シグナル (テレビドラマ)
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シグナル | |
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ジャンル | テレビドラマ |
脚本 | 金銀姬(キム・ウニ) |
演出 | キム・ウォンソク、イソ・ジェジュン、キム・エジ |
出演者 | イ・ジェフン、キム・ヘス、チョ・ジヌンなど |
製作 | |
制作 | TvN |
放送 | |
放送国・地域 |
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放送期間 | 2016年1月22日 - 2016年3月12日 |
放送時間 | 毎週金曜日・土曜日 |
回数 | 16 |
公式サイト | |
シグナル | |
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各種表記 | |
ハングル: | 시그널 |
漢字: | |
発音: | シグノル |
ローマ字: | Sigeuneol |
『シグナル』(시그널)は、2016年1月22日から同年3月12日にかけて、韓国のtvNで放送されたテレビドラマである。
2018年4月期にカンテレ(関西テレビ)制作・フジテレビ系にて、『シグナル 長期未解決事件捜査班』(シグナル ちょうきみかいけつじけんそうさはん)のタイトルでリメイクされた。
あらすじ[編集]
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警察のプロファイラー・パク・ヘヨンはある日、15年前の未解決事件を追うイ・ジェハン刑事から、壊れた無線機を通じてその未解決事件の有力な手がかりを教えられる。
時効まであと数日のところでかつてのジェハンの後輩・チャ・スヒョン刑事と共に事件を解決することに成功する。
その後もヘヨンはジェハンと交信を続けていくうちに、彼が過去の人間であることに気付く。一方でスヒョンは、15年前に失踪したジェハンの行方を捜し続けている。
登場人物[編集]
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長期未解決事件専門チーム[編集]
- パク・ヘヨン
- 演 - イ・ジェフン
- プロファイラー。
- 壊れた無線機を通じて過去の世界の刑事・イ・ジェハンと交信し、共に事件を解決していく。
- チャ・スヒョン
- 演 - キム・ヘス
- 刑事・チーム長。
- ジェハンに対して秘かに好意を抱いており、彼が謎の失踪を遂げた後も、長年捜査し続けている。
- キム・ケチョル
- 演 - キム・ウォネ
- 刑事。人探しが得意。
- チョン・ホンギ
- 演 - イ・ユジュン
- 証拠物鑑識要員。
警視庁[編集]
- イ・ジェハン
- 演 - チョ・ジヌン
- 捜査班・刑事。
- 壊れた無線機を通じて未来を生きるヘヨンと交信し、共に事件を捜査する。
- アン・チス
- 演 - チョン・ヘギュン
- 係長。
- キム・ボムジュ
- 演 - チャン・ヒョンソン
- 捜査局長。
事件のキーパーソン[編集]
スタッフ[編集]
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- 演出 - キム・ウォンソク
- 助演出 - イソ・ジェジュン、キム・エジ
- 脚本 - キム・ウニ
- 音楽 - キム・ジュンソク、バク・ソンイル
- 製作 - A Story
- 企画 - チェジンフイ、パク・ジヨン
- 責任プロデューサー - イ・チャノ
- プロデューサー - イ・ジェムン、パク・ウンギョン
- 編集 - キム・ナヨン
