コンテンツにスキップ

有沢正子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ありさわ まさこ
有沢 正子
有沢 正子
『映画情報』1958年12月号(国際情報社)より
本名 篠山正子
別名義 山内敬子
生年月日 (1937-01-06) 1937年1月6日(87歳)
出生地 日本の旗東京市渋谷区
職業 女優
ジャンル 映画テレビドラマ
著名な家族 娘:篠山葉子
主な作品
映画
喜びも悲しみも幾歳月』(1957年 木下惠介
テレビドラマ
青春を谷間に』(1964年)
サインはV』(1969年-70年)
テンプレートを表示

有沢 正子(ありさわ まさこ、1937年1月6日 - )は日本女優。本名は篠山正子。大映時代は山内敬子を名乗る。

来歴

[編集]

東京市渋谷区千駄ヶ谷生まれ。疎開先の栃木県足利市に育ち、栃木県立足利女子高等学校1956年に卒業。在学中、シオノギポポンSのCMに出演、ミス松竹に選ばれ松竹に入社。

1957年木下惠介監督の『喜びも悲しみも幾歳月』で高峰秀子佐田啓二の娘役でデビュー。大スター高峰そっくりの美貌が注目される。以降、松竹映画で活躍。1960年、大映に入社。社長の永田雅一が所有する大毎オリオンズのトップスター山内一弘にちなみ、山内敬子に改名。いくつかの映画に出演するが、翌1961年に大映を退社し、芸名を有沢正子に戻す。その後はTVの昼メロなどテレビドラマで活躍。1968年以降は映画出演を再び始めたが、1977年からは銀座のバー経営に専念するようになる。

1961年に結婚し、一女をもうけるが、後に離婚。娘の篠山葉子も女優になり、1980年代に活動。1986年に木下惠介監督自身でリメイクした『新・喜びも悲しみも幾歳月』に母と同じ燈台守の娘役で出演したが、のちに芸能界を離れている。

主な出演作品

[編集]

映画

[編集]
  • 喜びも悲しみも幾歳月(1957年、松竹DVD発売) - キネマ旬報ベストテン第3位
  • 風前の灯(1957年、松竹、DVD発売)
  • 白い炎(1958年、松竹)
  • 若い広場(1958年、松竹)
  • 恐怖の対決(1958年、松竹)
  • 花嫁の抵抗(1958年、松竹)
  • 花は嘆かず 第一部・第二部・第三部(1958年、松竹)
  • 晴れて今宵は(1959年、松竹)
  • 風の中の瞳(1959年、松竹)
  • 背中を掻いて頂戴な(1959年、松竹)
  • 体当りすれすれ娘(1959年、松竹)
  • 自殺を売った男(1959年、松竹)
  • 新・二等兵物語 吹けよ神風の巻(1959年、松竹)
  • 「グッドナイト」より 真夜中の処女(1959年、松竹)
  • 花の幡随院(1959年、松竹)
  • 幸福の合唱(1959年、松竹)
  • わが古城の町(1959年、松竹)
  • 伴淳の駐在日記(1960年、松竹)
  • 命との対決(1960年、松竹)
  • 白い牙(1960年、松竹)
  • 鎮花祭(1960年、大映
  • 忠直卿行状記 (1960年)
  • 女は夜化粧する(1960年、大映、DVD発売)
  • 投資令嬢(1961年、大映)
  • 明日を呼ぶ港(1961年、大映)
  • 女は二度生まれる(1961年、大映、DVD発売)
  • われら劣等生(1965年、松竹)
  • 戦後残酷物語(1968年、大映)
  • 徳川女系図(1968年、東映
  • 異常性愛記録 ハレンチ(1969年、東映)
  • やくざ番外地 抹殺(1969年、日活
  • 愛と誠(1974年、松竹、DVD発売)
  • 続・愛と誠(1975年、松竹、DVD発売)
  • どんぐりッ子(1976年、東宝

テレビドラマ

[編集]