ブラッド・バード
ブラッド・バード Brad Bird | |||||||||||||||||
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本名 |
フィリップ・ブラッドリー・バード Phillip Bradley Bird | ||||||||||||||||
生年月日 | 1957年9月24日(67歳) | ||||||||||||||||
出生地 |
アメリカ合衆国 モンタナ州 カリスペル | ||||||||||||||||
職業 | 映画監督、脚本家、アニメーター | ||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||
『アイアン・ジャイアント』 『Mr.インクレディブル』シリーズ 『レミーのおいしいレストラン』 『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』 『トゥモローランド』 | |||||||||||||||||
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ブラッド・バード(Brad Bird、1957年9月24日 - )は、アメリカ合衆国のモンタナ州カリスペル生まれの映画監督、脚本家、アニメーション作家。
アニメーション映画『アイアン・ジャイアント』で映画の初監督を担当し、長編アニメーション部門で『Mr.インクレディブル』『レミーのおいしいレストラン』の2作品がアカデミー賞を獲得。
来歴
[編集]11歳から13歳にかけて初めてのアニメーション作品を制作する。14歳の時、その作品がウォルト・ディズニー・スタジオに注目され、同スタジオにてアニメーション制作の指導を受ける[1]。このときバードを指導したのがナイン・オールドメンの1人であるミルト・カールであり[1]、バードは彼を師匠と仰いでいる。その後、カリフォルニア芸術大学に入学、アニメーションを学ぶ。またここで、後にピクサーの監督となるジョン・ラセターと出会っている。
卒業後、ディズニーに就職するが短い期間しか在籍せず、1981年に公開された『きつねと猟犬』の制作に関わったのち退職する[1][2]。その後、テレビドラマの監督や映画脚本などを手がけている。また一時期、アンブリン・エンターテインメントに所属しており、『世にも不思議なアメージング・ストーリー』『ニューヨーク東8番街の奇跡』の制作にも関わっている。
1989年、『ザ・シンプソンズ』の制作プロダクションであるクラスキー・シスポに席を置き、『ザ・シンプソンズ』の第1シーズンに演出家として携わる[2]。数年間『ザ・シンプソンズ』や、その他のテレビアニメ制作においてエグゼクティブ・コンサルタントとして従事する[1]。
初監督映画作品『アイアン・ジャイアント』を制作するため、ワーナー・ブラザースに移籍[1][2]。この作品は評論家から絶賛されたが興行的には成功せず、その後『Mr.インクレディブル』の制作に移る。当初この作品はワーナー・ブラザース製作の2Dアニメーション作品として進められていたが、ワーナー・ブラザースのアニメーション部門凍結により、制作が頓挫する。そこへ旧友ジョン・ラセターから誘いがあり、ピクサーに迎えられたブラッド・バードは3DCGアニメーション作品として『Mr.インクレディブル』の制作を再開、2004年に公開される。この作品は第77回アカデミー長編アニメ賞を受賞[3]し、アニー賞では全10部門制覇を成し遂げた[4]。
2007年に公開されたピクサー作品『レミーのおいしいレストラン』では降板したヤン・ピンカバに代わって急遽監督を引き継いだ。すでに出来上がっていたキャラクターデザインや脚本を大幅に改訂して制作した本作は第80回アカデミー長編アニメ賞[5]、2007年度のアニー賞[6]を受賞した。その後、1906年に発生したサンフランシスコ地震を題材にした実写長編作品『1906』(ワーナー・ブラザースとディズニー/ピクサーによる共同製作)の制作に取り掛かるも、予算面で制作が中断。トム・クルーズ製作・主演の『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』の監督オファーを受け、自身初の実写映画監督作品となった[7][8]。
2009年の第66回ヴェネツィア国際映画祭で、ジョン・ラセター、ピート・ドクター、アンドリュー・スタントン、リー・アンクリッチと共に、アニメ映画への多大な貢献を評価され栄誉金獅子賞を受賞した[9]。
フィルモグラフィ
[編集]実写映画
[編集]年 | 題名 | 備考 |
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1987 | ニューヨーク東8番街の奇跡 *batteries not included |
共同脚本 |
2011 | ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル Mission: Impossible - Ghost Protocol |