- 撮影 - チェ・サンムク、イ・ジュヨン
受賞歴[編集]
- 2016年第52回百想芸術大賞
- 2016年第5回アジア太平洋スターアワード
- 2016年第1回tvN 10アワーズ
- 2016年のアジアアーティストアワードドラマ部門大賞 - チョ・ジヌン
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リメイクテレビドラマ(日本版)[編集]
シグナル 長期未解決事件捜査班 | |
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ジャンル | 刑事ドラマ |
原作 | 『シグナル』 |
脚本 |
尾崎将也 大久保ともみ |
演出 |
内片輝 鈴木浩介 |
出演者 |
坂口健太郎 北村一輝 吉瀬美智子 木村祐一 池田鉄洋 青野楓 神尾楓珠 甲本雅裕 渡部篤郎 |
エンディング |
BTS(防弾少年団) 「Don't Leave Me」 |
製作 | |
プロデューサー |
萩原崇(カンテレ) 笠置高弘(カンテレ) 石田麻衣 |
制作 | カンテレ |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 |
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放送期間 | 2018年4月10日 - 6月12日 |
放送時間 | 火曜日 21:00 - 21:54 |
放送枠 | 関西テレビ制作火曜夜9時枠の連続ドラマ |
放送分 | 54分 |
回数 | 10 |
公式サイト | |
特記事項: 初回・最終回は15分拡大 (21:00 - 22:09) | |
2018年4月10日から6月12日までカンテレ(関西テレビ)制作・フジテレビ系の「火曜21時枠」で『シグナル 長期未解決事件捜査班』のタイトルで放送された。主演はテレビドラマ初主演の坂口健太郎[1]。
キャスト(日本版)[編集]
警視庁捜査一課未解決事件捜査班[編集]
- 三枝健人(さえぐさけんと)
- 演 - 坂口健太郎(小学低学年時:大江優成、小学高学年時:大西利空)
- 独学でプロファイリングを学んだ刑事。2010年当時は城西警察署地域課の警察官。旧姓:加藤。2018年にアメリカでのプロファイリング研修を終えて警部補となり未解決事件捜査班に加わる。小学生時代は意思表示が苦手な少年だった。過去の大山と交信出来る古い無線機を見つける。無線機から情報を受けた大山の行動によって過去が変わったことは自身にしか認識されていない。11歳のときに兄の亮太が後述の集団暴行事件の主犯として逮捕されたことでいじめを受けるようになったことから、母により親戚の元へ預けられ、母方の旧姓である三枝に改姓した。その後、焼き鳥店「おかん焼きふじよし」にて、大山から自身の思い出の料理であるオムライスをよく食べさせてもらっていた。
- 第10話にて岡本を襲った犯人たちに射殺され息を引き取るが、過去が変化したことにより自宅のベッドにて目を覚まし、階級が巡査部長となる。
- 桜井美咲(さくらいみさき)
- 演 - 吉瀬美智子
- 未解決事件捜査班の班長。2010年当時は城西警察署刑事課の刑事。失踪した大山の行方を捜している。第6話で工藤雅之の再犯に巻き込まれてしまい殉職するが、過去が変化したことにより第7話で復活する。第9話の終盤にて初めて無線機からの大山の声を耳にする。第10話で過去が変化した際には、健人と同様に過去が変わる前の状況を記憶している。そのため、山田たちが健人の存在の記憶が無くなっていたなかで、自身は健人のことを記憶していた。
- 山田勉
- 演 - 木村祐一
- 美咲の部下。2010年当時は城西警察署刑事課の刑事で美咲の同僚。関西弁で話す。第10話で過去が変化した際には健人の事を覚えていなかった。
