「小さな旅」の版間の差分
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:下記地域では別番組に差し替えとなる(地元に関係した内容が採り上げられる場合はそのまま本番組を放送することがある)。 |
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:*北海道地区:「[[この街きらり☆]]」「[[北海道釣り紀行]]」(隔週) |
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2010年9月11日 (土) 08:09時点における版
小さな旅 | |
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ジャンル | 紀行番組 |
出演者 | 国井雅比古、森田美由紀 |
オープニング | 大野雄二「光と風の四季」 |
エンディング | 同上 |
製作 | |
制作 | NHK |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1983年4月8日 - |
放送時間 | 放送時間を参照 |
放送分 | 25分 |
公式サイト |
『小さな旅』(ちいさなたび)はNHKが制作・放送している紀行番組である。字幕放送実施。
概要
観光スポットや飲食店紹介などがほとんど無いため、「旅番組」ではなく「紀行番組」の範疇に入るが、番組進行としては、冒頭で当該地域の概要を紹介した後は、ほどなく地域に住む特定の人物に焦点を当て詳述していくため、実質はヒューマン・ドキュメンタリー番組であると言える。
元々は、NHK首都圏放送センターが、1983年から関東地方1都6県向けに放送を開始した首都圏向け紀行番組であり、番組名も『いっと6けん小さな旅』であった。翌1984年には取材・放送エリアを甲信越地方に広げて『関東甲信越小さな旅』となり、1991年に取材対象の拡大に合わせて現在の番組名となっている。2010年3月まではあくまでも首都圏放送センター制作の関東甲信越および静岡県向け地域情報番組の一つという位置づけであったため、番組公式サイトは現在でも首都圏放送センターのページ内に残されている。
基本的な取材対象エリアは、2010年3月までは首都圏(関東甲信越・静岡)及び放送エリア外の福島県であったが、首都圏から比較的訪れやすい富山県や石川県も取材対象となる場合があった。また山形県も山形新幹線の開通もあり2004年あたりから取材範囲に含まれ、2006年には『ゆうどきネットワーク』を飛び降りた後の穴埋め枠で放送されていた。しかし2007年度は『ゆうどき』完全放送に移行したため、夕方での放送は打ち切られている。
番組名が『小さな旅』になって以降、本来の放送エリアである本部直轄管外も取材対象にするケースがたびたびあり、特集の全国放送(下記参照)、再放送枠やBS hiでの定期的な放送、加えてNHKワールド・プレミアムのノンスクランブル放送を利用して日本国内に限らず、海外でも視聴できるなど、実質的に全国放送となっていたが、2010年4月3日より正式に全国放送に正式に移行した。全国展開以後は、関東甲信越およびその周辺地域と、それ以外の地域がほぼ半数ずつ取材対象となっている。
特集 小さな旅
毎年夏・冬には『特集 夏 小さな旅』、『特集 冬 小さな旅』として全国放送され、取材対象エリアも日本全国となっている。近年は対象エリア外の放送局が独自に制作した旅番組を再編集して放送されることもある。例えば、2006年12月17日に放送された「オダサクが愛した坂の町〜大阪・夕陽丘〜」は同年12月15日に関西ローカルで放送された大阪放送局制作『関西もっといい旅』の再編集版である。この番組は翌年3月28日夕方に『特集 冬 小さな旅』として関東・山梨・静岡以外で放送された。
1993年には放送10周年を記念して視聴者から寄せられた旅の思い出を綴る「手紙シリーズ 忘れられない私の旅」が企画・放送され、以降2006年までは毎年11月から12月にかけて3〜4週連続で、2007年からは春・夏・秋の年3回、番組に届いた手紙の中から1回につき3〜4通ずつ選び放送されている。また年1回、その総集編が『特集 小さな旅 忘れ得ぬ山河』として総合テレビとBS hiで全国放送されている。2007年度は総合テレビでは2008年1月14日(成人の日)に放送され、1993年11月6日の放送で紹介された記念すべき1通目の手紙も再放送された。総集編は2004年度以前は毎年12月31日(大晦日)に、2005年度と2006年度は1月1日(元日)の朝に放送された(いずれも総合テレビの場合)。
