三毛猫ホームズの狂死曲

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三毛猫ホームズの狂死曲』(みけねこホームズのラプソディ)は、日本の小説家赤川次郎によって1981年に発表された三毛猫ホームズシリーズの長編推理小説である。

あらすじ[編集]

あるバイオリン・コンクールに出場する桜井マリのもとに脅迫電話がかかってきた。命が惜しければ、演奏をミスしろ、というのである。ところがその脅迫電話を、片山義太郎の妹・晴美がうけてしまった。最終選考に出場する7人は、東京郊外の屋敷で一週間缶詰になる予定だったので、彼らの警備のために片山義太郎が同行することになった。無事にコンクールの日を迎えられるように祈る片山だが、それもむなしく事件は次々と起こる…。

主な登場人物[編集]

  • 片山義太郎 - 捜査一課のダメ刑事
  • 片山晴美 - 義太郎の妹
  • ホームズ - 三毛猫。ピアノも弾けるらしい
  • 朝倉宗和 - 有名な指揮者。後の作品(「三毛猫ホームズの名演奏」(短編集『三毛猫ホームズのびっくり箱』収録の短編)や「三毛猫ホームズのプリマドンナ」(短編集『三毛猫ホームズのプリマドンナ』収録の短編))にもたびたび登場する

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書誌情報[編集]