- 小島信也
- 演 - 池田鉄洋
- 鑑識官。2010年当時は城西警察署の鑑識官。第10話で過去が変化した際には健人の事を覚えていなかった。
警視庁[編集]
- 岩田一夫
- 演 - 甲本雅裕
- 捜査一課係長。2010年当時は城西警察署の刑事課係長。
- 大山の行方を捜している健人と美咲の動向を監視している。中本の下で忠実に働いていたが、白血病にて闘病中であった娘が病死したのを機に、中本の下を離れることを決意する。その後、健人の兄・加藤亮太が主犯とされる武蔵野市の東条高校女子生徒集団暴行事件について調べるのは危険だと健人に忠告するが、彼の意を受け、3時間後に東京城西病院に来るよう伝える。3時間後、何者かに腹部を刺された姿で健人に発見される。その後、彼に大山を殺害したことを自白し、息を引き取る。
- 第10話にて過去が変化した際には、大山の殺人未遂の罪で彼の同僚たちに逮捕される。
- 中本慎之助(なかもとしんのすけ)
- 演 - 渡部篤郎
- 刑事部長。女児誘拐事件捜査の責任者だった。
- 前述事件の真犯人・吉本圭子の逮捕後、殺人事件の時効撤廃が決定したのを受け、未解決事件捜査班を発足する。実は衆議院議員・野沢義男の息の掛かった人間であり、その汚職の隠蔽として数々の工作を行ってきた。このため、表向きでは犯罪や人を殺めてきた汚わらしい手でのうのうと被害者遺族に寄り添うなどの下劣なクズ行為も行こなってきた。1998年、押収された後述の裏帳簿のフロッピーディスクを野沢の元に取り返すため、後述の連続窃盗事件の真犯人・白石智弘を不起訴処分とし、釈放させた。その後、事件の真相を追う大山と対立した末に彼を岩田に殺害させていた。
- 第10話にて、加藤亮太を自殺に見せかけるかたちで殺害したことが明らかになる。その後、過去が変化したことにより、加藤亮太殺害の犯人として指名手配されていたが、遺体として発見されたことが明らかになる。
- 佐々木
- 演 - 久保田悠来(第8・9話)
- 中本の部下。岩田が殺害された当日に彼と通話した岡本を取り調べる。
城西警察署刑事課強行班係(過去)[編集]
- 大山剛志(おおやまたけし)
- 演 - 北村一輝
- かつての刑事課の刑事(巡査部長)で美咲の指導係でもあったが、現在は行方不明。暴力団関係者からの収賄容疑をかけられた直後に失踪したとされている。過去において未来の健人と無線機を通して交信が出来る。第8話の終盤にて、白骨化した遺体として健人と美咲に発見される。第10話にて過去が変化した際には、中本の殺害容疑がかかり失踪中とされていたが、終盤にてある病院に潜伏していたことが明らかになる。美咲と合流した健人が彼の元へ向かう場面で物語は終わる。
- 伊藤裕二
- 演 - おかやまはじめ(第1 - 3話)
- 大山の先輩刑事。
- 1997年当時の班長だったが、後述する大山の誤認逮捕の責任を取らされる形で降格・異動処分される。
- 望月三郎
- 演 - 末広透
- 柴田浩太郎
- 演 - 三濃川陽介
- 安藤隆太
- 演 - 光宣
- 渡辺
- 演 - 川守田政人
- 上記4名は大山の同僚刑事。
- 倉木
- 演 - 笠原秀幸(第8話)
- 大山の後輩刑事。彼とともに武蔵野市の集団暴行事件を捜査する。
慶明大学医学部[編集]
- 安西理香
- 演 - 青野楓
- 准教授。
その他[編集]
- 加藤亮太
- 演 - 神尾楓珠
- 健人の兄。東条高校男子生徒。
- 同級生たちに嵌められ、前述の集団暴行事件の主犯として逮捕されてしまい、8ヵ月後に少年院から出所するも間もなく自殺したと思われたが、血液サンプルの分析結果から、精神安定剤の成分と抗凝固剤の濃度が異常だったことから、他殺であることが明らかになる。
