ジョン・ブレッビア

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ジョン・ブレッビア
John Brebbia
シカゴ・ホワイトソックス
セントルイス・カージナルス時代
(2017年5月30日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 マサチューセッツ州ノーフォーク郡シャロン英語版
生年月日 (1990-05-30) 1990年5月30日(33歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
185 lb =約83.9 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 投手
プロ入り 2011年 MLBドラフト30巡目
初出場 2017年5月28日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ジョン・フルボーム・ブレッビアJohn Fulboam Brebbia, 1990年5月30日 - )は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ノーフォーク郡シャロン英語版出身のプロ野球選手投手)。右投左打。MLBシカゴ・ホワイトソックス所属。

メディアによっては「ブレビア」と表記されることもある。

経歴[編集]

プロ入りとヤンキース傘下時代[編集]

2011年MLBドラフト30巡目(全体929位)でニューヨーク・ヤンキースから指名され、プロ入り。契約後、傘下のA-級スタテンアイランド・ヤンキースでプロデビュー。5試合に登板して0勝1敗、防御率0.00、8奪三振を記録した。

2012年はA級チャールストン・リバードッグスでプレーし、29試合に登板して3勝1敗2セーブ、防御率2.96、53奪三振を記録した。

2013年はA級チャールストンとA+級タンパ・ヤンキースでプレーし、2球団合計で34試合に登板して0勝5敗1セーブ、防御率4.06、49奪三振を記録した。オフの12月13日に自由契約となった[1]

独立リーグ時代[編集]

2014年から2年間は独立リーグであるアメリカン・アソシエーションでプレーした。この年はスーフォールズ・カナリーズに所属し、34試合(先発5試合)に登板して3勝2敗1セーブ、防御率3.31、76奪三振を記録した。

ラレド・リーマーズへ移籍した2015年は51試合に登板して7勝2敗9セーブ、防御率0.98、79奪三振を記録した。

カージナルス時代[編集]

2015年9月21日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んだ[1]。オフの12月10日にルール・ファイブ・ドラフト(マイナーリーグ・フェイズ)でセントルイス・カージナルスから指名され、移籍した[2]

2016年は傘下のAA級スプリングフィールド・カージナルスとAAA級メンフィス・レッドバーズでプレーし、2球団合計で43試合に登板して5勝5敗2セーブ、防御率5.03、68奪三振を記録した。

2017年は開幕からAAA級メンフィスでプレーしていた。5月27日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[3]。翌28日のコロラド・ロッキーズ戦でメジャーデビュー[4]。そのまま右のリリーフとして定着し、最終的に50試合に登板して防御率2.44、51奪三振を記録した。

2018年は45試合に登板して3勝3敗2セーブ、防御率3.20、60奪三振を記録した。オフの10月29日に2018日米野球のMLB選抜に選出された[5]

2019年は66試合に登板して3勝4敗、防御率3.59、87奪三振を記録した。

2020年は6月にトミー・ジョン手術を受けたため、シーズンを全休した[6]。オフの12月2日にノンテンダーFAとなった[7]

ジャイアンツ時代[編集]

2020年12月21日にサンフランシスコ・ジャイアンツと80万ドルの単年契約を結んだ[8]

2021年6月20日に60日間の負傷者リストからアクティブ・ロースターに登録され、同日のフィラデルフィア・フィリーズ戦で2年ぶりのメジャー復帰登板を果たした[9]

2022年はリーグトップの76試合(うち先発11試合)に登板し、6勝2敗18ホールド、防御率3.18という成績を残した[10]

2023年は6月17日から9月5日まで広背筋の挫傷で負傷者リスト入りしたが、それでも40試合に登板して3勝5敗7ホールド、防御率3.99という成績を残した。オフの11月3日にFAとなった[11]

ホワイトソックス時代[編集]

2024年1月20日にシカゴ・ホワイトソックスと1年契約を結んだ[12]

投球スタイル[編集]

投球の約半分をフォーシームを占めている。次いでスライダーを投げるが、基本的にはこの2つで組み立てている[13]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2017 STL 50 0 0 0 0 0 0 0 5 ---- 209 51.2 37 8 11 3 5 51 2 0 15 14 2.44 0.93
2018 45 0 0 0 0 3 3 2 5 .500 209 50.2 43 5 16 2 0 60 1 0 18 18 3.20 1.16
2019 66 0 0 0 0 3 4 0 13 .429 304 72.2 59 6 27 2 3 87 0 0 31 29 3.59 1.18
2021 SF 18 0 0 0 0 0 1 0 1 .000 87 18.1 25 4 4 2 2 22 0 0 13 12 5.89 1.58
2022 76 11 0 0 0 6 2 0 18 .750 288 68.0 71 5 18 2 1 54 0 0 27 24 3.18 1.31
2023 40 10 0 0 0 3 5 0 7 .375 161 38.1 31 6 14 2 0 47 0 0 21 17 3.99 1.17
MLB:6年 295 21 0 0 0 15 15 2 49 .500 1258 299.2 266 34 90 13 11 321 3 0 125 114 3.42 1.19
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



投手(P)












2017 STL 50 1 5 0 0 1.000
2018 45 2 3 0 0 1.000
2019 66 1 6 0 0 1.000
2021 SF 18 1 0 0 0 1.000
2022 76 4 10 0 0 1.000
2023 40 2 4 1 0 .857
MLB 295 11 28 1 0 .975
  • 2023年度シーズン終了時

背番号[編集]

  • 60(2017年 - 2019年)
  • 59(2021年 - 2023年)

脚注[編集]

  1. ^ a b MLB公式プロフィール参照。2018年6月7日閲覧。
  2. ^ Cardinals DFA Socolovich, call up Brebbia in bullpen shakeup” (英語). FOX Sports (2017年5月27日). 2018年6月7日閲覧。
  3. ^ Owen Perkins (2017年5月27日). “Brebbia thrilled after long-awaited callup” (英語). MLB.com. 2018年6月7日閲覧。
  4. ^ St. Louis Cardinals at Colorado Rockies Box Score, May 28, 2017” (英語). Baseball-Reference.com. 2018年6月7日閲覧。
  5. ^ 2018日米野球 MLBオールスターチーム コーチ・出場予定選手発表 侍ジャパン公式サイト (2018年10月29日) 2020年6月28日閲覧
  6. ^ John Brebbia Undergoes Tommy John Surgery” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年12月21日閲覧。
  7. ^ Complete List Of Non-Tendered Players” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年12月21日閲覧。
  8. ^ Giants Sign John Brebbia” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年12月21日閲覧。
  9. ^ Maria Guardado (2021年6月20日). “Brebbia joins Giants after Tommy John” (英語). MLB.com. 2021年6月22日閲覧。
  10. ^ Sean Keane (2023年2月23日). “SF Giants reliever John Brebbia knows how to stay off the grid”. si.com. 2024年1月20日閲覧。
  11. ^ 130 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). Home (2023年11月3日). 2023年11月10日閲覧。
  12. ^ Mark Polishuk (2024年1月20日). “White Sox Sign John Brebbia”. MLB Trade Rumors. 2024年1月20日閲覧。
  13. ^ John Brebbia Baseball Statistics 2009-2018”. Baseball Cube. 2018年6月5日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]