ブガッティ・サーキット
所在地 | フランス ル・マン |
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標準時 | GMT+1 |
座標 | 北緯47度56分59.51秒 東経0度12分27.08秒 / 北緯47.9498639度 東経0.2075222度座標: 北緯47度56分59.51秒 東経0度12分27.08秒 / 北緯47.9498639度 東経0.2075222度 |
所有者 | フランス西部自動車クラブ ル・マン市 |
運営者 | フランス西部自動車クラブ |
オープン | 1966年 |
主なイベント | ロードレース世界選手権フランスGP ル・マン24時間ロードレース |
路面 | アスファルト |
コース長 | 4.185 km (2.600 mi) |
コーナー数 | 14 |
レコードタイム | 1'32.042[1] (マルク・マルケス, レプソル・ホンダ・チーム ホンダ・RC213V, 2014, MotoGPクラス) |
ブガッティ・サーキット(Circuit Bugatti)は、フランスのル・マンにあるサーキットである。
概要
[編集]非常設の公道コースである「サルト・サーキット」(全長13.626km)に増設する形で1966年に造られた。ル・マン24時間レースにおいてはサルト・サーキットを全面使用する4輪に対して、2輪がこちらのみ用いて開催される。
サルト・サーキットとの併用する区間は、ターン14"Reccordement"からターン5"La Chapelle"までと、ピットレーンやパドックなどの諸設備である[2]。
1967年にはF1のフランスGPが開催された。開催はこの1度のみで、以降はポール・リカール・サーキットやマニクール・サーキットで行われている。また、ロードレース世界選手権のフランスGPでは1967年からポール・リカールなどと交互に行われていたが(1991年はフランスGPをポール・リカールで開催したが、ブラジルGPが安全上の問題でキャンセルされたことで「ル・マングランプリ」として開催)、2000年以降は毎年ブガッティへ固定されている。
コースの特徴
[編集]2013年現在のコースは全長4,185m・幅13mで、左コーナーが5つ、右コーナーが9つの合計14のコーナーでレイアウトされる。高速コーナーの「ダンロップカーブ」(ターン1・ターン2)以外は中低速コーナーであり、コーナー間のストレートも非常に短い、典型的なストップ・アンド・ゴータイプのコースの一つとして知られている。トップスピードは低く、平均速度が比較的低いコースである。
コースレイアウトは安全性向上のために改修が数回行われている。主な改修箇所として前述のダンロップカーブの後半部分に「ダンロップシケイン」(ターン3・ターン4)を増設。高速コーナー「Le Musée」(ターン7〈旧ターン3〉)を中速コーナーに変更するなどである。コースの改修を繰り返したため、テクニカルコースの色合いが強くなっている。
メインストレートは450m、バックストレートが674mと共に短い。トップスピードは、メインストレートを抜けてダンロップカーブの進入中に計測される。2013年現在のレコードは、MotoGPクラスがエクトル・バルベラが2013年に記録した309.1km/h、Moto2クラスではマルク・マルケスが2011年に記録した263.5km/hである[3]。
気象の関係で路面を荒くする必要があり、グリップが薄いのか毎年転倒者が多い。ここに雨の追い打ちがかかると大混乱が起こり、2009年のGP125では完走15台、転倒17台と転倒者が完走者の数を上回り、同年GP250では完走者が14台で最低ポイントが2点となる珍事が起こっている。
ル・マン・アルナージュ飛行場(Aéroport Le Mans-Arnage)がコースに隣接しており、レースのテレビ放送の際に、ダンロップシケインの横から軽飛行機が離着陸していることがある。
座標
[編集]- コントロールライン
- メインストレート (450m)
- 「Dunlop Curve」(ターン1)・ターン2)
- 「Dunlop Chicane」(ターン3・ターン4)
- 「La Chapelle」(ターン5・ターン6)
- 「Le Musée」(ターン7)
- 「Garage Vert」(ターン8)
- バックストレート (674m)
- 「'S' Chemin aux Boeufs」(ターン9・ターン10)
- 「'S' Bleus」(ターン11・ターン12)
- 「Reccordement」(ターン13・ターン14)