- 少年院から出所した日に、斉藤裕也から受け取った事件の真犯人の証拠品を渡すため、大山に連絡していた。
- 第10話にて、家族を救うため集団暴行事件の主犯である容疑を晴らそうと中本に証拠品を差し出したが、その後彼に毒殺された後、手首をカッターナイフで切りつけられ、あたかも自殺したかのようにされていたことが明らかになる。
ゲスト[編集]
※ 複数話登場人物には演者名横に登場話を記載
第1話[編集]
- 田代綾香〈享年10〉
- 演 - 丁田凛美(第2話)
- 女児誘拐事件の被害者の少女。吉本圭子により殺害される。
- 加藤美紀
- 演 - 高野志穂(第8 - 10話)
- 健人と亮太の母。前述の通り亮太の逮捕後、いじめを受けていた健人の姿を見て、彼を親戚の元へ預けた。第10話では過去が変化し、大山によって亮太の事件が解決された事で、健人と再び一緒に暮らすようになっていた。
- 橋本啓介〈享年25〉
- 演 - 竹内寿(第2話)
- 医療機器メーカー社員。女児誘拐事件の容疑者として指名手配される。
- 後に圭子により殺害されたことが明らかになる。圭子とは交際関係にあった。
- 田代京子
- 演 - 片岡礼子(第2話)
- 綾香の母。時効により綾香を殺害した罪で圭子を逮捕出来ないことに悲観し、自分自身で綾香の仇を討とうと圭子に手を出そうとする。
- 丸岡
- 演 - 芹澤興人
- 健人からスクープを聞きだした記者。
- 前川穂波
- 演 - 河井青葉
- 城西中央病院看護師。元谷原記念病院看護師で圭子の同僚。彼女の策略により女児誘拐事件の真犯人として容疑をかけられてしまう。
- 吉本圭子
- 演 - 長谷川京子(第2話)
- 女児誘拐事件の真犯人[2]。城西中央病院看護師。元谷原記念病院看護師。5,000万円の身代金目当てに綾香を誘拐・殺害し、さらにその罪を橋本に着せるために自殺に見せかけて殺害した。綾香を殺害した件については時効が成立したため、罪に問われなかったが、橋本を殺害した件については時効が残っていたため、その罪で美咲たちに逮捕される。女児誘拐事件の時効を成立させ罪から逃れようと自供を頑なに拒んだが、橋本の着衣から発見された病院の駐車券に記載された日にちと時刻で前述の通り橋本殺害の時効が残っていることが証明され、逮捕につながった。最終回では、過去が変化し大山が橋本の遺体を発見し生き延びたことが引き金になって2000年4月に逮捕された。
第2話[編集]
- 北野みどり〈享年23〉
- 演 - 佐久間由衣(第3・4話)[3]
- ラーメンやすだ店員。1997年1月に起きた連続女性殺人事件の7人目の犠牲者。田中仁志に襲われ殺害された。
- 大山に薬物依存から救われた過去を持ち、その件で彼に恩義を感じていた。大山から貰った髪留めから自身の指紋と仁志のDNAが検出されたことで(1997年当時の鑑識技術では検出不可能だった)彼が前述事件の真犯人である決定的証拠となる。
- 安田二朗
- 演 - 矢柴俊博(第3・4話)
- ラーメンやすだ店主。
- 中島亮子
- 連続女性殺人事件の5人目の犠牲者で遺体発見とされていたが、健人から情報を受けた大山によって救われ、未遂に変わる。
第3話[編集]
- 木村直也
- 演 - 勝呂学
- 大学生。連続女性殺人事件の実行犯として大山に現行犯逮捕される(真犯人が逃げた先に偶然歩いていて、よく似た服装だった為、大山が勘違いして逮捕してしまった)。刑事たちから取調べを受けようとした矢先に、発作を起こして心肺停止状態となり死亡する。その後、新たな犠牲者が出たことから大山の誤認逮捕であることが明らかになる。
- 中島
- 演 - 大西武志
- 中島亮子の夫。キッチンなかじま店主。
- 亮子が事件から生き延びたのにも関わらず、警察が何度も聞き込みに来たことで亮子の苦しみは消えることなく早死にしたんだと美咲に強く当たる。
- 中島礼子
