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FUKUIスーパーレディス駅伝(フクイスーパーレディスえきでん)は、1985年から2017年まで、毎年11月の第2日曜日に、福井県福井市で開催されていた駅伝競走大会。正式名称は「スーパーレディス駅伝競走大会」。
- 1985年に、北陸女子駅伝(ほくりくじょしえきでん)としてスタート。当初は5区間22kmのコースだったが、1994年の第10回大会から6区間30kmに延長された。現在は日本陸上競技連盟に公認された、福井市の福井運動公園陸上競技場をスタート・ゴールとし、堀ノ宮町を折り返すコースとなっていた。特に長距離ランナー(マラソン・ロードレース含む)の育成と、テレビ中継を通して競技力の高揚を図ることが狙いであった。
- 同日に福島テレビ主催で行われる東日本女子駅伝との違いは、東日本女子駅伝は東日本が北海道から静岡県までの18都道県対抗レースとして行われるが、こちらは大きく第1部と第2部の2つのカテゴリーに分かれ、広く門戸が開放されているところにあった。
- 第1部は福井県や周辺府県陸連選抜だけでなく、実業団や大学チームもエントリーできた。主力チームは年末に行われる富士山女子駅伝や全日本実業団女子駅伝などの大レースを控えているため、絶好の調整レースともされていた。
- 第2部は一般のクラブチーム(原則高校生以上。ただし3キロで行う第2区に限り中学生の参加も可)などを対象としていた。
- 2004年の第20回大会を前に、新しい名称を公募し、「FUKUIスーパーレディス駅伝」に変更。
- 2017年の第33回大会をもって終了した[1]。
区間 |
距離 |
起点 |
終点 |
備考
|
1区
|
6.55km |
福井運動公園 |
福井市渕3丁目 |
-
|
2区
|
3.0km |
福井市渕3丁目 |
福井市西木田2丁目 |
-
|
3区
|
4.0km |
福井市西木田2丁目 |
福井市光陽4丁目 |
-
|
4区
|
4.0km |
福井市光陽4丁目 |
福井市八ツ島町 |
途中折り返し点(第4中継所手前)
|
5区
|
5.0km |
福井市八ツ島町 |
福井市二の宮3丁目 |
|
6区
|
7.45km |
福井市二の宮3丁目 |
福井運動公園 |
-
|
|
回 |
開催日 |
優勝 |
タイム
|
1
|
1985 |
富山県選抜A(富山) |
1時間19分36秒
|
2
|
1986 |
大阪体育大学A(大阪) |
1時間16分20秒
|
3
|
1987 |
ワコール(京都) |
1時間13分59秒
|
4
|
1988 |
三田工業(大阪) |
1時間13分35秒
|
5
|
1989 |
ワコール(京都) |
1時間10分41秒
|
6
|
1990 |
ワコール(京都) |
1時間10分00秒
|
7
|
1991 |
ワコール(京都) |
1時間09分54秒
|
8
|
1992 |
ワコール(京都) |
1時間09分26秒
|
9
|
1993 |
ワコール(京都) |
1時間09分57秒
|
10
|
1994 |
日本生命(大阪) |
1時間39分07秒
|
11
|
1995 |
ワコール(京都) |
1時間34分28秒
|
12
|
1996 |
東海銀行(愛知) |
1時間36分50秒
|
13
|
1997 |
東海銀行(愛知) |
1時間34分56秒
|
14
|
1998 |
京都産業大学(京都) |
1時間39分48秒
|
15
|
1999 |
スズキ(静岡) |
1時間36分58秒
|
|
回 |
開催日 |
優勝 |
タイム
|
16
|
2000 |
サニックス(福岡) |
1時間36分53秒
|
17
|
2001 |
ワコール(京都) |
1時間37分11秒
|
18
|
2002 |
ワコール(京都) |
1時間35分28秒
|
19
|
2003 |
ワコール(京都) |
1時間36分13秒
|
20
|
2004 |
スズキ(静岡) |
1時間35分19秒
|
21
|
2005 |
第一生命(東京) |
1時間35分54秒
|
22
|
2006 |
スズキ(静岡) |
1時間36分43秒
|
23
|
2007 |
デンソー(三重) |
1時間36分02秒
|
24
|
2008 |
立命館大学A(京都) |
1時間36分17秒
|
25
|
2009 |
ワコール(京都) |
1時間35分54秒
|
26
|
2010 |
立命館大学A(京都) |
1時間34分56秒
|
27
|
2011 |
佛教大学A(京都) |
1時間36分26秒
|
28
|
2012 |
キャノンアスリートクラブ九州(大分) |
1時間38分00秒
|
29
|
2013 |
積水化学(千葉) |
1時間37分46秒
|
30
|
2014 |
大阪学院大学(大阪) |
1時間38分23秒
|
|
回 |
開催日 |
優勝 |
タイム
|
31
|
2015 |
ヤマダ電機A(群馬) |
1時間36分48秒
|
32
|
2016 |
ヤマダ電機(群馬) |
1時間37分04秒
|
33
|
2017 |
大阪学院大学A(大阪) |
1時間39分15秒
|
|
主催の福井テレビが制作しており、フジテレビ・関西テレビ・東海テレビ・テレビ西日本・石川テレビ・富山テレビ・テレビ静岡・長野放送が制作協力していた。また関西テレビ、東海テレビから中継車が1台ずつ派遣されていた。[2]実況・リポーター担当のアナウンサーは、制作局の福井テレビのほか、石川テレビや富山テレビ、東海テレビからも派遣されていた。
開催当日の日曜昼のニュースでは、全国枠で放送される東日本女子駅伝の直前情報を差し替え、当駅伝の直前情報を福井テレビ・石川テレビ・富山テレビで放送していた。
- 生中継
- 録画放送(1時間のダイジェスト版)
- 上記3局を除くフジテレビ系列25局で11月から12月にかけて放送。ほとんどが深夜に放送。2008年からネット局が大幅に増え、2009年以降は全局で放送されている。ただし2010年のみ、岩手めんこいテレビ、福島テレビ、沖縄テレビでは放送されなかった。
- 府県陸連選抜
- 大学・女子大学チーム
- 立命館・佛教大・名城大の様な大所帯の名門クラスの女子陸上部では、AB方式の2チームで構成されることもあった。
- 実業団チーム