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小沢信男

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
小沢 信男
誕生 1927年6月5日
死没 (2021-03-03) 2021年3月3日(93歳没)
東京都千代田区
国籍 日本の旗 日本
最終学歴 日本大学芸術学部
代表作 『裸の大将一代記』
主な受賞歴 桑原武夫学芸賞(2000年)
ウィキポータル 文学
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小沢 信男(おざわ のぶお、1927年6月5日 - 2021年3月3日)は、日本作家

山下清の生涯を書いた『裸の大将一代記』で知られる。

来歴・人物

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東京市(現東京都港区新橋出身。 1947年東京府立第六中学校(現東京都立新宿高等学校)を卒業。日本大学芸術学部に進学し、在学中に「新日本文学」に参加。「江古田文学」に掲載された「新東京感傷散歩」が花田清輝に認められる。

卒業後、小説・詩・戯曲・評論・俳句・ルポルタージュなど多岐にわたる執筆活動を展開し、著書多数。特に、東京・犯罪などの研究・執筆において、先駆者的な仕事をしている。

上野のタウン雑誌「うえの」の編集者をつとめた[1]

2000年に『裸の大将一代記 - 山下清の見た夢』で桑原武夫学芸賞受賞。

2021年3月3日、CO2ナルコーシスのため東京都千代田区の病院で死去した[2]。93歳没。

著書

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  • 『わが忘れなば 短編集』(晶文社) 1965
  • 『ドキュメント 犯罪の主役たち』(三一新書) 1968
  • 『小説昭和十一年』(三省堂) 1969
  • 『ドキュメント 悪女』(三一新書) 1970
  • 『若きマチュウの悩み わがバリエテ』(創樹社、バリエテ・シリーズ) 1973
  • 『赤面申告 詩集』(朔人社) 1975
  • 『東京の人に送る恋文』(晶文社) 1975
  • 『犯罪専科』(東邦出版社) 1978、のち河出文庫
  • 『大東京24時間散歩』(現代書林) 1979
  • 『犯罪紳士録』(筑摩書房) 1980、のち講談社文庫、のちちくま文庫
  • 『いま・むかし東京逍遥』(晶文社) 1983
  • 『書生と車夫の東京』(作品社) 1986
  • 『東京百景』(河出書房新社) 1989
  • 『あの人と歩く東京』(筑摩書房) 1993
  • 『昨日少年録 その1 亀山巌』(私家版) 1997
  • 『句集 足の裏』(夢人館) 1998
  • 『全句集・んの字』(大日本印刷ICC本部) 2000
  • 『裸の大将一代記 - 山下清の見た夢』(筑摩書房) 2000、のち文庫
  • 『悲願千人斬の女』(筑摩書房) 2004
  • 『通り過ぎた人々』(みすず書房) 2007
  • 『東京骨灰紀行』(筑摩書房) 2009、のちちくま文庫
  • 『本の立ち話』(西田書店) 2011
  • 『捨身なひと』(晶文社) 2013
  • 『俳句世がたり』(岩波新書) 2016
  • 『私のつづりかた』(筑摩書房) 2017
  • 『ぼくの東京全集』(ちくま文庫) 2017

共著編

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脚注

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  1. ^ 森まゆみ「しごと放浪記」(インターナショナル新書)P.177
  2. ^ 作家の小沢信男さんが死去”. 共同通信. 2021年3月7日閲覧。