「親指トムのブルースのように」の版間の差分
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Twodrifters (会話 | 投稿記録) Arthur Rimbaud |
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* 1966年5月14日、イギリスの[[リヴァプール]]で行われたライブ・バージョン。前述のシングル「アイ・ウォント・ユー」のB面に収録されたほか、コンピレーション・アルバム『[[傑作 (ボブ・ディランのアルバム)|傑作]]』(1978年)に収録された。 |
* 1966年5月14日、イギリスの[[リヴァプール]]で行われたライブ・バージョン。前述のシングル「アイ・ウォント・ユー」のB面に収録されたほか、コンピレーション・アルバム『[[傑作 (ボブ・ディランのアルバム)|傑作]]』(1978年)に収録された。 |
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* 1966年5月17日、イギリスの[[マンチェスター]]で行われたライブ・バージョン。『[[ロイヤル・アルバート・ホール (アルバム)|ロイヤル・アルバート・ホール:ブートレッグ・シリーズ第4集]]』に収録。 |
* 1966年5月17日、イギリスの[[マンチェスター]]で行われたライブ・バージョン。『[[ロイヤル・アルバート・ホール (アルバム)|ロイヤル・アルバート・ホール:ブートレッグ・シリーズ第4集]]』に収録。 |
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タイトルの「Just Like Tom Thumb's Blues」は歌詞には出てこない。「[[親指トム]]」とはイギリスの童話とその主人公の名前であるが、ディランの幾人かの伝記作家は[[アルチュール・ランボー]]の詩「わが放浪」(''Ma Bohème (Fantaisie)'')の一節に由来したものと推測している。詩の一節「Petit Poucet rêveur」は一般に英語で「Tom Thumb in a daze」と訳されており、そこからとったのではないかと言われている<ref>{{cite web|url={{Allmusic|class=song|id=t1992119|pure_url=yes}}|title=Just Like Tom Thumb's Blues|author=Ruhlmann, William|publisher=[[Allmusic]]|accessdate=2016-10-20}}</ref><ref>{{cite book|title=Bob Dylan: Highway 61 Revisited|author=Irwin, Colin|pages=165–170|year=2008|publisher=Billboard Books|isbn=978-0-8230-8398-5}}</ref><ref>{{cite book|title=Don't Think Twice It's All Right: Bob Dylan The Early Years|author=Gill, Andy|page=88|year=1998|publisher=Da Capo Press|isbn=1-56025-185-9}}</ref>。 |
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== カバー・バージョン == |
== カバー・バージョン == |
2016年10月20日 (木) 07:00時点における版
「親指トムのブルースのように」 | |||||||
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ボブ・ディランの楽曲 | |||||||
収録アルバム | 『追憶のハイウェイ 61』 | ||||||
リリース | 1965年8月30日 | ||||||
録音 | ニューヨーク、コロムビア・レコーディング・スタジオ(1965年8月2日) | ||||||
ジャンル | ロック | ||||||
時間 | 5分31秒 | ||||||
レーベル | コロムビア・レコード | ||||||
作詞者 | ボブ・ディラン | ||||||
作曲者 | ボブ・ディラン | ||||||
プロデュース | ボブ・ジョンストン | ||||||
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「親指トムのブルースのように」(原題: Just Like Tom Thumb's Blues)は、ボブ・ディランの楽曲。『追憶のハイウェイ 61』(1965年)に収録。
概要
1965年8月2日、ニューヨークのコロムビア・レコーディング・スタジオにて録音。プロデューサーはボブ・ジョンストン。演奏者はマイク・ブルームフィールド(ギター)、ポール・グリフィン(ピアノ)、ボビー・グレッグ(ドラムズ)、ハーヴェイ・ブルックス(ベース)、アル・クーパー(エレクトリックピアノ)[1]。
アルバム『追憶のハイウェイ 61』に収録されたのち、1966年6月10日発売のシングル「アイ・ウォント・ユー」B面にライブ・バージョンが収録される。
主な別バージョンは以下のとおり。
- 1965年8月2日録音のテイク5。『ノー・ディレクション・ホーム:ザ・サウンドトラック(第7集)』(2005年)に収録。
- 1965年8月2日録音のテイク3(リハーサル)。『The Bootleg Series Vol. 12: The Cutting Edge 1965–1966』に収録。
- 1965年9月3日、ロサンゼルスで行われたライブ・バージョン。『BOB DYLAN – 50th ANNIVERSARY COLLECTION: 1965, Shop Bob Dylan Support』(2015年)のダウンロード・ファイルとして配信された。演奏者はロビー・ロバートソン(ギター)、アル・クーパー(オルガン)、ハーヴェイ・ブルックス(ベース)、リヴォン・ヘルム(ドラムズ)[2]。
- 1966年5月14日、イギリスのリヴァプールで行われたライブ・バージョン。前述のシングル「アイ・ウォント・ユー」のB面に収録されたほか、コンピレーション・アルバム『傑作』(1978年)に収録された。
- 1966年5月17日、イギリスのマンチェスターで行われたライブ・バージョン。『ロイヤル・アルバート・ホール:ブートレッグ・シリーズ第4集』に収録。
タイトルの「Just Like Tom Thumb's Blues」は歌詞には出てこない。「親指トム」とはイギリスの童話とその主人公の名前であるが、ディランの幾人かの伝記作家はアルチュール・ランボーの詩「わが放浪」(Ma Bohème (Fantaisie))の一節に由来したものと推測している。詩の一節「Petit Poucet rêveur」は一般に英語で「Tom Thumb in a daze」と訳されており、そこからとったのではないかと言われている[3][4][5]。
カバー・バージョン
- バリー・マクガイア - 『This Precious Time』(1966年)に収録。
- ジュディ・コリンズ - 『In My Life』(1966年)に収録。
- ニーナ・シモン - 『To Love Somebody』(1969年)に収録。
- ニール・ヤング - 『30〜トリビュート・コンサート』(1993年)に収録。
- リンダ・ロンシュタット - 『We Ran』(1998年)に収録。
- ジュリー・フェリックス - 『Starry Eyed and Laughing... Songs By Bob Dylan』(2002年)に収録。
- ブライアン・フェリー - 『Dylanesque』(2007年)に収録。
- ランブリン・ジャック・エリオット - 『I'm Not There: Original Soundtrack』(2007年)に収録。
脚注
- ^ Still On The Road 1965 - Studio A Columbia Recording Studios New York City, New York 2 August 1965
- ^ Still On The Road 1965 - Hollywood Bowl Los Angeles, California 3 September 1965
- ^ Ruhlmann, William. “Just Like Tom Thumb's Blues”. Allmusic. 2016年10月20日閲覧。
- ^ Irwin, Colin (2008). Bob Dylan: Highway 61 Revisited. Billboard Books. pp. 165–170. ISBN 978-0-8230-8398-5
- ^ Gill, Andy (1998). Don't Think Twice It's All Right: Bob Dylan The Early Years. Da Capo Press. p. 88. ISBN 1-56025-185-9