お茶の水スクエア
お茶の水スクエア(おちゃのみずスクエア)は、東京都千代田区神田駿河台にかつて存在したコンサートホールやオフィスなどからなる複合施設である。現在は日本大学お茶の水キャンパスとして活用されている。
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[編集] 概要
旧主婦の友社ビル跡に、主婦の友社の完全子会社である株式会社お茶の水スクエアによって開発された。A館、B館、C館の3棟からなっていた。
このうち、A館は建築家磯崎新の設計によって1987年(昭和62年)9月に竣工したものである。地上13階、地下3階建てで、構造は鉄骨鉄筋コンクリート造。
館内には、1987年(昭和62年)12月8日に、日本初の室内楽専用ホールとして、カザルスホールが開設された。ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計による旧主婦の友社ビル(1925年(大正14年)竣工)のファサードを残して復元しつつ、高層部を付加したデザインは、近代建築の再生保存の先駆的な例であり、つくばセンタービル(1983年(昭和58年)6月竣工)などと並び日本におけるポストモダン建築の代表的作品のひとつとみなされている[要検証 ]。また、1989年に第30回BCS賞を受賞した。2003年(平成15年)6月には千代田区景観まちづくり重要物件に指定されている。
[編集] 不動産売却へ
しかしながら、バブル期に竣工した独特の構造である故、総工費に見合った充分な賃料収入が得られず、お茶の水スクエア社は赤字経営が続き、2000年頃から主婦の友社は資産整理の一環として各所に売却を打診するようになる。
そして2001年8月に学校法人日本大学が当施設の不動産全体を主婦の友社から約480億円という学校法人としては破格の金額で買収する旨を発表した。2002年12月に同法人へ譲渡される事に伴い、カザルスホールは同年11月を以て一時閉館となり、テナントオフィスも順次撤退した。
2002年12月に運営会社のお茶の水スクエアは株主総会で解散を決議。東京地裁へ特別清算(負債総額は約75億円)を申請した。
旧B館及びC館は2003年前半に鹿島の施工によって取り壊され、再開発が着工されるまでは、平面の時間貸駐車場として運用されている。
[編集] かつて入居していたテナント
[編集] 日本大学お茶の水キャンパス
お茶の水スクエアA館のカザルスホールは、2003年4月に「日本大学カザルスホール」に改名のうえ再開業した。2004年に旧オフィス区画に大学院法務研究科(ロースクール)が開設され、正式に日本大学お茶の水キャンパスへ改称された。
当初はホールとの兼ね合いから藝術学部の一部機能を移転させる方向で模索していたが、法科大学院設置構想が進捗した事に伴い、時勢により転用された。
周辺に同学の駿河台キャンパスの各校舎(医学・薬学・歯学・理工学)と付属病院が立地し、旧A館の正面には高層ビルである明治大学リバティタワー(駿河台校舎)が聳える文教地区という立地の性格上、駐車場として活用されている旧B・C館跡地を含め、大規模なキャンパス再開発が為されると長らく憶測が飛び交っていたが、2010年に正式に再開発計画の策定へ着手する運びとなった。
これにより、日本大学カザルスホールが2010年3月31日で使用停止となった。再開発の詳細は現状決まっておらず、法務研究科のキャンパスとして引き続き供用されている。
