カリズマティック

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カリズマティック
英字表記 Charismatic
品種 サラブレッド
性別
毛色 栗毛
生誕 1996年3月13日(18歳)
死没 (現役種牡馬)
Summer Squall
Bali Babe
母の父 Drone
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ケンタッキー州
生産 Parrish Hill Farm
馬主 Bob and Beverly Lewis
調教師 D. Wayne Lukasアメリカ
競走成績
生涯成績 17戦5勝
獲得賞金 2,038,064ドル
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カリズマティック (Charismatic) は、アメリカ合衆国競走馬1999年ケンタッキーダービープリークネスステークスを制した二冠馬で、同年度のエクリプス賞年度代表馬、最優秀3歳牡馬を受賞した。引退後に種牡馬として日本へ輸出された。

戦績[編集]

1998年6月ハリウッドパーク競馬場の未勝利戦でデビューし、6頭立ての6着。同年11月に6戦目でようやく初勝利を挙げるなど当初は凡庸な競走馬だった。

3歳となった1999年2月にクレーミング競走(出走馬が売買の対象となる競走)に出走。1位入線馬の降着により、繰り上がりで2勝目をあげた。この後は一般戦、G3のエルカミノリアルダービーで続けて2着と好走するが、G1初挑戦となったサンタアニタダービーでは4着にとどまるも、続くG2のレキシントンステークスをレースレコードタイムで快勝し、ケンタッキーダービーに向かうこととなった。

この年のケンタッキーダービーは、ボブ・バファート調教師として史上初めてとなる3連覇を達成するかに注目が集まり、人気上位には彼の管理馬が名を連ねた。カリズマティックは、クレーミング競走に出走するという一流馬とは程遠い経歴が嫌われてか、単勝オッズ32.3倍の12番人気と伏兵扱いだった。レースでは、道中は中団に位置し、4コーナーで3番手にまで捲り直線で抜け出すと、メニフィーの追撃をクビ差抑えて優勝。クレーミング競走出走経験馬のケンタッキダービー優勝は、1970年ダストコマンダー以来のことだった。

三冠第2戦となる次走のプリークネスステークスでは、前走の勝利がフロック視されたのか単勝5番人気にとどまったが、レースでは、後方待機策をとり3コーナー過ぎから捲って行き、最後の直線で抜け出すと、追い込むメニフィーを1馬身半差退けて優勝した。

続くベルモントステークスでは、アファームド以来21年ぶりとなる三冠馬の誕生に期待がかけられ、単勝1番人気に支持された。当日は、ベルモントパーク競馬場のレコードとなる85,818人が入場するなど注目度も高かった。レースでは、好スタートから2番手につけ、最後の直線で一旦は先頭に立ったもののそこで力尽き、レモンドロップキッドの3着に終わった。カリズマティックはレース中に左前脚の管骨種子骨骨折しており、異変を察知した騎手クリス・アントレーはゴール入線後即座に下馬し、故障した愛馬の脚を支え続けた。その光景はABCテレビにより全米ネットで中継されて多くの人々の感動を呼び、「NTRAモーメントオブザイヤー」にも選ばれた。アントレーのとっさの行動もあって大事には至らず、レース翌日にはボルト4本を脚に埋め込む手術が行われ、そのまま引退し、種牡馬入りすることが決まった。

競走成績[編集]

出走日 競馬場 競走名 距離 着順 騎手 着差 1着(2着)馬
1998.06.20 ハリウッド 未勝利 D5f 6着 D.フローレス 3 1/4馬身 O'rey Fantasma
1998.07.25 デルマー 未勝利 D6f 3着 C.ナカタニ 1 1/2馬身 Prized Demon
1998.08.23 デルマー 未勝利 D5.5f 4着 C.マッキャロン 5馬身 Out In Front
1998.10.01 サンタアニタ 未勝利 D8f 3着 L.ピンカイJr. 10馬身 Crowning Storm
1998.10.17 サンタアニタ 未勝利 D8f 9着 C.マッキャロン 26馬身 Lexington Beach
1998.11.21 ハリウッド 未勝利 D6.5f 1着 L.ピンカイJr. 5馬身 (Wandering)
1998.12.27 サンタアニタ 一般競走 D6.5f 3着 L.ピンカイJr. 4 1/2馬身 Bright Valour
1999.01.16 サンタアニタ 一般競走 D8.5f 5着 L.ピンカイJr. 4馬身 Mr.Broad Blade
1999.01.31 サンタアニタ サンタカタリナS G2 D6.5f 5着 L.ピンカイJr. 3 1/2馬身 General Challenge
1999.02.11 サンタアニタ クレーミング競走 D8.5f 1着 C.マッキャロン 繰上 (Valley Don)
1999.01.16 サンタアニタ 一般競走 D7f 2着 L.ピンカイJr. 5馬身 Apremont
1999.03.06 ベイメドウズ エルカミノレアルダービー G3 D8.5f 2着 J.ウォーレンJr. アタマ Cliquot
1999.04.03 サンタアニタ サンタアニタダービー G1 D9f 4着 L.ピンカイJr. 8 1/4馬身 General Challenge
1999.04.18 キーンランド レキシントンS G2 D8.5f 1着 J.ベイリー 2 1/2馬身 (Yankee Victor)
1999.05.01 チャーチルダウンズ ケンタッキーダービー G1 D10f 1着 C.アントレー クビ (Menifee)
1999.05.15 ピムリコ プリークネスS G1 D9.5f 1着 C.アントレー 1 1/2馬身 (Menifee)
1999.06.05 ベルモント ベルモントS G1 D12f 3着 C.アントレー 1 1/2馬身 Lemon Drop Kid

引退後[編集]

引退後は、ケンタッキー州レーンズエンドファームで種牡馬として供用された。

2002年10月JRAに購買され、翌年から日本軽種馬協会静内種馬場で供用が開始された。2008年まで同協会胆振種馬場に繋養されていたが、2008年の種付けシーズン終了後に同協会七戸種馬場に移動した。2011年種付けシーズンから静内種馬場に戻ることになった。

主な産駒[編集]

血統表[編集]

カリズマティック (Charismatic)血統ストームバード系 / Sir Gaylord5×3=15.63% Bold Ruler4×4=12.50% Somethingroyal4×4=12.50% Tom Fool5×4=9.38% Mahmoud5×5=6.25%)

Summer Squall
1987 鹿毛
Storm Bird
1978 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
South Ocean New Providence
Shining Sun
Weekend Surprise
1980 鹿毛
Secretariat Bold Ruler
Somethingroyal
Lassie Dear Buckpasser
Gay Missile

Bali Babe
1980 栗毛
Drone
1966 芦毛
Sir Gaylord Turn-to
Somethingroyal
Cap and Bells Tom Fool
Ghazni
Polynesian Charm
1972 鹿毛
What a Pleasure Bold Ruler
Grey Flight
Grass Shack Polynesian
Good Example F-No.10-a

外部リンク[編集]