1997年度から毎年9月には「シリーズ 山の歌」が3週連続で放送されている。
沿革
- 1983年4月8日、それまで金曜22:00〜22:30に放送されていた首都圏ローカル番組『いっと6けん』をリニューアルする形で放送開始。開始当初のタイトルは『いっと6けん小さな旅』。
- 1984年3月22日、放送エリアを甲信越地域に拡大、タイトルも『関東甲信越小さな旅』と改題、放送日も毎週木曜日に変更された。
- この時点で静岡県東部・伊豆地方での取材も不定期ながら増えていたため、静岡局はその都度単発番組としてローカル時間帯に放送していた。
- 1991年4月4日、タイトルを現在の『小さな旅』に変更。福島県や静岡県なども取材対象となる。
- この変更をもって、静岡局も正式にレギュラー番組としてネットを開始。以後、衛星放送でもレギュラー番組化され、地上波での単発特番を含め全国放送されるようになった。
- この間、放送時間も何度か変更されている(1993年4月10日〜2000年3月25日:土曜日、2000年4月9日〜:日曜日)。
- 2008年12月、NHKオンデマンドで配信開始。
- 2010年1月20日、日向英実放送総局長(当時)が定例会見で、『ゆうどきネットワーク』と異なりこの番組が正式な“脱・ローカル”の全国放送となる方向性を発表[1]、正式に全国放送の番組となることが明らかに。
- 2010年4月3日、放送時間を土曜9:00開始に変更し、正式に全国放送番組に移行[2]。
放送時間
※放送時間はいずれもJST。
2010年4月から
- 総合テレビ、NHKワールド・プレミアム
- 土曜日 9:00 - 9:25(一時、実際の開始時間が9:00.30のときがあった。これは冒頭30秒間に本番組と次に放送される「世界遺産への招待状」とあわせた紀行番組のプロローグ映像が流れるためである。なお、再放送では流れず、そのまま本編に入る。通常は本編終了後、残りの30秒を次回放送の予告(土曜日の初回放送のみ)やお便り募集の告知に充てられている。)
- 下記地域では別番組に差し替えとなる(地元に関係した内容が採り上げられる場合はそのまま本番組を放送することがある)。
- 北海道地区:「この街きらり☆」「北海道釣り紀行」(隔週)
- 全国放送開始初回の2010年4月3日は北海道に関係する内容(浦幌町で取材)があったためそのまま本番組が放送された。なお、再放送は下記の放送時間のほか、2010年5月23日の23:00からも再放送された。
- 東海・北陸地区(静岡を除く):「ナビゲーション」
- 関西地区:「目撃!日本列島」(「ぐるっと関西おひるまえ」放送に伴う時差放送)
- 鳥取・高松・徳島各局:「ビジネス新伝説 ルソンの壺」(大阪局制作。時差放送)
- 福岡局:「発掘!ふくおか いま⇔むかし」(月1回差し替え)
- 北海道地区:「この街きらり☆」「北海道釣り紀行」(隔週)
- ごくまれにNHKワールド・プレミアムでも内容によっては本番組の放送を休止し、別番組(関東地方以外の地域情報番組)に差し替える場合がある(この場合でもノンスクランブル放送は行われる)。なお、NHKワールド・プレミアムでの放送はこの時間1回限りである。
- 2010年8月7日・14日は高校野球中継のため上記の差し替え番組を含めて番組自体休止。NHKワールド・プレミアムではBSハイビジョンで放送されている「地球ドキュメント~MISSON~」に差し替えた(ノンスクランブル放送も実施)。
- 日曜日 4:30 - 4:55(上記で別番組差し替えとなる地域ではこの時間が初回放送。)
- 月曜日 11:05 - 11:30(関東・東北・近畿各地方以外のローカル番組未放送地域への裏送り。)
- 火曜日 15:30 - 15:55
- NHKワールドTV
- 水曜日 11:30 - 11:55(初回放送、その後4時間おきに計6回放送。約3ヶ月遅れ)
2010年3月まで
- 総合テレビ、NHKワールド・プレミアム
- 日曜日 8:00 - 8:25(関東・甲信越地区および静岡県、NHKワールド・プレミアム)
- 月曜日 11:05 - 11:30(ローカル番組未放送地域のうち、東北地方・近畿地方以外への裏送り)
- 土曜日 4:30 - 4:55(近畿地方を除く全国向け。近畿では2009年4月以降「新日本紀行ふたたび」遅れ放送を行っている)
