Signal (ソフトウェア)

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Signal
Signal Blue Icon.png
Screenshot Signal.png
Signal running on iOS.
開発元 Signal Foundation
Signal Messenger LLC
初版 2014年7月29日
リポジトリ github.com/signalapp
対応言語 51言語
サポート状況 開発中
公式サイト signal.org
テンプレートを表示

Signal(シグナル)は、Open Whisper Systems英語版が開発しているオープンソースメッセンジャーソフトウェアである[1]。すべての通信内容がエンドツーエンドで暗号化されるため非常に高いセキュリティレベルが確保される[2][3][4]。対応OSは、AndroidiOSWindowsmacOSLinux。主な機能は、テキストチャット、ファイル添付、音声通話、ビデオ通話[5]など。

概要[編集]

Android、iOSなどのスマートフォン向けアプリケーションに電話番号を登録し、SMSの様に利用する。Signal利用者同士の通信は、自動的にエンドツーエンド暗号化される(送信側、受信側のどちらかがSignal利用者でなかった場合はユーザーに警告した上で、通常のSMSとして送信される)。デスクトップ版ソフトウェアは、スマホアプリでQRコードを読み取ることで、利用可能になる。

安全性[編集]

Signalは、電子フロンティア財団が定める「最もセキュアなメッセンジャーリスト」で、7つの調査項目の全てをクリアしている[2]。また、アメリカ合衆国上院議員の公式な連絡ツールとして認められている[3]。その他、インターネット監視プログラムのPRISMの暴露を行った、内部告発者のエドワード・スノーデンも、秘匿性の高さを評価した。

また、Signalで採用されているエンドツーエンド暗号化は、運営者や管理者、途中で経由するすべてのサーバ所有者のいずれも、会話内容を盗聴することは出来ない。

Signalプロトコル[編集]

SignalプロトコルはSignalの暗号化に使われているプロトコルである。Signalプロトコルはオープンソースである為、様々な企業のサービスが自社のサービスの安全性向上のために、Signalプロトコルを導入している。

以下、Signalプロトコルを導入したサービス。

  • WhatsApp[6][7][8] - 標準で全ての通信にSignalプロトコルを適用
  • Google Allo[9] - 一部機能にのみSignalプロトコルを適用
  • Facebook Messenger[10] - 一部機能にのみSignalプロトコルを適用
  • Skype[11][12] - 一部機能にのみSignalプロトコルを適用

送信者の秘匿化[編集]

Signalは、実験的機能として「送信者の秘匿化(Sealed sender)」を導入した[13]

これは、今までは暗号化されていなかった、送信者に関する情報も暗号化することで、より一層プライバシー保護と秘匿性を強化する機能である[14]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ Signal” (英語). GitHub. 2018年7月29日閲覧。
  2. ^ a b “Secure Messaging Scorecard” (英語). Electronic Frontier Foundation. (2014年11月3日). https://www.eff.org/node/82654 2018年7月29日閲覧。 
  3. ^ a b 最も安全なメッセンジャーアプリ「Signal」がアメリカ上院議員間の連絡ツールとして公式に認可される」『GIGAZINE』。2018年7月29日閲覧。
  4. ^ Inc., mediagene「ベストな暗号化機能つきメッセージングアプリはこれ」『』、2016年6月30日。2018年11月28日閲覧。
  5. ^ Mannes, John「暗号化コミュニケーションのSignalにビデオ通話機能が加わる | TechCrunch Japan」『TechCrunch Japan』。2018年9月19日閲覧。
  6. ^ Signal >> Blog >> WhatsApp's Signal Protocol integration is now complete” (英語). signal.org. 2018年7月29日閲覧。
  7. ^ Lab, Kaspersky. “WhatsApp、安全なエンドツーエンド暗号化に切り替える” (日本語). blog.kaspersky.co.jp. 2018年7月29日閲覧。
  8. ^ WhatsApp Security” (英語). WhatsApp.com. 2018年7月29日閲覧。
  9. ^ Signal >> Blog >> Open Whisper Systems partners with Google on end-to-end encryption for Allo” (英語). signal.org. 2018年7月29日閲覧。
  10. ^ Signal >> Blog >> Facebook Messenger deploys Signal Protocol for end-to-end encryption” (英語). signal.org. 2018年7月29日閲覧。
  11. ^ Signal >> Blog >> Signal partners with Microsoft to bring end-to-end encryption to Skype” (英語). signal.org. 2018年7月29日閲覧。
  12. ^ Skypeがついにエンドツーエンドの暗号化に対応」『GIGAZINE』。2018年7月29日閲覧。
  13. ^ Signal >> Blog >> Technology preview: Sealed sender for Signal” (英語). signal.org. 2018年11月28日閲覧。
  14. ^ “メッセージ送信者の身元を隠し、プライヴァシーを守る:「Signal」の新しい試み|WIRED.jp” (日本語). WIRED.jp. https://wired.jp/2018/11/26/signal-sealed-sender-messaging/ 2018年11月28日閲覧。 

外部リンク[編集]