アーセナルLFC

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アーセナルLFC
原語表記 Arsenal Ladies Football Club
愛称 The Gunners
クラブカラー 赤と白
創設年 1987年
所属リーグ FA WSL
ホームタウン ロンドン
ホームスタジアム メドウ・パーク
収容人数 約4,500
代表者 イングランドの旗 ピーター・ヒル=ウッド
監督 イングランドの旗 シェリー・カー
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
サードカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

アーセナル・レディーズ・フットボール・クラブ (Arsenal Ladies Football Club)は、イングランドロンドンを本拠地とする女子サッカークラブである。アーセナルFCの系列クラブのひとつ。1987年に設立されて以来、数多くのタイトルを獲得してきた。2006ー07シーズンにはUEFA女子カップを制し、欧州王者となった経験も持つ。2011年からは新規発足したFA WSLに所属している。

歴史[編集]

1987年、アーセナルFCの用具監督であるヴィック・エイカーズ (Vic Akers) によって設立された。エイカーズは同クラブの初代監督に就任し、2009年、用具監督の職務に専念するため退任するまでの22年間同クラブの指揮を取った。1991-92年度、アーセナルはイングランド女子リーグカップ (FA Women's Premier League Cup) で優勝し、初めてのタイトルを獲得した。1992年にFA女子プレミアリーグが開幕した時、アーセナルは初年度から参入し、参入初年度を優勝という成績で終えた。2008-09年度終了までの間に、16のリーグタイトルのうち11を獲得し、そして3回準優勝した[1]

2009年度までに、アーセナルはFA女子カップ (FA Women's Cup) で10回、FA女子プレミアリーグカップで10回 優勝し[1]、うち5度 (1994-95, 2003-04, 2005-06, 2006-07, 2007-08) 、FA杯とリーグ杯の2冠を達成した。またUEFA女子カップにイングランド代表として6度出場し[2]、2002-23年度および2004-05年度はベスト4の成績を修めた。

2006-07年度には、国内タイトル3冠を達成した[3]のみならず、UEFA女子カップにおいてもスウェーデンウメオIKに合計1-0の成績で勝利して優勝。アーセナルはイングランドのクラブで初めての欧州チャンピオンとなった。当時のアーセナルはアマチュアチームであり、所属選手の殆どはフルタイムで仕事をしながらサッカーに打ち込んでいた、一方ウメオは選手全員がプロフェッショナル契約を結んでいたクラブであった[4]。この結果が認められて、アーセナルとエイカーズは2007年度SJA (英国スポーツジャーナリスト協会) スポーツ賞の委員会賞を受賞した[5]

2007-08年度はリーグ及び女子FAカップの2冠を達成した[6]が、UEFA女子カップでは準決勝でオリンピック・リヨンに敗れて敗退し、FA女子プレミアリーグカップでは決勝戦でエヴァートンLFCに敗れた。

2008-09年度、アーセナルの2003年10月16日 (チャールトン・アスレティックWFCに敗北した日) から続くリーグ戦無敗記録[7]が108試合で終了した。2009年3月29日、アーセナルはホームでエヴァートンLFCに0-3のスコアで敗北した[8]。 また2005年11月から2008年4月までの間に、51のリーグ戦を引き分けの結果で終えている[9]

2008-09年度はリーグ・リーグ杯・FA杯で3冠を達成。リーグでは、優勝のためには勝利する事が必須であるという条件下[10]において、最大のライヴァルであったエヴァートンLFCに1-0で勝利し、タイトルを勝ち取った。この試合はエイカーズの監督として最後の試合となった。

エイカーズ退任後、トニー・ジャーヴィス (Tony Gervaise) が第2代監督に就任したが、8ヵ月後の2010年2月11日、ジャーヴィスはアカデミー (下部組織) のディレクター職への就任に伴い辞任、後任にはU-19イングランド代表コーチだったローラ・ハーヴェイが就任した[11]

2011年よりアーセナルはプレミアリーグに代わる最上位リーグとして新規発足したFA WSLに参加。同年、リーグタイトル、FAカップ、コンチネンタルカップ(FA WSLカップ)の国内三冠を達成した。2012年にはリーグとWSLカップの二冠を獲得。2013年にはFAカップとWSLカップを獲得したが、リーグでは過去10年で初めて、クラブ史上でも過去1度しかない3位という成績に終わった[12]

選手[編集]

リーグ・FA杯・リーグ杯を囲んで (2009年)

設立当初はアマチュアチームであったが、2002年よりセミプロフェッショナルチームとなった。2005年度UEFA欧州女子選手権に出場したイングランド代表には、アーセナルより3人の選手が選出された。

カレン・カーニーアレックス・スコット、そしてケリー・スミスの3人は、2009年に開幕したアメリカ女子プロサッカーの所属クラブに移籍のため退団した。カーニーはシカゴ・レッド・スターズで、スミスとスコットはボストン・ブレイカーズでプレーしている。

アーセナルはまた、アイルランド共和国代表ウェールズ代表、そしてスコットランド代表の何人かが所属しており、2010年4月現在、上記3国の代表選手は合計10名在籍している。

男子側のトップチーム同様にリザーヴチームを保有しており、主にアカデミー在籍中の選手が所属している。リザーヴチームはFA女子プレミアリザーヴリーグで4度優勝し、FA女子プレミアリザーヴリーグカップでも5度優勝を経験している。

現在所属選手[編集]