- 演 - 佐藤玲
- 亮子の娘。
- 事件当時、自身は亮子のお腹のなかにおり、大山に助けられたことにより、無事出産できたことで、彼に感謝していたことを健人と美咲に告げる。
- 田中修一
- 演 - モロ師岡(第4話)
- 城西バス運転手。2018年現在は退職している。
- 1997年、連続女性殺人事件の真犯人である息子・仁志をかばうため、自身が運行する98番線のバスに仁志を乗せていたのにも関わらず、事情聴取に訪れた大山に誰も乗せていないと嘘の証言をし、大山から仁志を自首させるよう強要された際にも、彼が大山に追い詰められ、ビルから転落し、下半身が不自由になるほどの大怪我を負ったことから、「息子は十分に罰を受けた」と自首させることを拒む。2018年、前述と同様に仁志をかばうため、八代英子を殺害し、さらに連続女性殺人事件の真犯人は自分だと城西署へ出頭するが、その後の取調べにて健人から被害者の女性たちの写真を見せられてからは仁志の犯行を自供する。
- 八代英子
- 演 - 真瀬樹里(第4話)
- 田中の元同僚。城西バス事務員。2018年、連続女性殺人事件と同じ手口で田中により殺害される。
- 1997年、田中の息子・仁志がみどりを襲い殺害する現場を目撃したことで仁志が連続女性殺人事件の犯人であることを掴み、証拠品であるみどりの髪留めを利用し、田中を何度も恐喝した。
第4話[編集]
- 田中仁志〈42〉
- 演 ‐ 尾上寛之(第2・3話)
- 田中の息子。連続女性殺人事件の真犯人。
- 1997年、大山に追跡され逃走中にビルから転落したことで下半身が不自由になる。2018年、前述の通りみどりの髪留めから彼女の指紋と自身のDNAが検出されたことや田中が自身の犯行を自供したことで連続殺人の罪で逮捕される。
- 第2・3話にも素性を明かさない形で登場している。
- 金田勝
- 演 ‐ 大高洋夫
- 田中の同期。
- 彼が運行する98号線のバスによく仁志を同乗させていたことを証言する。
第5話[編集]
- 大山靖志
- 演 - 北見敏之(第9・10話)
- 大山の父。大山時計店店主。
- 大山が失踪前に担当した1998年の城々丘地区連続窃盗事件に関する資料を持参している。
- 岡本紀夫
- 演 - 高橋努(第7・8・10話)
- かつて大山に多額の賄賂を渡していたとされる元暴力団の男。
- 前述の件で事情聴取に訪れた健人に、キャバクラの違法営業をネタに大山から総額300万円の賄賂を支払わされたことを証拠品とされる領収書を見せながら証言する。第8話の取り調べでは、健人が岩田のことをかなり恨んでいるという嘘の証言をする。後に自身の車が岩田の殺害現場から逃げ去った車と同じであることに健人が気付いたことから、岩田を殺害した疑惑が浮上する。
- 第10話では、中本の犯罪の全てを話すため、健人に2018年5月6日の夜11時に第一湾岸ビル地下駐車場に1人で来るように伝える。5月6日当日に大山の死の真相を健人と美咲に告げた後、何者かに射殺される。無線によって過去が変化した際には岩田と共に大山殺害未遂の容疑で逮捕された。
- 工藤雅之〈58〉
- 演 - 平田満(第6・7話)
- 城々丘地区連続窃盗事件が起きる4年前に大山が逮捕した元窃盗犯の男。
- 出所後は娘・和美のために更生し、配送業を勤めていたが、健人が連続窃盗事件の情報を大山に伝えた後に、後述の白石智弘の目撃証言があったことと現場の郵便受けから自身の指紋が検出されたことから、前述事件の犯人として大山に再逮捕されるが、自身は容疑を否定し続けている。慎重で計画的な性格で以前の犯行では現場に指紋一つ残さなかったが、前述事件の時に限り現場に指紋を残していた[注 1]。後に連続窃盗事件について工藤にアリバイがあったことが明らかになる。服役時には何度も脱走を試みていたが、後に電気技術の資格を取得するために専門書を取り寄せて勉強をしていた。また、後述する通り和美が事故で焼死したことから、火を見ると発作を起こしていた。前述の通り和美が焼死した件で大山に恨みを持つ。
