M68 (天体)

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M68 (天体)
Messier object 068.jpg
星座 うみへび座
視等級 (V) +8.2
視直径 12'
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α) 12h 39.5m
赤緯 (Dec, δ) -26° 45′
距離 31300光年
別名称
別名称
NGC 4590
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M68(NGC4590)は、うみへび座にある球状星団。1780年メシエによって発見された。メシエは「うみへび座の星のない星雲。非常に微か。望遠鏡で見るのは大変難しい。近くに6等星がある」と記した。1786年ウィリアム・ハーシェルは「たくさんの微星に分解され、非常に密集しているので、大多数の星は径3'~4'の間に混じり合っている」とした。ジョン・ハーシェルは「球状星団。不正円形。中央部が次第に輝く。はっきり分かれる。12等星。周辺は乱雑でざらざらしている」とした。ウェップは「球状星団。よく分解される。12等星でそのうち1個は赤い」とした。

1949年シャプレーは星団の光度を調べ、絶対光度が0度以上の星が250個もあり、これはM3M13の数倍になることを確かめた。

双眼鏡で小さく丸く星雲状に見える。口径8cmの望遠鏡から周囲の微星が見え始める。マラスは口径10cmの望遠鏡で見て「中心部が明るく周辺はうすれ、そこに星がバラバラと見える。最も明るい星以外は分かれない。西南に30'離れて5等星があり、黄色みをおびている」とした。球状星団としてはまばらな方で、口径20cm程度の望遠鏡で周辺部は完全に分離でき、口径30cmでは中心部まで分離できる。