2014年5月22日現在[13]
No. Pos. 選手名
1 アイルランド共和国の旗 GK エマ・バーン
4 日本の旗 DF 近賀ゆかり
5 イングランドの旗 DF ケイシー・ストーニー
6 オランダの旗 DF アヌーク・ホーゲンディルク
7 日本の旗 FW 大野忍
8 イングランドの旗 MF ジョーダン・ノッブス
9 イングランドの旗 FW ダニエル・カーター
10 イングランドの旗 FW ケリー・スミス
11 イングランドの旗 FW レイチェル・ヤンキー
15 イングランドの旗 GK ショバーン・チェンバレン
No. Pos. 選手名
18 スコットランドの旗 DF エマ・ミッチェル
19 アイルランド共和国の旗 DF ニアム・フェイ
20 スコットランドの旗 MF キャロライン・ウィアー
22 イングランドの旗 DF アレックス・スコット
24 イングランドの旗 FW フリーダ・アイージ
25 イングランドの旗 MF ジェイド・ベイリー
30 イングランドの旗 MF ビアンカ・ブラッグ

在籍歴のある選手[編集]

スタジアム[編集]

ハートフォードシャーボーハムウッド (Borehamwood) に所在するメドウ・パーク (Meadow Park) をイスミアンリーグ・プレミアディヴィジョンに属するボレアム・ウッドFCと共有しており、ここでホームゲームの殆どが行われる。観客席数は4,502席あるが、リーグ戦の殆どにおける観客動員数は1,000人を超えることはない。 ホームゲームのうち、UEFA女子チャンピオンズリーグの試合はセント・オールバンズ・シティFCのホームスタジアムであるクラレンス・パーク (Clarence Park) で行われる。ロンドン・カウンティFA女子カップやリザーヴチームの試合はポッターズ・バー・タウンFCのホームスタジアムであるパークフィールド (Parkfield) で行われる。 アーセナルFC側のホームスタジアムであるアーセナル・スタジアム (2005-06年度まで) やエミレーツ・スタジアムでの試合開催権も与えられている。

アーセナルFCとの関連[編集]

アーセナルFCからの全面的後援を得ている。同クラブ前副会長のデイヴィッド・デインは、2007年4月18日に退任するまで、レディース側の会長職にあった。デインの後任にはマネージング・ディレクターのキース・エデルマンが就任し、2008年5月1日まで会長を務めた。

選手の何人かはクラブに雇用されており、レディースやアカデミーの発展と統合に寄与している。エミレーツ航空ナイキはレディースチームにおいてもスポンサーをつとめている。

タイトル[編集]

国際[編集]

国内[編集]

  • FA WSL2回
    • (2011、2012)
  • FA WSLカップ3回
    • (2011、2012、2013)
  • FA女子カップ13回
    • (1992-93、1994-95、1997-98、1998-99、2000-01、2003-04、2005-06、2006-07、2007-08、2008-09、2011、2013、2014)
  • FA女子プレミアリーグ・ナショナルディヴィジョン11回
    • (1992-93、1994-95、1996-97、2000-01、2001-02、2003-04、2004-05、2005-06、2006-07、2007-08、2008-09)
  • FA女子プレミアリーグカップ10回
    • (1991-92、1992-93、1993-94、1997-98、1998-99、1999-2000、2000-01、2004-05、2006-07、2008-09)
  • FA女子コミュニティフィールド5回
    • (2000、2001、2005、2006、2008)
  • ロンドン・カウンティFA女子カップ8回
    • (1994-95、1995-96、1996-97、1999-2000、2003-04、2006-07、2007-08、2008-09)
  • AXAチャレンジカップ1回
    • (1998-99)
  • ナショナル・リーグ・サウス1回
    • (1998-99)
  • ハイフィールド・カップ1回
    • (1990-91)
  • リーボック・カップ2回
    • (1991-92、1995-96)

脚注[編集]

  1. ^ a b Arsenal Ladies Honours”. アーセナルFC公式サイト. 2010.4.23 12:31 (UTC)閲覧。
  2. ^ UEFA女子カップ時代は、前年度優勝クラブ以外は、各国リーグ、国内リーグを持たない場合はカップ戦の優勝クラブのみに出場資格が与えられていた。
  3. ^ リーグでは、全22試合あったリーグ戦で全勝し、通算119得点を挙げての優勝だった。FA Women's Premier League women.soccerway.com 2010.4.23 12:20 (UTC) 閲覧
  4. ^ Tony Leighton, Arsenal boss hails Uefa Cup win BBC Sport 2007.4.29付記事
  5. ^ Sports Journalists' Awards 2007”. sportsjournalists.co.uk. 2010.4.23 12:08 (UTC)閲覧。
  6. ^ リーグ戦は全22試合中20勝2分、女子FAカップ決勝戦では、対戦相手のリーズ・ユナイテッドLFCを4-1で破っての優勝。
  7. ^ Ladies complete unbeaten League century アーセナルFC公式サイト 2008.10.22付ニュースリリース
  8. ^ Arsenal Ladies' unbeaten run finally ended アーセナルFC公式サイト 2009.3.30付ニュースリリース
  9. ^ The invincibles”. ガーディアン. 2010.4.23 12:27 (UTC)閲覧。
  10. ^ Winner takes it all FA公式サイト 2009.5.9付ニュースリリース
  11. ^ Laura Harvey becomes Arsenal Ladies manager アーセナルFC公式サイト 2010.2.11付ニュースリリース
  12. ^ Arsenal miss Champions League next seasonfutaa.com、2013年9月18日(2014年5月23日閲覧)。
  13. ^ Arsenal.com

関連項目[編集]

外部リンク[編集]