山本健治

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山本 健治
(やまもと けんじ)
生誕 (1943-12-12) 1943年12月12日(80歳)
大阪府守口市
国籍 日本の旗 日本
教育 立命館大学法学部
職業 ライター
評論家
経営コンサルタント
活動期間 1987年 – 現在
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山本 健治
やまもと けんじ
出身校 立命館大学法学部
前職 大阪読売広告社社員
村田製作所社員
所属政党 無所属
称号 法学士

当選回数 2回
在任期間 1975年4月 - 1983年3月

選挙区 高槻市選挙区
当選回数 1回
在任期間 1983年4月 - 1987年3月
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山本 健治(やまもと けんじ、1943年12月12日 - )は、フリーライター評論家政治家。愛称はヤマケン[1][2]

地方議員時代には、高槻市議会議員を2期、大阪府議会議員を1期務めた。

来歴[編集]

大阪府守口市出身。吉本新喜劇所属の池乃めだかとは小学校時代の同級生である。1962年3月大阪府立清水谷高等学校を卒業し、同年4月立命館大学に入学する。大学時代には自治会委員長を務めていた[3]1966年4月、大阪読売広告社(読売新聞大阪本社の関連会社であり、読売広告社との関係はない)に入社。その後、村田製作所に勤務を経て1975年4月、大阪府高槻市議会議員に当選し、二期務める。1983年4月の統一地方選にて大阪府議会議員に当選し、一期務めた。議員時代はジーパン姿に自転車で選挙活動を行い、草の根派として自己調査にもとづく告発・追及を積極的に行った[4]1987年4月の統一地方選にも再選を目指して出馬したが落選し、再起をかけた1991年4月の統一地方選にも出馬したが議席復活とはならなかった[4]

その後はフリーのライターに転じ、経済雑誌等に記事の発表や単行本を出版している。取材を通じて「掃除を学ぶ会」のメンバーと出会い、掃除の大切さを知り、毎朝事務所近くの駅前広場周辺の掃除を10年余にわたって行っている[5]。また、関西各地の学校に赴き、素手でトイレ掃除を行う活動を行っている[6]。また、ワイドショー番組のコメンテーターとして社会問題について批評を行っており、その辛口なコメントはヤマケン節と呼ばれている[7]

また、中央会経営教育センター顧問の現場再生に関するコンサルティングや社会福祉法人・四季の会(高槻梶原ピッコロ保育園)理事も務める。

出演[編集]

現在[編集]

ラジオ

過去[編集]

テレビ

著書[編集]

単著[編集]

  • 『インサイド・レポート - 笑説「地方政治と自治」』楽志社、1983年
  • 『プライバシー侵害 - 「保護法」で私たちは守られるか』柘植書房、1988年 ISBN 4806802255
  • 『年表・子どもの事件』柘植書房,1989年 ISBN 480680195X
  • 『大阪府警はあきまへん - ナニワ・ポリスはメチャ・ポリス』第三書館1990年 ISBN 4807490060
  • 『政治家・公務員の犯罪と事件 1945 - 1992 - ヤミ市から共和佐川疑獄まで』第三書館、1992年 ISBN 4807492071
  • 『掃除が変える 会社が活きる - 大経営者はなぜ掃除から始めたのか』日本実業出版社1995年 ISBN 4534022956
  • 『三十一文字に学ぶビジネスの人生と極意』AG出版、1997年 ISBN 4900874094
  • 『大阪府警はあきまへん - ナニワ・ポリスはメチャ・ポリス(増補新版)』第三書館、1997年 ISBN 4807497251
  • 『すべての一歩は掃除から - 企業・学校・家庭を甦らせる「脚下からの哲学」』日本実業出版社、1998年 ISBN 4534028407
  • 『たかが掃除と言うなかれ - 優良企業が凡事を徹底する理由』日本実業出版社、1996年 ISBN 4534025122
  • 『現代語 地獄めぐり -『正法念処経』の小地獄128案内 』三五館、2003年 ISBN 4883202674
  • 『名創業者列伝 - 挫折と成功の軌跡』経林書房、2005年 ISBN 4767311233
  • 『ホウキとヤルキ - 掃除にドラマあり』三五館、2005年 ISBN 4883203336
  • 『橋下徹論 - とんでもない、とほうもない、とてつもない』第三書館、2012年 ISBN 9784807412020
  • 『戦後70年労働災害と職業病の年表』第三書館、2015年 ISBN 9784807415359
  • 『便所掃除はお金を払ってでもさせてもらいなさい』三五館、2017年 ISBN 978-4883206995

共著[編集]

関連項目[編集]

  • オリオン - ココアシガレットなどで知られる大阪市の製菓会社。『ムーブ!』(朝日放送)内の1コーナー「関西オンリーワン企業」で同社を取材した関係から、駄菓子『おくすりやさんシリーズ・ボヤキナオールY』のパッケージに、山本の顔が本人了承のうえで起用されている。

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ 新生奈良研究会 山本健治氏が熱血講演(2010年5月28日) - 奈良日日新聞2017年12月20日 閲覧
  2. ^ 著書『便所掃除はお金を払ってでもさせてもらいなさい』p.1
  3. ^ 「政治離れ大学祭(幕引きに異議ナシなの? 東京佐川急便事件)大阪」朝日新聞(1992年11月9日・朝刊)
  4. ^ a b 「己の道 山本健治(2001年私の旅)【大阪】」朝日新聞3頁(1998年12月10日・夕刊)
  5. ^ 「[編集室・読者]たかが掃除、されど掃除」毎日新聞29頁(1998年10月17日・大阪朝刊)
  6. ^ 浪花商事 サークルマム 2009年5・6 Vol.1142017年12月20日 閲覧
  7. ^ 「橋下氏は形式主義者」~ヤマケンさんが「ハシズム」斬る - アジアプレス2017年12月20日 閲覧