鴨方町
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かもがたちょう 鴨方町 | |||
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かもがた町家公園・伝承館 | |||
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廃止日 | 2006年3月21日 | ||
廃止理由 |
新設合併 鴨方町、金光町、寄島町 → 浅口市 | ||
現在の自治体 | 浅口市 | ||
廃止時点のデータ | |||
国 | 日本 | ||
地方 | 中国地方(山陽地方) | ||
都道府県 | 岡山県 | ||
郡 | 浅口郡 | ||
市町村コード | 33443-0 | ||
面積 | 36.44 km2 | ||
総人口 |
19,174人 (2005年7月末日) | ||
隣接自治体 | 笠岡市、倉敷市、浅口郡金光町、里庄町、寄島町、小田郡矢掛町 | ||
町の木 | クロマツ | ||
町の花 | モモ | ||
鴨方町役場 | |||
所在地 |
〒719-0295 岡山県浅口郡鴨方町大字六条院中3050 | ||
外部リンク | 鴨方町 (Internet Archive) | ||
座標 | 北緯34度31分40秒 東経133度35分06秒 / 北緯34.52783度 東経133.58492度座標: 北緯34度31分40秒 東経133度35分06秒 / 北緯34.52783度 東経133.58492度 | ||
ウィキプロジェクト |
鴨方町(かもがたちょう)は、かつて岡山県の南西部、浅口郡にあった町である。2006年3月21日に浅口郡内の金光町、寄島町との合併により浅口市となり、その中心地として市役所本庁が置かれている。
歴史
[編集]- 1672年(寛文12年) - 岡山藩主池田光政の二男政言(まさこと)が25,000石で鴨方藩を立藩。備中国浅口郡、小田郡、窪屋郡を領有し陣屋を鴨方に置いた。通称、岡山新田藩。
- 1871年(明治4年)7月 - 廃藩置県で鴨方県となる。
- 1872年(明治5年)11月 - 周辺地域と合併し深津県、小田県を経て1876年(明治9年)に岡山県へ編入。
- 1889年(明治22年)6月1日 - 町村制により、浅口郡鴨方村、六条院村が誕生。
- 1905年(明治38年)4月1日、鴨方村が浅口郡津田村、小坂村と合併し、改めて鴨方村が発足[1][2]。
- 1925年(大正14年)10月25日 - 鴨方村が町制、鴨方町となる。
- 1934年(昭和9年)7月1日 - 六条院村が町制、六条院町となる。
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 鴨方町と六条院町が合併。面積36.25 km2、人口17,193人、世帯数3,433世帯にて新・鴨方町が誕生した。
- 1957年(昭和32年) - 小田郡矢掛町浅海地区の一部を編入し、面積は36.38km2となる。
- 1960年(昭和35年)11月 - 国立天文台岡山天体物理観測所営業開始。
- 1961年(昭和36年)10月 - 高松宮が来臨
- 1962年(昭和37年)10月 - 昭和天皇・香淳皇后が行幸
- 1988年(昭和63年) - 建設省(現国土交通省)国土地理院の調査により、面積が0.06km2増加に修正され、36.44km2となった。
- 1990年(平成2年) - 地方博ブームの影響で鴨方めん博が開催される。
- 2006年(平成18年)3月21日 - 同郡内の金光町、寄島町と合併し市制を施行、浅口市発足。
行政
[編集]- 町長
- 田主智彦(としひこ : 4期) - 1991年(平成3年)に当時現職の大西恒夫を破り初当選。その後2度に渡り大西と町長を争う。前回2004年の町長選では初の無投票当選を果たす。
- 歴代村長
()内は旧鴨方村からの通算
- 初代 : 徳田尚二 1889年9月26日 - 1890年7月29日
- 二代 : 富田雄太郎 1890年7月30日 - 1898年7月29日(2期)
- 三代 : 高戸栄三郎 1898年10月29日 - 1898年11月2日
- 四代 : 富田雄太郎 1898年11月17日 - 1902年7月3日
- 五代 : 富田義夫 1902年10月27日 - 1905年3月31日
※1905年4月1日に鴨方村・小坂村・津田村が合併し鴨方村に
- 初代(六代) : 富田義夫 1905年9月16日 - 1912年9月23日(2期)
- 二代(七代) : 石井康三郎 1912年10月3日 - 1916年1月27日
- 三代(八代) : 横山富太郎 1916年6月7日 - 1917年9月23日
- 四代(九代) : 橋本武一 1917年12月7日 - 1925年10月25日(3期)
※1925年10月25日に町制施行で鴨方町に
