ウッドランズ・トレイン・チェックポイント

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ウッドランズ・トレイン・チェックポイント
ウッドランズ・トレイン・チェックポイント
ウッドランズ・トレイン・チェックポイント
Woodlands Train Checkpoint
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所在地 シンガポールの旗 シンガポールウッドランズ
所属事業者 マレーシア鉄道公社
駅コード 37600
所属路線 ウエスト・コースト線
キロ程 760.0km(バターワース起点)
駅構造 地上駅
ホーム 単式ホーム1面1線
開業年月日 1998年8月1日

ウッドランズ・トレイン・チェックポイント (Woodlands Train Checkpoint)は、シンガポールウッドランズにある、マレー鉄道のシンガポール側の終着駅である。はじめはマレーシアとの国境検問所専用として開設された。

概要[編集]

シンガポールとマレーシアとの国境検問所であるウッドランズ・チェックポイントの東側に隣接している。開設当初は、シンガポール側の出入国管理施設しか存在しなかった。

なお、かつてはこの駅で乗降することはできず、ジョホール・バル方面からのシンガポール行きで当駅に到着した場合のみ便宜的に下車(入国審査後に駅構外へ出ること)ができた。

貨物列車も当駅で停車し積み荷の検査を受ける。

MRTにおける最寄駅は南北線マルシリン駅だが徒歩圏内ではない。

駅構造[編集]

単式ホーム1面1線の地上駅である。駅舎は西側にあり、3階建てでホームに面した1階部分に出入国管理施設と信号扱所(シンガポール方のホームへの出口脇)がある。また、駅舎内から駅外への出口がある。

ホームには駅舎との口が2か所あり、ジョホール・バル方が入口でシンガポール方が出口である。同時に1列車しか取り扱わないため、駅構内入国出国ともに同じ通路を同じ方向に進んで審査を受ける。入口は乗客全員が駅舎内に収容されると閉じられる。出口は乗客全員の審査および列車内の検査が終了しないと開放されない。乗客が全員が駅舎内に収容されている間に、列車内の検査が実施される。

東側に行違線が1本あり、列車交換が可能である。

背景[編集]

1965年8月9日のシンガポール建国以来、マレー鉄道におけるシンガポール・マレーシア間の国境検問所はシンガポール駅ホーム上に1966年8月1日に設置された。1990年11月27日、シンガポール領内のマレー鉄道の敷地の扱いに関する協定(Malaysia-Singapore Points of Agreement of 1990)がマレーシア・シンガポール両国で締結された。この協定は、マレー鉄道のシンガポール駅をタンジョン・パガーからブキッ・ティマに移転し、タンジョン・パガーからブキッ・ティマまでの鉄道用地をマレーシア・シンガポール両国の共同企業体再開発をするという内容であった。1992年、マレー鉄道の配線変更を伴うウッドランズ・チェックポイントの移設計画に関連してマレー鉄道の国境検問所をシンガポール駅からウッドランズ・トレイン・チェックポイントに移設することをシンガポール側が発表した。1993年、マレーシア側はこの計画への同意を発表した。しかし1997年6月、マレーシア側は1990年締結の協定に関してマレー鉄道のシンガポール駅をブキッ・ティマに移転してから協定が発効と解釈する(シンガポール側は協定締結後即時発効したと解釈していた。)旨を発表し、マレーシア側の国境検問所をシンガポール駅に残存させる発表をした。これに対し1998年4月、シンガポールはシンガポール側国境検問所のシンガポール駅からウッドランズ・トレイン・チェックポイントへの移転は1998年8月1日から実施する旨を通告した。

2010年5月24日、両国首脳会談において、シンガポール駅、および同駅構内の国境検問所を2011年7月付けでウッドランズに移転することに合意。ウッドランズ・トレイン・チェックポイントにマレーシアの国境検問所を併設し、同駅構内で両国の出入国審査が受けられるようになった。[1]

変則的な出入国[編集]

上記背景により、1998年8月1日から、シンガポール駅が廃止された2011年6月30日まで、マレー鉄道でのシンガポール・マレーシア間の出入国は以下の順序で実施されていた。

  • シンガポール駅から乗車し、マレーシアへ行く場合
  • シンガポール駅 - 改札/マレーシア入国審査(入国証印押印されず)/乗車
  • ウッドランズ・チェック・ポイント - いったん列車から降車し、シンガポール出国審査(出国証印押印)/再乗車
  • ジョホール・バル駅以遠 - 下車
  • ジョホール・バル駅から乗車し、シンガポールへ行く場合
  • ジョホール・バル駅 - 改札/マレーシア出国審査(出国証印押印)/列車内乗客の出国審査が完了後、乗車。
  • ウッドランズ・チェック・ポイント - いったん列車から降車し、シンガポール入国審査(入国証印押印)/再乗車
  • シンガポール駅 - 下車
  • マレーシア(ジョホール・バル駅を除く)国内から乗車し、シンガポールへ行く場合
  • ジョホール・バル駅(列車内) - ジョホール・バル駅での下車客がホームから出場後、マレーシア出国審査(出国証印は押印されず手書きで出国日付が記入される。)
  • ウッドランズ・チェック・ポイント - いったん列車から降車し、シンガポール入国審査(入国証印押印)/再乗車
  • シンガポール駅 - 下車

歴史[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]