グリーンゴッデス

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グリーンゴッデス
野菜にディップとして添えられたグリーンゴッデス
種類 サラダドレッシングまたはディップ
主な材料 マヨネーズサワークリームチャービルチャイブアンチョビタラゴンレモン汁コショウ
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グリーンゴッデス(Green goddess dressing)は、サラダドレッシングである。マヨネーズサワークリームチャービルチャイブアンチョビタラゴンレモン汁コショウ等から作る。

歴史[編集]

名前は、その色合いから付けられた。その起源に関して最も受け入れられている説は、1923年にサンフランシスコパレスホテルで、料理長のPhilip Roemerがジョージ・アーリスとそのヒット作『緑の女神』に捧げたいと考えて開発し[1][2]、映画と同様に人気となったというものである。アンチョビ、タマネギパセリ、タラゴン、マヨネーズ、タラゴンビネガー、チャイブから作るこのドレッシングは[3]ルイ13世のシェフが作ったグリーンソースを応用したものである。このソースは、伝統的にウナギ料理("green eel")に使われる[4]

1948年、ニューヨーク・タイムズ・マガジンで、ウスターソースを含むこのドレッシングのレシピが公開された[5] Later recipes have included variations such as the addition of avocado or basil.[6]。後のレシピでは、バジルアボカドを加えたものもある[6]

1970年代初め、サラダ用ドレッシングメーカーのSeven Seasがこのドレッシングを瓶入りで販売した。会社はクラフトフーズに買収されたが、未だ限られた量しか生産されていない[6]

出典[編集]

  1. ^ Who Cooked That Up?
  2. ^ Michael Bauer (2010年8月17日). “Green Goddess dressing: Everything old is new again”. San Francisco Chronicle. http://insidescoopsf.sfgate.com/michaelbauer/2010/08/17/green-goddess-dressing-everything-old-is-new-again/ 
  3. ^ Brown, Helen (1952). Helen Brown's West Coast Cook Book. Boston: Little, Brown, and Co 
  4. ^ Larousse Gastronomique Page 1272
  5. ^ Hesser, Amanda (2008年11月7日). “1948: Green Goddess Salad (recipe)”. New York Times Magazine. The New York Times. 2016年7月2日閲覧。
  6. ^ a b c Hesser, Amanda (2008年11月7日). “1948: Green Goddess Salad (article)”. New York Times Magazine. The New York Times. 2016年7月2日閲覧。