「ドリーム号 (東京 - 四国)」の版間の差分
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2008年11月1日 (土) 11:15時点における版
ドリーム高松・松山号(ドリームたかまつ・まつやまごう)は、ドリーム号の一路線で、千葉県浦安市・東京都千代田区と香川県高松市・愛媛県松山市を結ぶ夜行高速バスである。
本項では、その前身となるドリーム松山号・ドリーム高松号及び「ドリーム徳島・高松号」より系統分割されたドリーム高松号についても記述する。
路線概説
「ドリーム高松号」は、1989年10月14日に東京駅八重洲南口~高松駅間で運行を開始した。ジェイアールバス関東(JRバス関東)としては初めて四国に乗り入れた路線であり、四国旅客鉄道(当時・JR四国)としては初の夜行路線で、尚且つジェイアール四国バス(JR四国バス)現存最古の高速路線である。当初は瀬戸中央自動車道と坂出駅を経由して高松駅に向かっていた。
一方、「ドリーム松山号」は1990年5月2日に東京駅八重洲南口~松山駅間で運行を開始した。同路線は1997年4月にJRバス関東が運行を休止し、JR四国の単独運行となった。
1999年11月22日より「ドリーム高松号」と「ドリーム松山号」を統合し、東京駅八重洲南口~高松駅経由松山駅間の「ドリーム高松・松山号」として再出発。この際に再びJRバス関東が松山駅に乗り入れる事になった。2000年にはダブルデッカー(三菱エアロキング)が導入され、JR四国では初めてのダブルデッカー車となった。2001年12月には瀬戸中央自動車道経由から神戸淡路鳴門自動車道経由に変更され、現在の停車順となった。2006年4月からは東京ディズニーランド発着となっている。
他方、2004年12月17日より「ニュードリーム徳島・高松号」として新宿駅新南口~徳島駅経由高松駅間で運行を開始した路線は、2005年12月1日より東京駅発着(新宿駅・中央道経由)の「ドリーム徳島・高松号」となり、2006年7月20日より高松系統と徳島系統に系統分割され、高松系統の愛称が「ドリーム高松号」となり丸亀駅発着になって、現在に至っている。
四国高速バスとの関係は、京阪神方面や四国内(こちらは共同運行)の系統とは対照的に競合関係になっている(名古屋方面も同様)。
2007年6月1日に「萩エクスプレス」が東京側の運行会社である京急観光バスが撤退したため、当路線のJRバス関東便が在京バス事業者では最長となる。また、JRバスの路線ではいわみエクスプレスに次ぎ2番目の長距離路線(民鉄系バス会社も含めると5番目)であり、ドリーム号及びJRバス単独路線、ダブルデッカーを使用する日本の高速バス路線でも最長距離である。
運行事業者
- 「ドリーム高松・松山号」は松山支店、「ドリーム高松号」は高松支店が担当。
運行概要
停車停留所
- ドリーム高松・松山号
- 東京ディズニーランド - 東京駅八重洲南口/日本橋口 - 霞が関<上り降車のみ> - 高速大内 - 高速志度 - 高松中央インターバスターミナル - ゆめタウン高松 - 高松駅 - 坂出駅 - 川内インター - 松山インター口 - 大街道 - 松山駅 - JR松山支店
- ドリーム高松号
- 新木場駅 - 東京駅八重洲南口/日本橋口 - 新宿駅新南口 - 池尻大橋<上り降車のみ> - 高速引田 - 高速大内 - 高速津田 - 高速志度 - 高松中央インターバスターミナル - ゆめタウン高松 - 高松駅 - 坂出駅 - 丸亀駅
※東京駅の乗車地は八重洲南口、降車地は日本橋口と異なるので注意。
運行経路
- ドリーム高松・松山号
- 東京ディズニーランド - 東京駅 - 霞ヶ関<上り降車のみ> - 霞ヶ関ランプ - (首都高速道路1号環状線・首都高速道路3号渋谷線) - 東京IC - (東名高速道路・新名神高速道路・名神高速道路・中国自動車道・山陽自動車道・神戸淡路鳴門自動車道・高松自動車道) - 高松中央IC - (国道11号・国道30号) - 高松駅 - (高松坂出有料道路・さぬき浜街道) - 坂出駅 - (国道438号)- 坂出IC - (高松自動車道・松山自動車道) - 松山IC - (国道33号・国道11号) - 松山駅 - JR松山支店
- ドリーム高松号
