ショーン・キャンプ

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ショーン・キャンプ
Shawn Camp
ブルージェイズ時代(2011年8月5日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 バージニア州フェアファックス
生年月日 (1975-11-18) 1975年11月18日(48歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
205 lb =約93 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 1997年 MLBドラフト16巡目
初出場 2004年4月5日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ショーン・アンソニー・キャンプShawn Anthony Camp , 1975年11月18日 - )は、アメリカ合衆国バージニア州フェアファックス出身の元プロ野球選手投手)。右投右打。

経歴[編集]

プロ入りとパドレス傘下時代[編集]

1997年MLBドラフト16巡目(全体500位)でサンディエゴ・パドレスに指名され、プロ入り[1]

パイレーツ傘下時代[編集]

2001年7月10日にエミル・ブラウンとのトレードで、ピッツバーグ・パイレーツへ移籍した[2]

2003年10月15日にFAとなった[2]

ロイヤルズ時代[編集]

2003年10月29日にカンザスシティ・ロイヤルズに入団した[2]

2004年4月5日、この年の開幕戦となるシカゴ・ホワイトソックス戦でメジャーデビューを果たした。この年はリリーフとして42試合に登板した。

2005年も中継ぎとして29試合に登板したが、防御率は6点台と芳しくなく、オフの12月21日にFAとなった[2]

デビルレイズ時代[編集]

2006年1月17日にタンパベイ・デビルレイズと契約[2]。移籍1年目となったこの年は、リーグ2位タイ(チーム史上最多)の75試合に登板して一躍その名を知らしめた。

2007年のシーズンもリリーフで50試合に登板したが、防御率は7点台、WHIPは2.0をオーバーし、オフの10月31日にFAとなった[2]

ブルージェイズ時代[編集]

2008年1月8日にトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結んだ。開幕はマイナーで迎えたが4月19日にメジャー昇格を果たした[3]

2010年は70試合に登板して、4勝3敗2セーブ13ホールド、自己最高となる防御率2.99という好成績で、ブルペンの柱となった[2]

2011年の67試合に登板したが、オフの10月30日にFAとなった[2]

カブス時代[編集]

2012年2月17日にシアトル・マリナーズと1年契約を結んだが[4]、開幕前の3月21日に解雇された[5]

2012年3月26日シカゴ・カブスとマイナー契約を結び[1]、開幕ロースター入りを果たした。シーズンではリーグ最多かつ自己最多の80試合に登板した。オフにFAとなったが、11月19日に年俸135万ドルと出来高20万ドルの1年契約でカブスに残留が決まった[6]

2013年は5月22日に右足の親指を捻挫したため15日間の故障者リスト入り[1]。復帰後も成績は上がらず、7月3日にDFAとなり、7月7日に自由契約となった[1]

ダイヤモンドバックス傘下時代[編集]

2013年7月17日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んだ[7]。しかし、メジャーには昇格出来ず、オフの11月4日にFAとなった[1]

 フィリーズ傘下時代 [編集]

2013年11月11日にフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結んだ[8]

2014年はAAA級リーハイバレー・アイアンピッグスで開幕を迎え、4月19日にフィリーズとメジャー契約を結んだ[9]。昇格後は3試合に登板したが、5月8日に40人枠を外れ、AAA級リーハイバレーへ降格した[10]。5月9日にFAとなったが、5月19日にマイナー契約でフィリーズと再契約した[1]。6月27日に自由契約となり退団した[1]

2015年3月9日に現役引退を発表した[11]

現役引退後[編集]

2019年6月に母校であるジョージ・メイソン大学野球部のアシスタントコーチに就任[12]2022年7月より監督を務める[13]

投球スタイル[編集]

