Ĥ

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フォントによる表示の違いを示す。左からCode2000, Sylfaen, Pragmatica Esperanto 小文字のĥについたサーカムフレックスの位置に注意

Ĥĥ(ッホー)はエスペラントラテン文字アルファベット)の11番目(HIの間)に加えて使われる文字である。

大文字・小文字ともH(h)の上にサーカムフレックスをつけて表す。

喉の奥から強く息を出す「ハ」音。音価は無声軟口蓋摩擦音/x/

HTML文書やwiki等を書くときに用いられる実体参照は大文字がĤ、小文字がĥとなる。詳しくはHelp:特殊文字を参照のこと。

英文タイプライターなどで表示できないときはH-方式でHh(hh)、X-方式でHx(hx)と代用表記する。

エスペラントでは使用頻度のもっとも低い文字で[1]、主にギリシャ語などから借用した語に用いられる。エスペラントの基礎にあった ĥ を含む語の多くは、発音のより容易な k に早い時期に置き換えられた(例: arĥitekturo → arkitekturo (建築)、ĥaoso → kaoso (混沌)、ĥemio → kemio (化学)、meĥaniko → mekaniko (力学))。現在も ĥ が残っている語の多くは k に変えると別な意味の語になる(最小対をなす)語であることが多い(例: eĥo (反響) : eko (開始)、ĥolero (コレラ) : kolero (怒り)、ĥoro (合唱) : koro (心臓)、monaĥo (修道士) : Monako (モナコ)、Ĉeĥo (チェコ) : ĉeko (市松模様))。

符号位置[編集]

大文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 小文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 備考
Ĥ U+0124 1-10-59 Ĥ
Ĥ
ĥ U+0125 1-10-65 ĥ
ĥ

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Simpson, David G. (2007年). “La Oftecoj de la Esperantaj Literoj”. 2013年9月25日閲覧。