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コーカサス山脈

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コーカサス山脈
コーカサス山脈の衛星写真
左は黒海、右はカスピ海
所在地 ロシアの旗 ロシア
ジョージア (国)の旗 ジョージア
アゼルバイジャンの旗 アゼルバイジャン
アルメニアの旗 アルメニア
位置 北緯42度30分0秒 東経45度0分0秒 / 北緯42.50000度 東経45.00000度 / 42.50000; 45.00000座標: 北緯42度30分0秒 東経45度0分0秒 / 北緯42.50000度 東経45.00000度 / 42.50000; 45.00000
最高峰 エルブルス山(5642 m
延長 1200 km
160 km
プロジェクト 山
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コーカサス山脈(コーカサスさんみゃく、: Caucasus Mountains)は、黒海からカスピ海まで東西に走る山脈である。ロシア語からカフカース山脈とも呼ばれる。ロシアでは大カフカース山脈Большой Кавказ)と呼び、南の小カフカース山脈Малый Кавказ)と区別している。

ギリシア神話ではコーカサスは世界を支える柱のうちの一つで、ゼウスプロメーテウスを鎖で繋いだ場所でもある。

アラビアプレートが北上して作られた造山帯である。

大コーカサス(カフカース)山脈

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ウラル山脈、カスピ海とともにアジアヨーロッパの境をなす。山脈の北はロシア連邦領で北コーカサス地方とよばれ、南はジョージアアゼルバイジャンの領土で南コーカサス地方とよばれる。西側にヨーロッパ最高峰のエルブルス山(5642 m)やカズベク山(5033 m)などの高峰が集まる。アルプス・ヒマラヤ造山帯に含まれる新期造山帯である。

小コーカサス(カフカース)山脈

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アルメニア北部を通る山脈で、カピジク山(3904 m)が最高峰。ただし、やや南にあるアラガツ山(4090 m)やアララト山(5165 m)も小コーカサスに含めることがある。

コーカサス山脈と周辺の有名な山

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以下の山は国境問題などで名称や国名が変わる可能性がある。

名前 標高/m プロミネンス/m 備考
エルブルス山 5642 4741 ロシア ヨーロッパ最高峰
ディフタウ 5205 2002 ロシア
シュハラ山 5201 1365 ジョージア/ロシア
コシュタン・タウ英語版 5152 822 ロシア
ジャンガ山英語版 (ジャンギ・タウ Dzhangi-Tau) 5059 300 ジョージア/ロシア
カズベク山 5047 2353 ジョージア
Pushkin 5033 110 ジョージア/ロシア
カティン・タウ英語版 4979 240 ジョージア/ロシア
Kukurtlu Dome 4978 18 ロシア
Gistola 4860 320 ジョージア
Shota Rustaveli 4860 c.50 ジョージア/ロシア
Tetnuldi 4858 672 ジョージア
Dzhimara (Jimari) 4780 840 ジョージア/ロシア
ウシュバ 4710 1143 ジョージア
Dumala-Tau 4682 332 ロシア
Gora Uilpata 4649 1300 ロシア
Tikhtengen 4618 768 ジョージア/ロシア
Ailama 4547 1067 ジョージア
Tiutiun-Tau 4540 380 ロシア
Jailik 4533 926 ロシア
Salinan 4508 621 ロシア
Tebulosmta 4499 2145 ジョージア/ロシア
バザルデュジ山 4466 2454 アゼルバイジャン アゼルバイジャン最高峰
Gora Shan 4451 1775 ロシア / ジョージア
Tepli 4431 1144 ロシア
Diklo 4285 843 ジョージア
Mount Shahdagh 4243 1102 アゼルバイジャン
Gora Addala Shukgelmezr 4152 1792 ロシア
Gora Dyultydag 4127 1834 ロシア
アラガツ山 4090 2143 アルメニア 成層火山
Tskhouk-KarckarもしくはQarqar 3000 - - 火山。最後の噴火は3000 BC
PorakもしくはAxarbaxar 2800 - - 火山。最後の噴火は778 BC
Böyük İşıqlı 3552 - - 火山。
  • アララト山 -コーカサス山脈の南にある『旧約聖書』でノアの箱舟がたどり着いたという山。国境問題・宗教問題を抱える。

脚注

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関連項目

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外部リンク

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