コンテンツにスキップ

かわさき市民放送

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
FM K-Cityから転送)
かわさき市民放送株式会社
愛称 FM K-City
かわさきFM
コールサイン JOZZ3AK-FM
周波数/送信出力 79.1 MHz/7 W
本社・所在地
211-8566
設立日 1996年3月8日
開局日 1996年7月1日
演奏所 本社と同じ
送信所 川崎市中原区小杉町2-228
パークシティ武蔵小杉ザガーデンタワーズWEST
中継局 なし
放送区域 川崎市中原区の一部
ネット配信 サイマルラジオListenRadio
公式サイト http://www.kawasakifm.co.jp/

かわさき市民放送株式会社(かわさきしみんほうそう)は、神奈川県川崎市中原区の一部地域を放送区域として超短波放送(FM放送)をする特定地上基幹放送事業者である。

略称はかわさきFMFM K-Cityの愛称でコミュニティ放送をしている。

概要

[編集]
かわさき市民放送本社がある武蔵小杉タワープレイス

1996年(平成8年)開局。神奈川県で6番目、日本では34番目のコミュニティ放送局である。

川崎市が55%出資しており、マスメディア集中排除原則にいう支配関係[1]にある。また近隣の東急系列の放送局とも関係があり、エフエムしながわ開局の際は特別番組を同時放送したほか、2021年頃は土・日の午後のワイド番組「LINK」をFM salusよりネット受けしていた。

2021年6月より、川崎市をホームタウンとしている川崎ブレイブサンダースを運営するディー・エヌ・エーより出向の社員を代表取締役に迎えている。

テレドームによるサービスを行っていた。後にサイマルラジオに加盟し、インターネットで聴取可能となった。

サッカーJ1川崎フロンターレのホームゲーム中継は局公式サイトから別のサイマル放送サイトにアクセスして聴取できる。

沿革

[編集]
  • 1996年平成8年)
    • 3月8日 - かわさき市民放送株式会社設立。
    • 6月25日 - 放送局(現特定地上基幹放送局)の免許取得。
    • 7月1日 - 開局[2]
  • 2000年(平成12年)7月24日 - 空中線電力を20Wに増力[3]
  • 2010年(平成22年)8月1日 - サイマルラジオに加盟。
  • 2012年(平成24年)9月30日 - テレドームサービス終了。
  • 2019年(平成31年)3月 - 送信所を移設。送信出力を7Wに減力[4]

番組

[編集]

再放送は除く。なお、自主制作番組以外の時間帯はUSEN440を再送信している。

土曜13:00 - 月曜7:56はほとんどが再送信番組であるが、深夜を除き毎正時 - 03分はAIアナウンサーによる天気予報・交通情報が放送される[5]

その他

  • 「かわさき ホット☆スタジオ」(月 - 金 15:30 - 16:00。再放送:23:00 - 23:30)
    • 川崎市提供番組。地域に密着した情報を中心に市民活動などを幅広く紹介する。川崎市内のイベント・市政情報・施設など様々な情報を放送する。
  • 「ニューモラルの心に学ぶ」 毎月第1火曜日 16:15 - (約30分間)
随時

VAMOS!川崎フロンターレ

[編集]

VAMOS!川崎フロンターレ(ヴァモス・かわさき・フロンターレ)は、FM K-Cityで放送されているJリーグ川崎フロンターレ応援番組

富士通川崎サッカー部のプロ化移行期にあたる1996年ごろ、午後12時台の番組「川崎タウン情報」で女優阿部朋子が担当する毎週木曜日の1コーナー(20分間)として開始された。その後、富士通をスポンサーとしたミニ番組となり、正式に「VAMOS!川崎フロンターレ」と名づけられた。

のちに翌日の午後9時からの再放送も行われ、さらに2002年には「川崎タウン情報」の一部が午後6時台に再放送となった関係で、同じ内容を3回聞くことができるようになった。同年10月、番組改編に伴い日曜日午前10時からの一時間番組に変更となり再放送はなくなった。またパーソナリティも当時、等々力陸上競技場スタジアムDJをしていた山森貴司を起用。放送時間の拡大とイギリス留学の経験を持つパーソナリティで、番組はサッカーのほか洋楽を中心とした内容となった。また一時期、江藤礼子をリポーター兼アシスタントとして起用した。

2005年4月、山森が群馬テレビアナウンサーとして就職したことに伴い、久野喜民が3代目パーソナリティに就任。Jリーグ・浦和レッドダイヤモンズのホームスタジアムである駒場スタジアムで一時期、スタジアムDJを務めたことや、趣味でフットサルなどを行っているためサッカー経験を生かした発言が聞かれるようになり、Jポップなど各種の音楽も流されるようになった。また2006年から補佐役として富田玲奈によるレポートも始まった。

同年末、結婚などの理由により、久野が降板。翌2007年から、かつて「SUKI!SUKI!フロンターレ」のナビゲーターを務め、本番組にも何度かゲスト出演したことのある岩澤昌美が4代目パーソナリティに就任した。

2012年4月からはパーソナリティが短期間で交代する状態が続いているが、フロンターレに関する情報とリスナーからのファックスメールによるメッセージ紹介を基本とした番組スタイルは定着しており、また2013年4月からは川崎フロンターレ後援会の常務理事が月に1回ゲストとして登場するようになった。2014年4月から放送翌日の月曜22時から再放送が復活した一方、ストリーミングによるダイジェスト版の配信が廃止となった。2017年4月より本放送が月曜10時台のかわさきUPSTREAMに内包され、日曜10時の放送は再放送となった。2018年以降は、再放送が日曜10時から、本放送当日の22時に移動している。

  • 歴代パーソナリティ
    • 1996年 - 2002年9月 - 阿部朋子
    • 2002年10月 - 2005年3月 - 山森貴司、江藤礼子(リポーター/アシスタント)
    • 2005年4月 - 2006年12月 - 久野喜民、富田玲奈(リポーター/アシスタント)
    • 2007年1月 - 2012年3月 - 岩澤昌美
    • 2012年4月 - 2012年9月 - 小西眞由美
    • 2012年10月 - 2013年3月 - 達淳一
    • 2013年4月 - 2013年9月途中 - IRVING KOJI
    • 2013年9月途中 - 2015年2月 - 横山剛
    • 2015年3月 - 2016年2月 - 小西眞由美
    • 2016年3月 - 2016年12月 - IRVING KOJI
    • 2017年1月 - - 横山剛

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ コミュニティ放送事業者 マスメディア集中排除原則について(総務省電波利用ホームページ)
  2. ^ 「AM・FMラジオ情報局」『ラジオライフ』第17巻第10号、三才ブックス、1996年10月1日、216 - 217頁。 
  3. ^ かわさきFM(同上:2000年8月30日収集)
  4. ^ “システムエラーで〝無音〟3時間50分 かわさきFM”. 神奈川新聞. (2019年4月12日). オリジナルの2019年4月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190422100259/https://www.kanaloco.jp/article/entry-160729.html 2024年1月10日閲覧。 
  5. ^ [1] かわさきFM Twitter 2021年7月31日

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]