ザ・ブリッジ (ビリー・ジョエルのアルバム)
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『ザ・ブリッジ』 | ||||
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ビリー・ジョエル の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | コロムビア・レコード | |||
プロデュース | フィル・ラモーン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ビリー・ジョエル アルバム 年表 | ||||
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ザ・ブリッジ(The Bridge)は、ビリー・ジョエルが1986年に発表したアルバム。
解説[編集]
プロデューサーのフィル・ラモーンとの共同作業は、アルバム単位では本作が最後となり、ビリーが声優としても出演したアニメーション映画『オリバー ニューヨーク子猫ものがたり』(1988年公開)に提供した楽曲「Why Should I Worry?」を最後に、ビリーとフィルは袂を分かつ。「ベイビー・グランド」はビリーとレイ・チャールズのデュエット。「コード・オブ・サイレンス」は、ビリーが作詞に行き詰まった際、隣のスタジオにいたシンディ・ローパーが訪れ、ビリーのピアノを聴きながら連想する言葉を書き留めて、それを元にタイトルと歌詞ができた[1]。シンディは同曲のボーカルでも参加。「ゲッティング・クローサー」にはスティーヴ・ウィンウッドがゲスト参加。ジャズ色の濃い「ビッグ・マン・オン・マルベリー・ストリート」には、ロン・カーターやマイケル・ブレッカー等が参加。
「モダン・ウーマン」は、ベット・ミドラー主演の映画『殺したい女』のサウンドトラックに提供された楽曲で、シングルとして全米10位に達した。その後「マター・オブ・トラスト」(全米10位)、「ディス・イズ・ザ・タイム」(全米18位)、「ベイビー・グランド」(全米75位)がシングル・カットされた。
収録曲[編集]
特記なき楽曲はビリー・ジョエル作。
- ランニング・オン・アイス - "Running on Ice" - 3:16
- ディス・イズ・ザ・タイム - "This Is the Time" - 5:01
- マター・オブ・トラスト - "A Matter of Trust" - 4:09
- モダン・ウーマン - "Modern Woman" - 3:50
- ベイビー・グランド - "Baby Grand" - 4:04
- ビッグ・マン・オン・マルベリー・ストリート - "Big Man on Mulberry Street" - 5:27
- テンプテイション - "Temptation" - 4:13
- コード・オブ・サイレンス - "Code of Silence" (Billy Joel, Cyndi Lauper) - 5:16
- ゲッティング・クローサー - "Getting Closer" - 5:01
参加ミュージシャン[編集]
- ビリー・ジョエル - ボーカル、ピアノ、シンセサイザー
- リバティ・デヴィート - ドラムス
- ダグ・ステッグマイヤー - ベース
- デヴィッド・ブラウン - ギター
- ラッセル・ジェイヴァース - ギター
- マーク・リヴェラ - サックス
- ロブ・マウンジー - シンセサイザー、オーケストレーション
- ジェフ・ボヴァ - シンセサイザー
- ピーター・ヒューレット - バッキング・ボーカル
- ジミー・ブラロワー- パーカッション(on 4.)
- レイ・チャールズ - ボーカル、ピアノ(on 5.)
- ヴィニー・カリウタ - ドラムス(on 5.)
- ニール・スチューベンハウス - ベース(on 5.)
- ディーン・パークス - ギター(on 5.)
- ロン・カーター - アコースティック・ベース(on 6.)
- エディ・ダニエルス - サックス(on 6.)
- マイケル・ブレッカー - サックス(on 6.)
- ロニー・キューバー - サックス(on 6.)
- マーヴィン・スタム - トランペット(on 6.)
- アラン・ルービン - トランペット(on 6.)
- デイヴ・バージロン - トロンボーン(on 6.)
- フィリップ・セス - オーケストレーション(on 7.)
- シンディ・ローパー - ボーカル(on 8.)
- ドン・ブルックス - ハーモニカ(on 8.)
- スティーヴ・ウィンウッド - ハモンドオルガン(on 9.)
- ニール・ジェイソン - ベース(on 9.)
- ジョン・マッカーリー - ギター(on 9.)
脚注[編集]
- ^ 『ビリー・ジョエル 素顔の、ストレンジャー』(マーク・ベゴ:著、山本安見:訳、東邦出版、ISBN 978-4-8094-0730-7)p.271-272