LGV大西洋線

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LGV大西洋線
モンパルナス駅のTGV Atlantique
モンパルナス駅のTGV Atlantique
基本情報
起点 パリモンパルナス駅
終点 ル・マントゥール
開業 1989年
所有者 フランス鉄道線路事業公社
運営者 フランス国鉄
路線データ
路線距離 180 km
軌間 1,435 mm (標準軌)
線路数 複線
電化方式 交流15kV 16.7Hz 架空電車線方式
最大勾配 25パーミル
最高速度 300 km/h
路線図
LGV大西洋線
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LGV大西洋線 (: LGV Atlantiqueligne nouvelle 2LN2) は、パリからフランス西部に向かう高速鉄道路線である。LGV南東線に続くフランスの新たな高速鉄道路線として、1989年9月にル・マンまで、1990年9月にトゥールまでそれぞれ開業した。TGV Atlantiqueを使用して世界で初めて300km/h運転を開始したことでも知られている。1990年5月18日にはTGV Atlantique325編成を使用した試験走行で当時の鉄輪式で世界最高速度の515.3km/hを記録している。

パリから120km程の地点であるクールタランで路線は2つに分岐しており、一方はル・マン (ブルターニュ・ペイ=ドゥ=ラ=ロワール方面)、もう一方は南西方向のトゥール (アキテーヌ方面) へ向かっている。LGV大西洋線は、パリからクールタランの分岐点まで124kmと西方向ル・マン方面への分岐線53km、南西方向トゥール方面への分岐線102kmの合計279kmから構成されている。

このLGV大西洋線からは、商用2×25kV・50HzのATき電方式とし、変電所間隔を2倍にすることが出来た、これにより変電所数が7から4になり、電力関係のコストを大幅に低減出来た。

路線経路[編集]

パリ側のターミナル駅モンパルナス駅である。モンパルナスからパリ南郊でトンネル区間を通り進路を行く。パリ近郊のトンネル区間はLGVの周辺環境への影響を考慮し敷設された。トンネル上は散策路や公園などになっている。市街地での騒音防止のためにトンネル区間が設けられたのは、LGV大西洋線がフランスでは初めてである。路線は以前のパリ・シャルトル間の鉄道線に沿って進む。14km地点に最初の新駅マッシィTGV駅が設置されている。マッシィまでは、1903年にモンパルナス・マッシィ間で計画され、建設が中止された線路用地を流用している。マッシィではLGV東連絡線から伸びてくる路線や、RERなど既存の路線と接続し連絡が図られている。

マッシィTGV駅を出るとヴィルジュストトンネルを通り、オートルート10号線(A10)に沿って進む。サン・アルヌー付近でLGV大西洋線は南方向へ向かいA10号線から離れていく。その後大西洋線は、パリ・ヴァンドーム間の在来線と並行しクールタランまで向かう。それぞれ、分岐点で路線は二つに分かれル・マンやトゥール方面へ向かう。LGV区間が終わってもル・マン方面はレンヌナント、トゥールから先は手前のサンピエールデコール経由でボルドートゥールーズまでの在来線の直流電化区間をそのままTGVは乗り入れている。 路線の最急勾配は15‰(例外で25‰もあり。)で、トンネルは計4つ設置されている。トンネル内での不快な気圧変化のため、運行開始当初は最高速度220km/hで走行していたがその後は180km/hに減速された。

区間最高運転速度[編集]

  • ヴァンヴ・マッシィ間 : 200km/h
  • マッシィ・ヴィルジュスト : 220km/h
  • ヴィルジュスト・クールタラン : 300km/h
  • クールタラン分岐点付近 : 220km/h
  • クールタラン・コンネーレ(ル・マン方面) : 300km/h
  • クールタラン・ヴヴレイ : 300km/h
  • ヴヴレイ・モン(トゥール方面) : 270km/h

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沿革[編集]

1975年頃からパリとフランス南西部を高速鉄道で結び、利便性を高める計画が進められて来た。1983年9月15日には、フランス大統領が路線の建設を発表し、1984年9月末にはパリ郊外で3つのトンネルの建設工事が着手された。

参考文献[編集]

  • トーマスクックヨーロッパ鉄道時刻表 2007年初夏号 ダイヤモンド・ビッグ社 ISBN 978-4-478-05428-4
  • 鉄道ファン2007年8月号 世界の高速鉄道 フランスTGV -その1- 佐藤芳彦 交友社 142頁