荒谷前駅
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荒谷前駅 | |
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駅全景(2023年10月) | |
あらやまえ Arayamae | |
◄鱒沢 (2.8 km) (2.9 km) 岩手二日町► | |
所在地 | 岩手県遠野市宮守町上鱒沢[1] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■釜石線 |
キロ程 | 36.4 km(花巻起点) |
電報略号 | ラヤ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1924年(大正13年)12月16日[1][2] |
備考 | 無人駅[1] |
荒谷前駅(あらやまええき)は、岩手県遠野市宮守町上鱒沢[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)釜石線の駅である。
歴史
[編集]花巻 - 仙人峠間の762ミリメートル特殊狭軌の軽便鉄道を運営していた岩手軽便鉄道により、1924年(大正13年)12月16日に開業した[2]。1936年(昭和11年)8月1日に国有化されて国鉄の駅となり、その後は国鉄標準の1,067ミリメートル軌間への改軌工事が進められた[2]。しかし、第二次世界大戦の戦局悪化に伴い労働力や資材が不足して改軌工事は一旦中止となった[3]。1948年(昭和23年)9月にアイオン台風によって山田線が大きな被害を受けると、三陸海岸方面への鉄道連絡を早期に回復させるために釜石線の工事が再開されることになり、12月に再着工して1949年(昭和24年)12月10日に遠野までの1,067ミリメートルへの改軌工事が完成した[3]。
年表
[編集]- 1924年(大正13年)12月16日:開業[4]。
- 1936年(昭和11年)8月1日:岩手軽便鉄道の国有化により国鉄釜石線の駅となる[2]。
- 1944年(昭和19年)10月11日:国鉄釜石東線の開業に伴い、所属の路線名が釜石西線に変更となる[3]。
- 1949年(昭和24年)12月10日:1,067ミリメートル軌間への改軌工事が完成[3]。
- 1950年(昭和25年)10月10日:国鉄釜石線の全通により、再び釜石線の駅となる[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる[3]。
- 2018年(平成30年)6月1日:遠野駅の業務委託化に伴い、北上駅長管理下となる。
- 2024年(令和6年)10月1日:えきねっとQチケのサービスを開始[1][5]。
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線の地上駅で、北上駅管理の無人駅である。ホームは曲がっている。
駅周辺
[編集]その他
[編集]- エスペラントによる、「Akvorado(アクヴォラード:水車)」という愛称がついている。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e “駅の情報(荒谷前駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月31日閲覧。
- ^ a b c d 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線 10頁
- ^ a b c d e f 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線 11頁
- ^ 「地方鉄道駅設置並駅名変更」『官報』1925年1月19日(国立国会図書館デジタル化資料)
- ^ 『Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブ 。2024年8月11日閲覧。
参考文献
[編集]- 白土 貞夫「岩手軽便鉄道 歴史拾遺」『鉄道ピクトリアル』No.813(2009年1月) pp.130 - 137 電気車研究会
- 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月6日、5-11頁。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(荒谷前駅):JR東日本