- 歴代町長
()内は旧鴨方町からの通算
- 初代 : 橋本武一 1925年10月26日 - 1929年12月1日
- 二代 : 平井才一郎 1929年12月17日 - 1934年11月12日(2期)
- 三代 : 富田義夫 1934年11月26日 - 1940年7月25日(2期)
- 四代 : 井上良一郎 1940年7月28日 - 1941年11月22日
- 五代 : 山根敏夫 1942年4月4日 - 1945年3月4日
- 六代 : 秋田貞治 1945年4月12日 - 1946年10月30日
- 七代 : 杣治三一 1946年10月31日 - 1955年3月31日(3期)
※1955年4月1日に六条院町と合併し鴨方町に
- 初代(八代) : 加藤市三郎 1955年4月16日 - 1967年4月29日(3期)
- 二代(九代) : 小林芳郎 1967年4月30日 - 1983年4月29日(4期)
- 三代(十代) : 大西恒夫 1983年4月30日 - 1991年4月29日(2期)
- 四代(十一代) : 田主智彦 1991年4月30日 -
- 歴代村長
- 旧津田村
- 旧小坂村
議会
[編集]- 定数 16人
- 会派 公明党1人 共産党1人
地理
[編集]町の中央部は比較的平坦である。中央部を挟み込むように南部と北部は山林となっている。
地勢
[編集]公共機関
[編集]- 鴨方郵便局
- かもがた町家(まちや)郵便局(平成16年3月16日 鴨方本町郵便局より改称)
- かんぽの宿遙照山
- 笠岡地区消防組合鴨方消防署
- 岡山県西南水道企業団鴨方浄水場
- 鴨方町鴨方浄化センター
- 鴨方町立図書館
教育
[編集]小学校
[編集]- 浅口市立鴨方西小学校
- 浅口市立鴨方東小学校
- 浅口市立六条院小学校
中学校
[編集]- 浅口市立鴨方中学校
高等学校
[編集]専門学校
[編集]- 学校法人第一原田学園 岡山自動車工業専門学校
産業
[編集]特産品
[編集]- 手延べそうめん(かもがた素麺)
- 手延うどん(かもがたうどん)
- 手延ひやむぎ(備中素麺)
- 日本酒
- 天文台もなか
- 最上塗り
- 桃
- 天文いちご
- 坊ちゃんカボチャ
企業
[編集]- 丸本酒造株式会社
- かも川手延素麺株式会社
- 株式会社スズキ麺工
- 株式会社平喜酒造
- 株式会社麺匠かもがた本舗
- 麺匠鴨川水車
商業施設
[編集]交通
[編集]道路
[編集]鉄道
[編集]電気
[編集]才賀藤吉が1912年(大正元年)8月事業許可を受け[3]浅口電気を設立し[4]発電所(瓦斯力、出力33.75kW)を六條院村に建設。1913年(大正2年)10月に事業開始した。供給区域は寄島町、鴨方村、黒崎村、三和村、六條院村。1922年(大正11年)6月中国水力電気に合併[5]
出身有名人
[編集]- 西山拙斎(江戸時代の儒学者。関西の孟子と呼ばれた)
- 赤松月船(詩人、僧侶)
- 春一番(お笑いタレント)
- 田嶋陽子(女性学研究家、英文学者、タレント)
- 宮原雄一(実業家)
- 遠藤寛子(RSK山陽放送アナウンサー)
ゆかりのある有名人
[編集]名所・旧跡
[編集]- かもがた町家公園
- 国立天文台岡山天体物理観測所(通称:竹林寺山天文台)
- 阿部神社(安倍晴明が天体観測を行った伝説の残る地)
- 鴨山城址(細川道薫が鴨山に建築した山城)
- 遙照山
- 明王院
- 宮の石橋
- 天草公園
- ふるさとかもがたプラザ(ビッグハット)
祭事・行事
[編集]- 夏祭りかもがた(7月)
- 産業祭かもがた(11月))
- 素麺流し(7月 - 8月)それぞれの製麺家が独自に開催
姉妹都市
[編集]キャッチコピー
[編集]- 星とあじわいの郷かもがた
脚注
[編集]- ^ 『市町村名変遷辞典』226頁。
- ^ 『角川日本地名大辞典 33 岡山県』342-343頁。
- ^ 『電気事業要覧. 第〔6〕回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『日本全国諸会社役員録. 第23回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『電気事業要覧. 第17回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 諸見里しのぶ公式ウェブサイト、プロフィールより
参考文献
[編集]- 角川日本地名大辞典 33 岡山県
- 『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。
関連項目
[編集]- 岡山県の廃止市町村一覧
- 鴨方 (小惑星)
- かもが
外部リンク
[編集]- 金光町・鴨方町・寄島町合併協議会
- 鴨方町ホームページ(2006/05/21アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project