速球はほとんど投げず、シンカーを中心となる球種である。そのためゴロの割合が高い。追い込んでからはスライダー、チャンジアップといった変化球で相手打者を打ち取るケースが多い。制球力があり四球率においては優れているが、空振りを簡単にとれる球種を持っていないので奪三振率はあまり高くない[14]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2004 KC 42 0 0 0 0 2 2 2 5 .500 286 66.2 74 10 16 1 5 51 2 1 37 29 3.92 1.35
2005 29 0 0 0 0 1 4 0 0 .200 228 49.0 69 4 13 3 4 28 3 0 40 35 6.43 1.67
2006 TB 75 0 0 0 0 7 4 4 12 .636 328 75.0 93 9 19 3 7 53 4 0 43 39 4.68 1.49
2007 50 0 0 0 0 0 3 0 11 .000 198 40.0 63 7 18 6 3 36 2 0 33 32 7.20 2.03
2008 TOR 40 0 0 0 0 3 1 0 7 .750 166 39.1 40 2 11 3 2 31 0 0 18 18 4.12 1.30
2009 59 0 0 0 0 2 6 1 6 .250 333 79.2 73 7 29 4 4 58 0 0 36 31 3.50 1.28
2010 70 0 0 0 0 4 3 2 13 .571 298 72.1 71 8 18 5 4 46 2 0 26 24 2.99 1.23
2011 67 0 0 0 0 6 3 1 5 .667 292 66.1 79 3 22 9 6 32 0 0 36 31 4.21 1.52
2012 CHC 80 0 0 0 0 3 6 2 18 .333 327 77.2 79 7 21 4 0 54 1 0 32 31 3.59 1.29
2013 26 0 0 0 0 1 1 0 4 .500 108 23.0 34 7 9 2 0 13 0 2 18 18 7.04 1.87
2014 PHI 3 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 15 3.1 7 1 0 0 0 1 0 0 2 2 5.40 2.10
MLB:11年 541 0 0 0 0 29 33 12 81 .468 2579 592.1 682 65 176 40 35 403 14 3 321 290 4.41 1.45
  • 各年度の太字はリーグ最高

背番号[編集]

  • 58(2004年 - 2005年)
  • 59(2006年 - 2007年途中)
  • 22(2007年途中 - 同年終了)
  • 57(2008年 - 2011年)
  • 54(2012年 - 2013年)
  • 50(2014年)

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g MLB公式プロフィール参照。2023年2月4日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h Shawn Camp Stats & Scouting Report”. Baseball America. 2022年2月4日閲覧。
  3. ^ Camp rides new pitch back to Majors Righty's changeup providing veteran confidence to succeed”. The Official Site of The Toronto Blue Jays. 2008年4月21日閲覧。
  4. ^ Mariners sign free agent pitchers Shawn Camp and Hong-Chih Kuo Mariners.com
  5. ^ Mariners release reliever Shawn Camp Mariners.com
  6. ^ Cubs To Sign Shawn Camp MLB Rumors
  7. ^ Simon, Andrew (2013年7月18日). “D-backs sign reliever Camp, release Hinske”. MLB.com. 2013年7月18日閲覧。
  8. ^ Seidman, Corey (2013年11月13日). “Phillies sign veteran reliever Shawn Camp”. CSN Philadelphia. 2013年11月13日閲覧。
  9. ^ Mike Axisa (2014年4月19日). “MLB rumors, injuries and news roundup for April 18”. CBS Sports. 2014年4月19日閲覧。
  10. ^ Todd Zolecki (2014年5月8日). “Phillies outright Camp and recall Garcia”. MLB.com. 2014年5月9日閲覧。
  11. ^ Tim Dierkes (2015年3月9日). “Shawn Camp Announces Retirement”. MLB Trade Rumors. 2023年2月4日閲覧。
  12. ^ Shawn Camp Joins Baseball Staff as Assistant Coach”. George Mason University (2019年6月26日). 2023年2月4日閲覧。
  13. ^ Baseball's Bill Brown Steps Down as Head Coach”. George Mason University (2022年7月8日). 2023年2月4日閲覧。
  14. ^ 「トロント・ブルージェイズ」 『月刊スラッガー』2011年2月号、日本スポーツ企画出版社、2011年、雑誌155092、34頁

関連項目[編集]

外部リンク[編集]