稲村ヶ崎駅
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稲村ヶ崎駅 | |
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駅舎と七里ヶ浜4号踏切道(2018年8月) | |
いなむらがさき Inamuragasaki | |
◄EN09 七里ヶ浜 (1.2 km) (0.8 km) 極楽寺 EN11► | |
所在地 | 神奈川県鎌倉市稲村ガ崎二丁目8-1 |
駅番号 | EN10 |
所属事業者 | 江ノ島電鉄 |
所属路線 | ■江ノ島電鉄線 |
キロ程 | 6.8 km(藤沢起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
4,309人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1904年(明治37年)4月1日 |
備考 | 無人駅 |
稲村ヶ崎駅(いなむらがさきえき)は、神奈川県鎌倉市稲村ガ崎二丁目にある、江ノ島電鉄の駅である。駅番号はEN10。
歴史
[編集]停留所・駅位置の変遷
[編集](本節の参考文献:吉田克彦 作成「江ノ電駅名変遷」『江ノ電讃歌』p13)
- 1922年(大正11年):当時は現在の位置より東側に停留所があり、1面1線の停留所であった。
- 1926年(大正15年):列車交換停留所となる。
- 1930年(昭和5年):或いは 1931年(昭和6年)- 再び1面1線の停留所に戻る。この頃の停留所は路面電車のようにホームの高さは低かった。
- その後(時期不明):西に移動して再び列車交換停留所となってホームの高さが高くなり、改札口のある駅に昇格し、現在に至る。
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を有する地上駅で、交換施設を有する。改札口にはPASMO・Suica利用者向けの簡易ICカード改札機とタッチ決済・QRコード決済リーダー機が設置されている。ホームと改札口は構内踏切でつながっている。トイレは改札外で駅舎に隣接する形で設置されている。2017年に駅のバリアフリー化工事が完了し、スロープが設置されている。
かつては当駅と極楽寺駅の間にある極楽寺検車区との入出庫のため、当駅を始発・終着とする列車が設定されていたが、2023年3月のダイヤ改正で廃止された[2]。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 江ノ島電鉄線 | 上り | 七里ヶ浜・江ノ島・藤沢方面 |
2 | 下り | 極楽寺・長谷・鎌倉方面 |
-
藤沢方面にある七里ヶ浜4号踏切道から見たリニューアル前のホーム(2004年10月17日)
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リニューアル後のホーム(2018年8月12日)
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下車し海側へ坂を下ると、すぐ海岸である。
利用状況
[編集]2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は4,309人であり[3]、江ノ電全15駅中7位。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|---|
1995年(平成 | 7年)2,457 | [* 1] | |
1998年(平成10年) | 2,100 | [* 2] | |
1999年(平成11年) | 2,015 | [* 3] | |
2000年(平成12年) | 2,014 | [* 3] | |
2001年(平成13年) | 1,977 | [* 4] | |
2002年(平成14年) | 1,945 | [* 5] | |
2003年(平成15年) | 1,935 | [* 6] | |
2004年(平成16年) | 1,888 | [* 7] | |
2005年(平成17年) | 1,954 | [* 8] | |
2006年(平成18年) | 2,020 | [* 9] | |
2007年(平成19年) | 1,653 | [* 10] | |
2008年(平成20年) | 4,752 | 1,592 | [* 11] |
2009年(平成21年) | 1,546 | [* 12] | |
2010年(平成22年) | 1,420 | [* 13] | |
2011年(平成23年) | 4,394 | 1,371 | [* 14] |
2012年(平成24年) | 4,715 | 2,386 | [* 15] |
2013年(平成25年) | 4,798 | 2,343 | [* 16] |
2014年(平成26年) | 4,968 | 2,429 | [* 17] |
2015年(平成27年) | 5,092 | 2,494 | [* 18] |
2016年(平成28年) | 5,204 | 2,557 | [* 19] |
2017年(平成29年) | 4,384 | 2,256 | [* 20] |
2018年(平成30年) | 4,475 | 2,305 | [* 21] |
2019年(令和元年) | 4,309 |
駅周辺
[編集]駅周辺には小規模ながら商店や住宅が立ち並んでいる。少し南へ行くとサーフィンのメッカとして有名な七里ヶ浜が広がっているが、この海岸は鎌倉時代からの砂鉄の産地としても有名であり、砂浜が黒いのも特徴である。
バス路線
[編集]駅南の湘南道路上にある「稲村ヶ崎」が最寄りバス停。江ノ電バスによって運行されているが、土休日朝1往復のみの運行。
稲村ヶ崎駅を舞台とした作品
[編集]- サザンオールスターズの桑田佳祐が監督した映画『稲村ジェーン』はこの駅周辺の海岸が舞台である。
- 1970年代のテレビドラマ『おれは男だ!』にも何度かこの駅が登場する。
- 舟を編む - 作中で当駅を利用する風景が描かれている。
- ASIAN KUNG-FU GENERATION 『稲村ヶ崎ジェーン』
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “駅窓口業務の変更について”. 江ノ島電鉄. 2024年2月23日閲覧。
- ^ “ダイヤ改正の実施について”. 江ノ島電鉄株式会社. 2023年3月19日閲覧。
- ^ “江ノ電グループ会社要覧 2021年版” (PDF). 江ノ島電鉄. p. 45. 2021年4月17日閲覧。
- ^ 神奈川県県勢要覧
- 神奈川県県勢要覧
- ^ 線区別駅別乗車人員(1日平均)の推移 (PDF) - 28ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成12年度)226ページ
- ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成13年度) (PDF) - 228ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成14年度) (PDF) - 226ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成15年度) (PDF) - 226ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成16年度) (PDF) - 226ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成17年度) (PDF) - 228ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成18年度) (PDF) - 228ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成19年度) (PDF) - 230ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成20年度) (PDF) - 234ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成21年度) (PDF) - 244ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成22年度) (PDF) - 242ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成23年度) (PDF) - 242ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成24年度) (PDF) - 238ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成25年度) (PDF) - 240ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成26年度) (PDF) - 242ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成27年度) (PDF) - 242ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成28年度) (PDF) - 250ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成29年度) (PDF) - 242ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成30年度) (PDF) - 226ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(令和元年度) (PDF) - 226ページ
参考文献
[編集]- 吉川文夫 編著『江ノ電賛歌』大正出版、1985年。ASIN B000J6OL78。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 稲村ヶ崎駅 - 江ノ島電鉄