監督 |
2015 | トゥモローランド Tomorrowland |
監督・製作 |
アニメ映画
[編集]年 | 題名 | 備考 |
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1999 | アイアン・ジャイアント The Iron Giant |
監督・脚本 |
2004 | Mr.インクレディブル The Incredibles | |
2007 | レミーのおいしいレストラン Ratatouille | |
2018 | インクレディブル・ファミリー Incredibles 2 | |
TBA | Ray Gunn |
アニメシリーズ
[編集]年 | 題名 | 備考 |
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1986 | 世にも不思議なアメージング・ストーリー Amazing Stories |
『ワンワン騒動記 The Family Dog』 脚本・演出・共同プロデューサー |
1990-1991 | ザ・シンプソンズ The Simpsons |
演出 |
その他
[編集]年 | 題名 | 種 | 備考 |
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1991 | Do the Bartman | MV | 『ザ・シンプソンズ』の派生シングル。 監督 |
2005 | ジャック・ジャック・アタック! Jack-Jack Attack |
OVA | 監督・脚本 |
出演
[編集]実写映画
[編集]年 | 題名 | 役名 |
---|---|---|
1985 | 世にも不思議なアメージング・ストーリー Amazing Stories |
科学者 |
アニメ映画
[編集]年 | 題名 | 役名 |
---|---|---|
2004 | Mr.インクレディブル The Incredibles |
エドナ・モード |
2007 | レミーのおいしいレストラン Ratatouille |
アンブリスター・ミニオン |
2018 | インクレディブル・ファミリー Incredibles 2 |
エドナ・モード |
ジャック・ジャックとエドナおばたん Auntie Edna |
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e John Petrakis (September 03, 1999). “`IRON GIANT' DIRECTOR BIRD GOT ANIMATED START WITH DISNEY – Chicago Tribune” (英語). Chicago Tribune. 2022年1月23日閲覧。
- ^ a b c Tom Huddleston Jr. (Jun 15 2018). “How ‘Incredibles 2’ director Brad Bird got his start at Disney” (英語). CNBC. 2022年1月23日閲覧。
- ^ “ピクサー、「Mr.インクレディブル」でアカデミー賞受賞 - CNET Japan”. CNET Japan. 朝日インタラクティブ (2005年3月1日). 2022年1月23日閲覧。
- ^ “アニー賞は「Mr.インクレディブル」が10部門を独占! : 映画ニュース - 映画.com”. 映画.com. エイガ・ドット・コム (2005年2月1日). 2022年1月23日閲覧。
- ^ “第80回アカデミー賞長編アニメ映画賞は『レミーのおいしいレストラン』 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News”. AFPBB News. クリエイティヴ・リンク (2008年2月25日). 2022年1月23日閲覧。
- ^ “アニー賞長編アニメーション賞に「レミー」劇場映画10部門で受賞 | アニメ!アニメ!”. アニメ!アニメ!. イード (2008年2月10日). 2022年1月23日閲覧。
- ^ “「ミッション・インポッシブル」第4弾の製作発表会見にトム・クルーズら 写真11枚 国際ニュース:AFPBB News”. AFPBB News. クリエイティヴ・リンク (2010年10月29日). 2022年1月23日閲覧。
- ^ SCOTT THILL (2011年12月21日). “Brad Bird Talks Ghost Protocol and Making Great Movies | WIRED” (英語). WIRED. 2022年1月23日閲覧。
- ^ 中山治美 (2009年9月7日). “ジョージ・ルーカス監督登場!金獅子像をジョン・ラセターに授与:第66回ヴェネチア国際映画祭|シネマトゥデイ”. シネマトゥデイ. シネマトゥデイ. 2022年1月23日閲覧。