- 2018年に出所するも、その3日後に大学教授の娘・矢部香織を誘拐する事件を起こし、行方をくらます。犯行時には、彼女の洗面所の鏡に自身の指紋が残され、防犯カメラの映像にも自身の姿が残されている。連続窃盗事件の容疑者として大山に連行された後に、和美が乗せたバスが事故を起こし、香織の父・英介が和美を差し置いて香織を救出したことにより、和美がバスの爆破に巻き込まれ焼死したと思い込み、英介に恨みを持つ。彼にも自身のように娘を助けられなかった時の気持ちを味わわせるため、前述の通り香織を誘拐し、さらに業務用の冷凍庫に閉じ込め、英介を当時のバスの事故現場におびき寄せる。その後、略取誘拐の容疑で健人に逮捕される。
- 第7話で過去が変化したことで、連続窃盗事件の容疑が晴れて釈放されるも、その足で矢部英介を殺し再逮捕された。のちに刑務所内で病死してしまった。
- 工藤和美
- 演 - 吉川愛(第6話)
- 工藤の娘。大山のことをとても信頼しており、彼に父は前述の連続窃盗事件の犯人ではないことを信用して欲しいと伝え、元気付けるための曲が入ったカセットテープを渡した。工藤が連続窃盗事件の容疑者として大山に連行された後、叔母の家へ向かうバスが事故を起こし、その後爆破に巻き込まれ焼死する。
- 矢部香織〈35〉
- 演 - 野崎萌香(高校時:木下彩音)(第6話)
- 大学の研究員。2018年、工藤に誘拐され、業務用の冷蔵庫に閉じ込められる。
- 高校時代にバスの事故に巻き込まれるが、英介により救出された。しかし事故からの後遺症により、PTSDを患い、抗不安薬を服用するほどの症状となっている。
- 矢部英介
- 演 - 小須田康人(第6・7話)
- 香織の父。大学教授。
- 前述の通り和美が乗せたバスが事故を起こした際に、彼女を差し置いて香織を救出したことから、和美が焼死したことで工藤から恨まれ、香織が工藤に誘拐される原因を作ってしまう。第7話では過去が変化したことで、1998年に工藤に刺殺されてしまった。
- 矢部加代
- 演 - 相築あきこ(第6話)
- 香織の母。
第6話[編集]
- 白石智弘
- 演 - 白石隼也(第5・7話)
- 連続窃盗事件の被害者(白石重工社長)の息子。自宅に工藤を目撃したと証言する。
- 大山からの聞き込みでは犯人は東の方に逃げたと証言するが、前回の聞き込みでは西の方に逃げたと証言していたため、工藤を目撃したという証言は嘘だったことが明らかになる。後述の通り、運転手の証言にて連続窃盗事件の真犯人であることが明らかになり大山に逮捕されるが、中本の計らいで不起訴処分となり釈放される。第5話にも一瞬ながら登場している。
- 宮樫
- 演 - 森岡豊(第7話)
- 白石の運転手。
- 彼が連続窃盗事件の真犯人という証拠隠滅のため、白石が所有していた青色の車を処分しようとしたが、その場で大山に聞き込みをされ、白石の犯行を証言する。
第7話[編集]
- 野沢義男
- 演 - 西岡徳馬(第8・10話)
- 衆議院議員。汚職政治家であり、自身の不祥事が明らかにならないよう、或いは自分が目を掛ける人間の罪をもみ消すべく中本に指示して数々の隠蔽工作を行わせた全ての黒幕である。賄賂の裏帳簿が入ったフロッピーディスクを中本に託していたが、第10話で中本が死んだ後に大山の手に渡り、健人の母に預ける形で未来の健人に託された。
第8話[編集]
- 井口奈々
- 演 - 山田愛奈(第9・10話)
- 東条高校女子生徒。武蔵野市の集団暴行事件の被害者であり、そのことで誰とでも寝る女だという悪評が立ち、追い詰められ飛び降り自殺を図るも一命を取り留める。