- 新木場駅 - 東京駅 - (国道20号) - 新宿駅新南口 - 池尻大橋<上り降車のみ> - 池尻ランプ - (首都高速道路3号渋谷線) - 東京IC - (東名高速道路・新名神高速道路・名神高速道路・中国自動車道・山陽自動車道・神戸淡路鳴門自動車道・高松自動車道) - 高松中央IC - (国道11号・国道30号) - 高松駅 - (高松坂出有料道路・さぬき浜街道) - 坂出駅 - (さぬき浜街道) - 丸亀駅
歴史
- 1989年10月14日 - 「ドリーム高松号」運行開始。
- 1990年5月2日 - 「ドリーム松山号」運行開始。
- 1991年 - 運行時間を20分短縮。
- 1993年12月 - 運行時間を15分短縮。
- 199x年 - 「ドリーム松山号」、運行時間を20分短縮。
- 1997年4月 - 「ドリーム松山号」、JR四国の単独運行となる。停留所追加(松山インター口)。
- 1998年3月 - 運行時間を10分短縮。
- 1999年12月20日 - 「ドリーム高松号」と「ドリーム松山号」を統合、「ドリーム高松・松山号」としてJRバス関東・JR四国の2社で運行開始(JRバス関東の松山乗り入れが復活)。
- 2000年4月21日 - 2階建て車導入。JR四国はオレンジ色のラインをピンク色のラインに変更した2階建て車を導入。
- 2001年12月20日 - 瀬戸中央自動車道経由から神戸淡路鳴門自動車道経由に変更、バス停追加(高速大内)。高松駅と坂出駅の停車順を入れ替え。レディースシートを設置。
- 2004年4月 - JR四国松山支店に2台目の2階建て車導入。この車は他車と同様のオレンジ色のラインで導入。
- 2004年6月 - ピンク色のラインの2階建て車を他車と同様のオレンジ色のラインに変更。
- 2004年12月17日 - 「ニュードリーム徳島・高松号」運行開始。
- 2005年12月1日 - 「ニュードリーム徳島・高松号」、東京駅発着(新宿駅経由)となり、「ドリーム徳島・高松号」と改称。
- 2006年4月1日 - 「ドリーム高松・松山号」、東京駅 - 東京ディズニーランド間を延長。
- 2006年7月20日 - 「ドリーム徳島・高松号」が「ドリーム徳島号」と「ドリーム高松号」に分割の上、「ドリーム高松号」を丸亀駅に延長。
- 2007年12月1日 - 同日着の便より東京駅の到着場所が日本橋口に変更となる。
- 2008年1月16日 - 「ドリーム高松号」、新木場駅、池尻大橋(降車のみ)停留所を新設。
- 2008年7月12日 - 「ドリーム高松・松山号」のJR四国バス担当便にプレミアムシート(1階3席、座席料金2,300円)を導入。
使用車両
両社共独立3列シートの三菱エアロキングと三菱エアロクィーンが使用される。走行距離が非常に長いことから、京阪神発着のバスと比べ車内設備のグレードが高く、JR四国バスの車両はプレミアムドリーム号のスーパーシートに近い装備のシートを持っている。さらに2008年7月12日からはドリーム高松・松山号(JR四国バス車両のみ)の1階席をわずか3席のみのプレミアムシートにした車両が投入された。
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JR四国エアロキング導入1号車両(現在は塗装変更されている)
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ドリーム高松・松山号(JR四国バス) 694-5950
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ドリーム高松・松山号(JR四国バス)の座席
その他
2007年4月1日から2008年3月31日まで、「ドリーム高松・松山号」「ドリーム高松号」と小豆島急行フェリー高松~小豆島(土庄)間の往復をセットにした「瀬戸内ストーリー 東京・小豆島連絡きっぷ」を発売していたが、同年4月1日以降も2009年3月31日まで延長して発売している。
競合他社
- ハローブリッジ号(四国高速バス・西東京バス)
- オレンジライナーえひめ号(伊予鉄道・西東京バス)
関連項目
- ドリーム号 (高速バス)
- ドリーム徳島号…「ドリーム徳島・高松号」を系統分割した後の「ドリーム徳島号」についてはこちらを参照。
- 瀬戸 (列車)…東京~高松間を結ぶ夜行列車。現在は「サンライズ瀬戸号」として運転。