「クロスファイア (小説)」の版間の差分
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*美術:三池敏夫 |
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*美術助手:稲村正人、春日佳行、樫山智恵子、小林真木 |
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*録音:[[宮内一男]] |
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*照明:[[斉藤薫 (照明技師)|斉藤薫]] |
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*企画協力:[[蒔田光治]]、[[金子弦二郎]] |
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*配給:[[東宝]] |
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=== 主題歌 === |
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*『[[Rescue me/Smile Again|The One Thing]]』:[[Every Little Thing]] |
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2011年3月3日 (木) 07:02時点における版
『クロスファイア』は、宮部みゆきの小説。光文社から単行本が出版された。映画化もされている。
この小説の前日談が、『鳩笛草 燔祭/朽ちてゆくまで』収蔵の中編「燔祭」で描かれている。
ストーリー
『念力放火能力(パイロキネシス)』という超能力を持って生まれた女性、青木淳子(あおき じゅんこ)は、力を「ガス抜き」のために放出しに向かった廃工場で、瀕死の男性を運んできた4人の若者を目撃する。淳子は男性を救うため力を解放して、次々と若者を燃やしていくが、残る一人「アサバ」を逃してしまう。
瀕死の男性から若者達に恋人の「ナツコ」が連れ去られた事を聞いた淳子は、「ナツコ」を助けるため、わずかな手がかりを元に「アサバ」を探し出す。一方、放火捜査班の石津ちか子刑事はこの事件に、昔起きた不可解な焼殺事件と同じ匂いを感じ、それを起こした犯人が再び現れた事を悟る。
書籍
- クロスファイア 上… ISBN 4334073131
- クロスファイア 下… ISBN 433407314X
- 文庫版
- クロスファイア 上… ISBN 4334733700
- クロスファイア 下… ISBN 4334733719
映画
クロスファイア | |
---|---|
監督 | 金子修介 |
脚本 |
山田耕大 横谷昌宏 金子修介 |
製作 | 東宝、東京放送 |
出演者 | 矢田亜希子 |
音楽 | 大谷幸 |
撮影 | 高間賢治 |
編集 | 冨田功 |
配給 | 東宝 |
公開 | 2000年6月10日 |
上映時間 | 115分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
「平成ガメラ3部作」と『デスノート』の金子修介を監督として、2000年6月10日に東宝系にて公開された。矢田亜希子はこの映画で初の主演を務め、長澤まさみはこの映画でデビューする。前日談にあたる中編「燔祭」(『鳩笛草』収録)も使い、オリジナルストーリーに仕上げている。
キャスト
- 青木淳子:矢田亜希子
- 多田一樹:伊藤英明
- 木戸浩一:吉沢悠
- 倉田かおり:長澤まさみ
- 牧原康明:原田龍二
- 多田雪江:浜丘麻矢
- 小暮昌樹:徳山秀典
- 野坂永治:石橋蓮司
- 長谷川芳裕:永島敏行
- 石津ちか子:桃井かおり
- スナイパー:谷原章介
- チンピラ:宮迫博之
- 淳子の母:筒井真理子
ストーリー
青木淳子(矢田亜希子)は、パイロキネシスを使う能力者の家系であり、母親から「あなたは怒ってはいけない、お友達の側に寄っちゃ駄目、その力を使っては駄目なの」と言われ続けて育った。そのため社会人になってからも他人と関わる事が出来ず、同僚からも陰口を言われる女性となってしまった。そんなとき、同僚の多田一樹(伊藤英明)と出会い、親交を深めていく。
しかし、彼女が得た束の間の幸せは、ゲーム感覚の女子高生轢殺事件を繰り返す不良少年グループに多田の妹が殺害されてから終わりを迎える。彼らは殺人を犯したにも拘らず、リーダー格の小暮昌樹(徳山秀典)の父親のコネと、証拠不十分だということで無罪放免となっていた。怒れる多田は包丁を持って小暮を襲うが、淳子が制止し「木暮達は私が殺す」と宣言する。彼女は、面白半分で人を殺し、自らを「時代の英雄」とうそぶく小暮達に対して激しい「怒り」を覚えていたのだ。
やがて、淳子は自らに近づく対犯罪組織「ガーディアン」のメンバー木戸浩一(吉沢悠)の助けによって、犯人グループの少年達に容赦なき制裁を加える。生き残った小暮を追う淳子を、女子高生轢殺事件を捜査していた石津ちか子(桃井かおり)と牧原(原田龍二)が追う。少年時代に弟をパイロキネシス能力者の少女に殺された牧原は、犯人がパイロキネシス能力の保持者であると見る。やがて「ガーディアン」の暗部が露呈され、事件は意外な結末へと収束していく。
スタッフ
- 監督:金子修介
- 制作:林芳信
- 企画:富山省吾
- 脚本:山田耕大、横谷昌宏、金子修介
- プロデューサー:瀬田一彦、本間英行、濱名一哉、田上節朗
- 製作担当者:前田光治
- 音楽:大谷幸
- 音楽プロデューサー:北原京子
- 助監督:村上秀晃
- 美術:三池敏夫
- 美術助手:稲村正人、春日佳行、樫山智恵子、小林真木
- 録音:宮内一男
- 照明:斉藤薫
- 企画協力:蒔田光治、金子弦二郎
- 配給:東宝
主題歌
テレビドラマ
2010年10月4日フジテレビの『世にも奇妙な物語 20周年スペシャル・秋 〜人気作家競演編〜』で放送された。多田一樹役は香川照之、青木淳子役は広末涼子である。詳細は世にも奇妙な物語 20周年スペシャル・秋 〜人気作家競演編〜#燔祭を参照。
デジタルコミック
コナミが運営する携帯向けデジタルコミックサイト週刊コナミにおいて漫画化された。アドベンチャーゲームの要素も備えており、「第1部」の途中に現れる選択肢によって物語が「第2部」、「第2部アナザーストーリー」へと分岐する。テーマソング「NΦ CRIME」は3パターンが用意されており、本編以外にも以下の音楽ゲームに収録されている。
- NΦ CRIME (日本語版/英語版) - beatmaniaIIDX16 EMPRESS
- NO CRIME (SHANADOO歌唱版・日本語) - DanceDanceRevolution フルフル♪パーティー
主題歌
「The One Thing」Every Little Thing
関連作品
- 『R.P.G.』 - 石津ちか子が登場。『模倣犯』とのクロスオーバー作品。
- 『DEATH NOTE』 - 金子修介監督が『クロスファイア』の後に撮影した『法で裁けぬ悪を裁く特殊能力者』の物語。比較されることがある。