「FKヴェンツピルス」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
178行目: 178行目:
! 2020
! 2020
| ヴィルスリーガ
| ヴィルスリーガ
| 位 || 32 || || || || || ||
| 4位 || 27 ||12
|8
|7
|40
|25
|44
|
|
|}
|}

2020年11月30日 (月) 10:48時点における版

FKヴェンツピルス
原語表記 Futbola Klubs Ventspils
愛称 Champions, Yellow-Blue
クラブカラー 黄・青
創設年 1997年
所属リーグ ヴィルスリーガ
所属ディビジョン 1部
ホームタウン ヴェンツピルス
ホームスタジアム ヴェンツピルス・オリンピスカイス・スタディオンス
収容人数 3,200
代表者 ラトビアの旗 Guntis Blumbergs
監督 モンテネグロの旗 デヤン・ヴケチェヴィッチ英語版
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

FKヴェンツピルス (ラトビア語: Futbola Klubs Ventspils) は、ラトビアヴェンツピルスに本拠地を置くサッカークラブである。2017シーズンはヴィルスリーガ(1部)に在籍している。

日本人選手としては柴村直弥佐藤穣加藤康弘斎藤陽介が在籍経験がある。

バルト海沿岸の都市ヴェンツピルスの人口は4.3万人だが、ラトビアで6番目に大きな都市である。ヴィルスリーガでは2006年、2007年、2008年、2011年の4回、ラトビヤス・カウスでは2003年、2004年、2005年、2011年の4回優勝している[1]。ヴェンツピルス市における民族構成はラトビア人が47%、ロシア人が36%、ウクライナ人とベラルーシ人が5%だが、ヴェンツピルスのサポータークラブはメンバーの大多数がロシア人である。ラトビアの首都リガでは、スコントFCに対抗するクラブとしてヴェンツピルスの人気が高い。チームのマスコットキャラクターはオオヤマネコ

歴史

1997年、ヴェンツピルスにある2つのサッカークラブ、FKヴェンタとFKナフタが合併してFKヴェンツピルスが誕生した。FKヴェンタは1960年代にラトビアサッカーを牽引したクラブのひとつである。2003年にはラトビアン・カップで初優勝し、2004年には同大会2連覇、2005年には3連覇を達成した。ヴィルスリーガはスコントFCが14シーズン連続で優勝するなど一強時代が続き、ヴェンツピルスは1997–98シーズンから8シーズン連続で2位もしくは3位となったが、優勝に届かないシーズンが続いた。しかし、2005年シーズン途中にウクライナ人のローマン・グリゴルチュク監督を招聘すると、2006年シーズンにはヴィルスリーガで初優勝。2004年シーズンに初優勝したリエパーヤス・メタルルグスとともに、クルゼメ地方のクラブの台頭を印象付けた。創設10周年となった2007年シーズンには2連覇を達成。2007年にはバルティックリーグの第1回大会に出場し、決勝でリエパーヤスとの同国対決に敗れたものの準優勝した。2008年の同大会では準決勝でFBKカウナス(リトアニア)に敗れたが、国内リーグでは2位リエパーヤスに勝ち点10、3位スコントに勝ち点11の大差を付けて3連覇を達成した。2011年のバルティックリーグ決勝もスコントとの同国対決となり、柴村直弥の得点などで120分を終えて1-1の同点だったが、PK戦5-6で敗れて準優勝に終わった。2012年5月17日、Sergei Podpaly監督が退任してJurģis Pučinsksが監督に就任した。