- このため、近畿地方では隣県の放送が視聴可能な周辺地域を除いて、通常は地上波で視聴することができなかった(実質不定期放送扱い)。また、祝日の早朝4:30-4:55や、夏の高校野球休止時(または放送が早く終わった場合)などには近畿地区でも地上波で放送されることがあった。
- BS hi
- 土曜日 6:30 - 6:55(2009年度)
- 木曜日 7:00 - 7:25(2007年1月11日 - 2008年度)
備考
- NHKワールドTVは英語放送強化による番組改編で2008年3月をもって一旦放送を打ち切ったが、2009年4月より英語主音声の2か国語放送、字幕テロップを英語に差し替えた上で放送を再開した(英語でのタイトルは「Gentle Journeys」)。
- NHKワールド・プレミアムでは、2008年10月からノンスクランブルで視聴可能。
- スカパー!、旅チャンネルでも過去の回が2010年より放送が開始された。
出演者
※そのほか、地元地域を取り上げる放送局のアナウンサーが担当することもある。
過去の出演者
この節の加筆が望まれています。 |
- 阿世知幸男
- 青木裕子
- 山根基世
- 早苗俊治
- 清川徹
- 室町澄子
- 加賀美幸子
- 桜井洋子
- 迫田朋子
- 名取将
- 石井かおる(2000年9月10日まで)
- 秋野由美子(2000年9月17日 - 2002年3月10日)
- 明石勇(2006年3月まで)
- 山本美希(2002年4月 - 2006年3月)
- 村上由利子(2006年4月 - 2008年3月)
- 内藤裕子(2008年4月 - 7月)
- 小郷知子
- 荒木美和(2008年2月17日、2009年9月6日、2010年9月4日)
- 阿部悌(2009年5月10日放送(初回放送)の「レモン林で会いましょう~東京 小笠原諸島~」の回)
- 宮本愛子(2008年9月 - 2010年3月、4年ぶりの復帰)
テーマ曲・BGM
- 「光と風の四季」(作曲:大野雄二 / 演奏:アンサンブル・デ・ヴォワィヤージュ)
- この曲はオープニング・バージョンとエンディング・バージョンが存在している。ほぼ同一の曲ながら、曲の始めと終わりなど一部が異なっている。
- 冒頭部の短いイントロに続き、コーラングレにより印象的な旋律が奏でられる。
- 1990年代から現在使用されている曲は1980年代の曲の音色を変更する等のアレンジが加えられている。
- サウンドトラック盤が日本コロムビアより発売されている(3種類)。1993年にリリースされた「組曲『小さな旅』~光と風の四季~」では、ハイビジョンの試験放送を意識した約3分のバージョンが録音された。
- NHKスタジオパークやNHKサービスセンター オンラインショップなどで購入できるCD「懐かしのNHKテーマ音楽集」、「懐かしのNHKテレビ主題曲集」には1980年代のバージョンが収録されている。
- 同じく大野が手がけている「ルパン三世(第2シリーズ)」のエンディングテーマの一つ「ルパン三世 愛のテーマ」に旋律が似ていることから、多くの「ルパン三世」ファンにも馴染みが深く話題に上ることが多い。
- またNHK首都圏放送センターにおいて、希望者に対し「光と風の四季」の楽譜を配布している。詳しくは[1]を参照のこと。
- 作曲者の大野と、かつての出演者である明石は、学生時代にジャズバンドを組んでいた同級生でもある (大野 : ピアノ、明石 : クラリネット)。
- 「小さな旅」(歌:岩崎宏美 / 作詞:山川啓介、作曲:大野雄二、編曲:奥慶一)
- 「光と風の四季」に歌詞をつけたもの。1986年頃の一時期にテーマ曲として使用されていた。
関連項目
- 北海道中ひざくりげ、関西もっといい旅(毎月最終金曜日に単独番組として放送)
- 北海道ぶらりみてある記、東北小さな旅、土曜すてき旅、ときめきの旅、西日本の旅(毎週土曜朝に地域情報番組の1コーナーとして放送)
- 岩崎宏美
- 脱線問答(当初放送枠である木曜19時半-20時の前番組。地域により放送時間が異なっていた)
外部リンク
脚注
- ^ “NHKトップトーク(放送総局長 2010/1/20 )”. 日本放送協会 (2010年1月20日). 1月20日閲覧。accessdateの記入に不備があります。
- ^ NHK INFOMATION「放送番組編成計画」 2010年1月29日閲覧。掲載された番組表によると本番組にはローカル番組であることを示す印はつけられていない。