- 後に岩田から取り調べを受け、事件の主犯は亮太であることを証言する。
- 斉藤裕也
- 演 - 瀬戸利樹(第9・10話)
- 東条高校男子生徒。大山からの取り調べにて、亮太が週に1回自宅を使い、奈々に勉強を教えていたことを証言する。
- 亮太が少年院から出所した日に、後述の小川陽一が集団暴行事件の真犯人である証拠品[注 2]を彼に渡す。
- 井口
- 演 - 森下能幸(第9話)
- 奈々の父。彼女の面会に訪れた大山たちに対し、粗暴な対応で追い返す。
- 2018年の時点では既に他界している。
- 守谷
- 演 - 西原信裕
- 亮太が集団暴行事件の主犯だと証言した元東条高校男子生徒の一人。
- 高校時代の健人に事件の真相を問い詰められ、前述のように証言したのは亮太が金もコネもなく潰しやすいからだと言い放つ。
第9話[編集]
- 焼き鳥店「おかん焼きふじよし」のおかみ
- 演 - 濱田マリ
- 11歳のときの健人にオムライスを注文されたことで戸惑い、彼のことを心配するが、大山から健人に内緒で食べさせて欲しいという依頼を受け、注文を受け入れる。その後も度々大山からの依頼を受けて、健人にオムライスを食べさせた。
- 健人が高校時代に、「大学に行こうと思うけど学費がない」と相談した際に、「公務員や警察のようなちゃんとした仕事に就けばいい」とアドバイスをしたことで健人が警察官になるきっかけとなる。2018年でも店は続けている。
- アオイ
- 演 - 永島聖羅
- 健人の高校時代の同級生。
- 学校の屋上にて孤独でいた健人を心配し声をかけるが、祐介たちに健人と付き合っているのかとからかわれ、それを否定し逃げるように屋上を立ち去る。
- 祐介
- 演 - 金田卓也
- 健人の高校時代の同級生。
- アオイが出て行った後、亮太が女を襲って捕まったと健人をからかったことで彼の怒りを買い、暴行を受けてしまう。
- 元村(旧姓:井口)奈々〈37〉[4]
- 演 - 映美くらら
- 2018年現在の井口奈々。健人と美咲が事情聴取に訪れた際に、亮太のことを、たった1人だけ自分に優しくしてくれた人だったと語り、それにも関わらず買収によって彼が事件の主犯だという嘘の証言をしてしまったことを自供する。さらに本当の主犯は、後述の小川陽一であることを供述し、健人から小川が犯人であることの証言を求められるが、夫も子供もいることから証言を拒む。
- そして健人から亮太が自殺で亡くなったことを聞かされると、彼が少年院から手紙をくれたことを語り、その手紙には自身のことを恨んでないことや、諦めずにやり直すなどといった前向きな内容だったことから、亮太が自殺したとは思えないと言い、健人と美咲の元を立ち去る。
- 小川陽一
- 演 - 小原唯和(第10話)
- 東条高校男子生徒。小川都市開発社長の息子。2018年現在では取締役。武蔵野市の集団暴行事件の本当の主犯。
スタッフ(日本版)[編集]
- 原作 - 『シグナル』
- 脚本 - 尾崎将也、大久保ともみ
- 音楽 - 林ゆうき、橘麻美
- 主題歌 - BTS(防弾少年団) 「Don't Leave Me」
- 挿入歌 - miwa 「Unchained Love」
- 演出 - 内片輝、鈴木浩介
- プロデューサー - 萩原崇(カンテレ)、笠置高弘(カンテレ)、石田麻衣
- 制作著作 - カンテレ
放送日程[編集]
各話 | 放送日 | サブタイトル[5] | 演出 | 視聴率[6] |
---|---|---|---|---|
第1話 | 4月10日 | 過去とつながる無線 15年前の誘拐の謎! | 内片輝 | 9.7% |
第2話 | 4月17日 | 時効成立20分前! 極限の攻防戦 新たな未解決事件! | 8.4% | |
第3話 | 4月24日 | 変化する過去! 殺人の連鎖! 再び動き出した凶悪犯 | 鈴木浩介 | 8.3% |
