M53 (天体)
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M53 Messier 53[1] | |
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球状星団 M53
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仮符号・別名 | NGC 5024[1], Mel 117[1] |
星座 | かみのけ座 |
見かけの等級 (mv) | 7.79[1] |
視直径 | 13.0' [2] |
分類 | 球状星団[1] |
発見 | |
発見日 | 1775年2月3日[3] |
発見者 | ヨハン・ボーデ[3] |
発見方法 | 望遠鏡による観測 |
位置 元期:J2000.0[1] | |
赤経 (RA, α) | 13h 12m 55.25s[1] |
赤緯 (Dec, δ) | +18° 10′ 05.4″[1] |
赤方偏移 | -0.000199[1] |
視線速度 (Rv) | -59.6 km/s[1] |
固有運動 (μ) | 赤経: -0.69 ミリ秒/年[1] 赤緯: -5.03 ミリ秒/年[1] |
距離 | 58,000光年[2](約18kpc) |
M53の位置
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物理的性質 | |
直径 | 220光年[2] |
■Template (■ノート ■解説) ■Project |
座標: 13h 12m 55.25s, +18° 10′ 05.4″ M53は、かみのけ座にある球状星団である。
概要
[編集]りょうけん座のM3のミニチュアとも言われるが、実際にはM53の方が規模が大きい。
双眼鏡では小さく明るくまるい星雲状に見える。周囲の微星は口径9.5cmの望遠鏡から見え始めるとサゴは言っている。口径10cmで条件が良ければ、中心部がざらざらした感じで、周辺部に微星が沢山見える。口径30cmでは中心部まで星が分離する。明るいので高倍率でも暗くならずよく見える対象である。
観測史
[編集]1775年2月3日にヨハン・ボーデが発見した。ボーデは「かみのけ座10番星の東。新星雲。望遠鏡をとおして、まるく綺麗で鮮やか」と記している[3]。ウィリアム・ハーシェルは「これまで記憶にあるものの中では、最も美しいながめの一つ。充実した球のような形にみえ、ぎっしりとつめこまれて光り輝き、その周辺を無数の微星がとりまいている。M10に似ている」とした[3]。ジョン・ハーシェルは「星がまばらにつらなり、蟹の短い足のようである」とした[3]。ロス卿は「一点に凝集していない。この小さな範囲に4~5カ所の集中点がある」と記した[3]。ハーロー・シャプレーは変光星を50個発見し、続いてカフェイは46個追加した。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l “SIMBAD Astronomical Database”. Results for NAME M53. 2016年3月16日閲覧。
- ^ a b c Hartmut Frommert,Christine Kronberg (2007年8月30日). “Messier Object 53”. SEDS. 2016年3月16日閲覧。
- ^ a b c d e f Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2004年2月9日). “Messier 53 - Observations and Descriptions”. SEDS. 2016年3月16日閲覧。