欧州カップ戦における歴史

1999-2000シーズンにはUEFAインタートトカップに初出場し、ヴォレレンガ・フォトバル(ノルウェー)を下した。2000年代には何度もUEFAカップに出場し、VfBシュトゥットガルト(ドイツ)、ローゼンボリBK(ノルウェー)、ブレンビーIF(デンマーク)、ニューカッスル・ユナイテッドFC(イングランド)などの名声あるクラブと対戦した。2004-05シーズンの予選2回戦ではブロンビー相手に2試合とも引き分けだったが、アウェーゴール差で上回って勝ち上がりを決めた。2006-07シーズンのニューカッスル・U戦ではセント・ジェームズ・パークで0-0と引き分けるなど、2試合合計0-1と接戦を演じた。2007-08シーズンにはクラブ史上初めてUEFAチャンピオンズリーグの予選に出場。ザ・ニュー・セインツFC(ウェールズ)との予選1回戦ファーストレグ (2-3) ではVits Rimkusが同大会クラブ初得点を挙げ、セカンドレグ (2-1) ではJean-Paul NdekiとDeniss Kačanovsの得点で同大会初勝利を挙げた。2試合合計4-4となったが、アウェーゴール数で上回ったヴェンツピルスが勝ち上がりを決めた。予選2回戦ではイタリア人のジョバンニ・トラパットーニ監督率いるレッドブル・ザルツブルク(オーストリア)と対戦し、2試合合計0-7で大敗した。2008-09シーズンにもUEFAチャンピオンズリーグ予選に出場した。予選1回戦ではウェールズ王者のラネリーAFCに勝利したが、予選2回戦でSKブラン(ノルウェー)に敗れた。2009-10シーズンのUEFAチャンピオンズリーグでは予選3回戦でFC BATEボリソフ(ベラルーシ)に勝利。予選プレーオフでFCチューリッヒ(スイス)に敗れ、UEFAヨーロッパリーグのグループリーグに回ったが、ラトビアのクラブとして初めてUEFA主催大会のグループリーグに出場した。ヘルタ・ベルリン(ドイツ)、SCヘーレンフェーン(オランダ)、スポルティングCP(ポルトガル)と同組となり、3分3敗の最下位で大会を終えた。2010-11シーズンにはUEFAヨーロッパリーグ予選に出場したが、FKテテクス(マケドニア共和国)に敗れた。

タイトル

国内タイトル

国際タイトル

成績

シーズン ディビジョン ラトビヤス・カウス バルティックリーグ
リーグ 順位
1997 ヴィルスリーガ 4位 24 12 6 6 32 21 42 存在せず
1998 ヴィルスリーガ 3位 28 16 6 6 56 23 54
1999 ヴィルスリーガ 3位 28 18 2 8 62 26 56
2000 ヴィルスリーガ 2位 28 19 8 1 55 20 65
2001 ヴィルスリーガ 2位 28 22 1 5 69 21 67
2002 ヴィルスリーガ 2位 28 22 5 1 77 20 71
2003 ヴィルスリーガ 3位 28 19 4 5 89 18 61 優勝
2004 ヴィルスリーガ 3位 28 16 7 5 64 28 55 優勝
2005 ヴィルスリーガ 3位 28 16 7 5 56 30 55 優勝
2006 ヴィルスリーガ 1位 28 19 5 4 48 23 62
2007 ヴィルスリーガ 1位 28 18 6 4 59 16 60 優勝
2008 ヴィルスリーガ 1位 28 19 6 3 53 14 63 準優勝 準優勝
2009 ヴィルスリーガ 2位 32 23 5 4 89 21 74 ベスト4
2010 ヴィルスリーガ 2位 27 20 3 4 68 18 63 準々決勝敗退 優勝
2011 ヴィルスリーガ 1位 32 22 5 5 75 19 71 優勝 準優勝
2012 ヴィルスリーガ 3位 36 23 5 8 63 22 74 準々決勝敗退 開催されず
2013 ヴィルスリーガ 1位 27 21 4 2 65 19 67 優勝
2014 ヴィルスリーガ 1位 36 26 5 5 73 20 83 準々決勝敗退
2015 ヴィルスリーガ 3位 24 11 10 3 39 16 43 準優勝
2016 ヴィルスリーガ 3位 28 15 6 7 47 28 51 準決勝敗退
2017 ヴィルスリーガ 4位 24 9 8 7 32 22 35 優勝
準々決勝敗退
2018 ヴィルスリーガ 2位 28 18 6 4 54 22 60 準優勝
2019 ヴィルスリーガ 3位 32 12 11 9 47 43 47 4回戦敗退
2020 ヴィルスリーガ 4位 27 12 8 7 40 25 44

欧州の成績

スポンサーとサプライヤー

役割 スポンサー名
公式スポンサー ラトビアの旗 Ventspils Pilsētas Dome
ラトビアの旗 ヴェンツピルス・ナフタ (石油)
ラトビアの旗 Latvijas Kuģniecība
ユニフォームサプライヤー ドイツの旗 アディダス
その他のスポンサー
(他国企業のみ記載)
スウェーデンの旗 ノルデア銀行 (金融)
ドイツの旗 DHL (輸送)

歴代監督

歴代所属選手

脚注

  1. ^ Ventspils hold on to oust BATE”. UEFA. 2013年5月11日閲覧。

外部リンク