第4話 | 5月 | 1日死のバス 連続殺人の衝撃の結末! 時を超えた奇跡とは | 7.9% | |
第5話 | 5月 | 8日刑事失踪の謎を追え! 新たな事件発生! 無線の悲劇 | 内片輝 | 6.7% |
第6話 | 5月15日 | 衝撃の死極限のタイムリミット誘拐事件の謎を解け | 5.7% | |
第7話 | 5月22日 | 連続窃盗衝撃の真相! 刑事の死最悪の事件が始まる | 鈴木浩介 | 6.9% |
第8話 | 5月29日 | 最終章! 18年の時を越えて今明かされる失踪の謎 | 6.9% | |
第9話 | 6月 | 5日ついに今明かされる兄の死の謎運命狂わす真相とは | 内片輝 | 7.3% |
第10話 | 6月12日 | 最大の危機! 過去を変えろ! 未来を救え! 無線の謎が明らかに | 9.2% | |
(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム) |
カンテレ制作・フジテレビ系 火曜21時枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
FINAL CUT
(2018年1月9日 - 3月13日) |
シグナル 長期未解決事件捜査班
(2018年4月10日 - 6月12日) |
健康で文化的な最低限度の生活
(2018年7月17日 - 9月18日) |
チェインストーリー[編集]
本編終了直後から○.5話として配信され、全話を2018年6月19日までGYAO!で独占配信された。
キャスト[編集]
- 第1.5話
- 木村祐一、池田鉄洋
- 第2.5話
- 木村祐一、池田鉄洋、春延朋也、橋本恵一郎
- 第3.5話
- 佐久間由衣、矢柴俊博
- 第4.5話
- 木村祐一、池田鉄洋、青野楓
- 第5.5話
- 平田満、吉川愛、伊藤星、前野えま
- 第6.5話
- 木村祐一、池田鉄洋、青野楓
- 第7.5話
- 神尾楓珠、大西利空
- 第8.5話
- 神尾楓珠、山田愛奈、瀬戸利樹
- 第9.5話
- 木村祐一、池田鉄洋
スタッフ[編集]
- 原作 - 『シグナル』
- 脚本 - 大久保ともみ、井上登紀子
- 音楽 - 林ゆうき、橘麻美
- 特別協力 - GYAO!
- プロデューサー - 萩原崇、笠置高弘、石田麻衣、佐藤貴亮
- 演出 - 日高貴士、増間高志
- 制作協力 - ホリプロ
- 制作著作 - カンテレ
使用されていた化粧品[編集]
24hコスメ(24hコスメ公式ホームページに記載)
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ “坂口健太郎、情熱秘めた刑事役でドラマ初主演「気合を入れていかないと」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2018年2月20日) 2018年2月25日閲覧。
- ^ “長谷川京子が“極悪非道な真犯人”役に!坂口健太郎との心理戦「シグナル」”. シネマカフェ (シネマカフェ). (2018年4月11日) 2018年4月12日閲覧。
- ^ “佐久間由衣:「シグナル」で茶髪&ギャルメークに挑戦 「ありがたい経験」”. まんたんウェブ (株式会社MANTAN). (2018年4月16日) 2018年4月18日閲覧。
- ^ 名字は表札より。
- ^ シグナル(カンテレドーガ)
- ^ “坂口健太郎初主演「シグナル」最終回は9.2% 関西は13.5%で有終の美”. スポーツ報知. (2018年6月13日) 2018年6月17日閲覧。
外部リンク[編集]
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