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ヒョンデ・コナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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ヒュンダイ・コナ
OS型
フロント
リア
インテリア
概要
別名 ヒュンダイ・カウアイ(ポルトガル)
ヒュンダイ・エンシノ(中国)
製造国 大韓民国の旗 韓国
中華人民共和国の旗 中国
アルジェリアの旗 アルジェリア
 チェコ
販売期間 2017年 -
デザイン ルク・ドンカーヴォルケ
ケビン・カン(インテリア)
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアクロスオーバーSUV
駆動方式 前輪駆動
四輪駆動(ガソリンのみ)
パワートレイン
エンジン 1.6 L 直列4気筒 T-GDi ガソリンターボ
1.6 L 直列4気筒 e-VGTディーゼル
電気モーター
変速機 7速DCT
車両寸法
ホイールベース 2,530 mm
全長 4,165 mm
全幅 1,800 mm
全高 1,565 mm
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コナKona코나)は、ヒュンダイが製造・販売する小型クロスオーバーSUVEV仕様の「コナ・エレクトリック」も存在する。中国市場のみ、商標権の関係で「エンシノ」(ENCINO)を名乗る。

概要

世界的に人気の高い小型SUV市場に打って出るべく、ツーソンの下を受け持つ車種として、ix25(クレタ)とは別に、新規開発された。 韓国国内における国産のライバルはサンヨン・チボリルノーサムスン・QM3(=ルノー・キャプチャー)、シボレー・トラックス、世界的なライバルは日産・ジューク日産・キックスホンダ・HR-V(日本名;ヴェゼル)、プジョー・2008フィアット・500Xジープ・レネゲードトヨタ・C-HRマツダ・CX-3ラクスジェン・U5アウディ・Q2などである。

初代(2017年-)OS型

2017年6月14日、韓国国内にて実車が披露され、同月下旬に発売開始とアナウンスされ[1]、同月27日に発表、同日より販売を開始した。

海外向けには数種類のガソリンエンジンとディーゼルエンジン、複数のトランスミッションが仕向け先に応じて用意されるが、韓国では1.6L・直列4気筒ディーゼルと1.6L・直列4気筒GDi・直噴ガソリンターボの2種が用意され、いずれにも7速DCTが組み合わされる。ガソリン車にのみ、FFに加え、4WDも設定される。

キア・ストニックとは兄弟関係にあるが、ディメンションは多少異なり、全長とホイールベースは短く、全幅が広い。また、ホイールハブも走破性強化の目的でストニックの4穴から5穴に差し替えられている。

プラットフォームは起亜と共同で新規開発したGBプラットフォームを採用。コナとストニックのほか、追って登場するYB型キア・リオ(韓国名:プライド)にも使用される。

2019年1月、デトロイトモーターショーにおいて、北米カー・オブ・ザ・イヤー2019の「SUVカー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。尚、ジェネシス・G70が「北米カー・オブ・ザ・イヤー2019」を受賞したため、ヒュンダイグループにとっては2冠となる[2]

コナ・エレクトリックの大規模リコール

2018年5月以降、韓国内ではコナ・エレクトリックの火災が確認されるようになり、2020年10月にかけ12件報告された。韓国国土交通部は、LG化学製のバッテリーセルの製造不良が原因であると発表[3]。2020年10月16日にリコールの届出を行った。対象は2017年9月から2020年3月に生産した車両で、韓国販売分が2万5564台、北アメリカ、欧州、中国市場などの海外販売分約5万1000台[4]

2代目(2023年- )

2022年12月20日、2023年に2代目を発売すると発表[5]。エクステリアデザインを公開した。

K3プラットフォームを採用する。左右をつないだフロントライトバー、クラムシェル型ボンネットを採用。初代より全長が150mm、全幅が25mm拡大。また、ホイールベースは60mm拡大されている。

販売台数

暦年 欧州 米国[6] 豪州
2017 6,884
2018 65,469 47,090
2019 105,030 73,326 13,342[7]

車名の由来

ともにアメリカ合衆国の地名が由来。

脚注

注釈

出典

  1. ^ ヒュンダイ、ジューク 対抗作「コナ」発表…コネクト充実”. Response. (2017年6月15日). 2017年7月18日閲覧。
  2. ^ 北米カーオブザイヤー、韓国メーカーが初の2冠…デトロイトモーターショー2019”. msn自動車 (2019年1月15日). 2019年1月24日閲覧。
  3. ^ 韓国現代自、火災相次いだEV車をリコール=原因はバッテリー欠陥なのか?”. レコードチャイナ (2020年10月11日). 2020年11月19日閲覧。
  4. ^ 世界で相次ぐEVリコール、電池は本当に火災事故の原因か”. 日経XTECH (2020年10月23日). 2020年11月19日閲覧。
  5. ^ DIGITAL, AUTOCAR (2022年12月20日). “全面改良で大胆フェイスへ 新型ヒョンデ・コナ 斬新な小型SUV、2023年発売予定”. AUTOCAR JAPAN. 2022年12月20日閲覧。
  6. ^ "Hyundai Motor America Reports December 2019 and Total Year Sales". HyundaiNews.com (Press release). Fountain Valley, California: Hyundai Motor America. 3 January 2020. 2020年1月27日閲覧
  7. ^ VFACTS: 2019 new car sales results | CarAdvice” (英語). CarAdvice.com. 2020年1月31日閲覧。

関連項目

外部リンク