Audacity

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Audacity
Audacity 2.0
開発元 The Audacity Team
初版 2000年5月28日 (23年前) (2000-05-28)
最新版
3.4.2 / 2023年11月17日 (5か月前) (2023-11-17)[1]
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C および C++
対応OS Windows, macOS, Linux
プラットフォーム クロスプラットフォーム
対応言語 多言語対応
サポート状況 開発中
種別 デジタル・オーディオ・エディタ, DAW
ライセンス GPLv2
公式サイト www.audacityteam.org ウィキデータを編集
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Audacity(オーダシティ)はフリーデジタル・オーディオ・エディタWindowsmacOSLinuxなどのオペレーティングシステム (OS) で動作する。AudacityのソースコードGNU General Public License バージョン2 (GPLv2) でリリースされている。グラフィカルユーザインターフェース (GUI) はwxWidgetsライブラリを用いて作成されている。SourceForge.netの2007年度マルチメディア部門最優秀プロジェクト賞を、コミュニティの投票によって受賞した。

特徴[編集]

Audacityには次のような特徴がある:

など

エクスポート[編集]

一度取り込んだ音声データは専用フォーマットの「Audacityプロジェクト (.aup)」フォーマットで保存できる。このフォーマットで保存すると編集履歴が保たれる。WAVAIFFMP3Ogg VorbisAIFFFLAC などへのエクスポートが可能。FFmpegの機能を用いてM4A, WMA, Opusなどにも書き出し可能である。AU, CAF, VOCなどの非圧縮フォーマットへのエクスポートも広く対応している。

エラーについて[編集]

旧バージョンで日本語名のファイルや、文字化けしたファイルをインポートし(アーティスト名などのタグも含む)、aup形式で保存した場合、not-well-formed(3行目)エラーがでる。これは、XMLに由来するものであり、回避方法は、aupファイルをメモ帳等で開き、3行目の文字化け部分をカットすることで直る。

なお、この問題はWin版のバージョン2.3.3現在は確認されていない。

買収について[編集]

2021年5/3に大手作譜フリーウェアであるMuseScoreの発表元であるMuse Groupに買収されるという発表があった。[2][3]また、この買収によって何かが変わるというわけではなく基本的に買収前と変わらない。[3]MuseGroopは将来的にMuseScoreとAudacityの連携をできるようにするアップデートと非破壊のVSTエフェクトの実装を計画している。[4]

脚注[編集]

  1. ^ Release Audacity 3.4.2 · audacity/audacity · GitHub”. Audacity. 2024年2月3日閲覧。
  2. ^ Audacity & MuseScore Announcement![1]
  3. ^ a b MUSEGroupがAudioEditorAudacityを買収[2]
  4. ^ Audacity 'scared and excited' to be bought and brought under Muse Group's roof, promises to stay free and open source[3]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  1. ^ 株式会社インプレス (2021年7月12日). “「Audacity」のフォーク(分岐)プロジェクト、名称は「Tenacity」に/ネットワーク機能やクラッシュレポートの送信、テレメトリ関連のコードを削除して、ユーザーのプライバシーを重視”. 窓の杜. 2021年7月13日閲覧。