「ドコモショップ」へ無人出張所(@BΛNKとバンクTV)を出店
  2. ^ 三井住友銀行、「ドコモショップ」へ無人出張所(@BΛNKとバンクTV)を出店
  3. ^ アットバンクの拠点名としては、「仙台駅前出張所」となっている。また、機器左上には、「エーティーエム統括支店プロミス仙台お客様サービスプラザ仙台駅前店出張所」の表示になっている。
  4. ^ アットバンクの拠点名としては、「名古屋国際センター駅前出張所」となっている。
  5. ^ 三井住友銀行とプロミスの提携事業(カスケード事業)の運営に関するお知らせ(三井住友銀行ニュースリリース:2010年10月19日)
  6. ^ 日興コーディアル証券と三井住友銀行との銀行代理業の開始について(三井住友銀行ニュースリリース:2010年10月18日)


個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス