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神戸学院女子短期大学

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神戸学院女子短期大学
第一キャンパス校舎遠望(2015年8月)
第一キャンパス校舎遠望(2015年8月)
大学設置 1952年
創立 1912年
廃止 2006年
学校種別 私立
設置者 学校法人神戸学院
本部所在地 兵庫県神戸市長田区林山町27-1
キャンパス 第一キャンパス(長田区林山町)
第二キャンパス(長田区西山町)
学部 家政科
  第一部
  第二部[1]
文芸科[2]
国際教養科
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神戸学院女子短期大学(こうべがくいんじょしたんきだいがく、英語: Kobe Gakuin Women's College)は、兵庫県神戸市長田区林山町27-1に本部を置いていた日本私立大学である。1952年に設置され、2006年に廃止された。学生募集は2004年度まで[3]翌年度より神戸学院大学への統合により短期大学は学生募集を停止し、2006年9月12日 正式廃止[4]

概要

大学全体

  • 学校法人神戸学院(当初は学校法人神戸森学園)を経営母体としていた日本私立短期大学1952年、神戸森女子短期大学として設置された。当初は、家政科のみの単科短大だったが、学科の増設により最終的には3学科を擁するようになった。

建学の精神(校訓・理念・学是)

  • 神戸学院女子短期大学における建学の精神は「確固不抜の信念の確立」・「恩謝の情操を陶磁」・「自守自治の精神を『経』とし、自学自習を『緯』とする」となっていた[5]

教育および研究

  • 神戸学院女子短期大学における教育
    • 家政科:「栄養」・「食文化」・「生活文化」・「生活情報」の各コースがあった[5]
    • 文芸科:「文芸」・「英語メディア」・「造形芸術」・「音楽文化」・「情報文化」・「日本文化」の各コースがあった[5]
  • 国際教養科:「英語コミュニケーション」・「国際ビジネス」・「情報処理」の各コースがあった[5]

学風および特色

  • 神戸学院女子短期大学には、同区内に2つのキャンパスを設けていた[5]
  • 「クラスアセンブリー」があった[5]

沿革

  • 1912年 森わさによる森女学校が創設される。
  • 1923年 高等女学校に昇格。
  • 1952年 神戸市兵庫区において神戸森女子短期大学(こうべもりじょしたんきだいがく)として開学。家政科II部を置く。
  • 1954年 家政科に第一部が設置される(学生数:45[6])。文芸科が増設される(学生数:[6])。
  • 1966年 神戸学院女子短期大学と改称。
  • 1976年 神戸市長田区西山町の学舎を使用開始[7]
  • 1980年 長田区西山町の学舎を壊して新築し、長田学舎とした(後の第二キャンパス)[7]
  • 1986年 長田区林山町に林山学舎開設(後の第一キャンパス)。旧・兵庫学舎は系列高校専用となる[8]
  • 1994年 国際教養科(学生数:110[9])を増設。
  • 1999年 留学生別科を設置。
  • 2004年度をもって学生募集を終了[3]。翌年度より神戸学院大学に統合。
  • 2006年9月12日 正式廃止[4]

基礎データ

所在地

第一キャンパス正門の銘板(2015年8月)
第二キャンパス(後の神戸学院大学法科大学院学舎、2015年8月)
第二キャンパス正門(2015年8月)
  • 第一キャンパス(兵庫県神戸市長田区林山町27-1)
阪神自動車航空鉄道専門学校学舎
  • 第二キャンパス(兵庫県神戸市長田区西山町2-3-3)
神戸学院大学法科大学院学舎(2004年から2015年)
神戸教育短期大学学舎(2019年4月から) 
学校法人神戸学院は、2018年学校法人夙川学院に旧法科大学院の跡地と建物を売却している[10]

教育および研究

組織

学科

  • 家政科
  • 文芸科
  • 国際教養科

専攻科

  • なし

別科

  • 留学生別科

取得資格について

資格

教職課程

研究

  • 『神戸学院女子短期大学紀要』[14]

学生生活

部活動・クラブ活動・サークル活動

学園祭

  • 概ね10月に大学祭を行っていた[5]

スポーツ

  • 「全神戸女子短期大学総合体育大会」や「全国私立短期大学体育大会」への参加、「スポーツ祭」などが行なわれていた[5]

大学関係者と組織

神戸学院女子短期大学の同窓会は「白梅会」と称する[15]

教員

出身者

施設

キャンパス

第一キャンパス

  • 使用学科:家政科・国際教養科
  • 使用専攻科:なし
  • 使用附属施設:なし

第二キャンパス

  • 使用学科:文芸科
  • 使用専攻科:なし
  • 使用附属施設:なし

  • 神戸学院女子短期大学には「正受寮」と称した学生寮があった[5][16]

対外関係

他大学との協定

系列校

社会との関わり

  • 公開講座を催していた。

卒業後の進路について

就職について

  • 全学科含めて、一般企業への就職者が大半だった。一例として東芝日本航空などがある[5]

編入学・進学実績

参考文献

脚注

  1. ^ a b 1976年3月31日廃止。
  2. ^ 2003年度入学生で募集最終。2005年3月31日廃止。
  3. ^ a b 文芸科は2003年度入学生で最終。2005年3月31日廃止。
  4. ^ a b 平成23年度『全国短期大学高等専門学校一覧』287頁より。
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 2000年度用入学案内小冊子より。
  6. ^ a b 昭和30年度版『全国学校総覧』(以下『総覧』と略す。)1381頁「神戸森女子短期大学」より。
  7. ^ a b 元・三菱電機研修寮。学校法人神戸学院創立100周年記念誌(電子版) 66頁。2020年1月6日閲覧。
  8. ^ 学校法人神戸学院創立100周年記念誌(電子版) 70頁。2015年8月12日閲覧。
  9. ^ 1995年度版『総覧』81頁より。
  10. ^ “夙川学院、ポーアイの学舎 神戸学院購入、活用へ”. 神戸新聞. (2018年7月18日). https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201807/0011455439.shtml 2020年1月6日閲覧。 
  11. ^ 昭和50年度版『全国学校総覧』によると最終募集年度の1974年度の在学者数は86人となっている。
  12. ^ 第二部も含む
  13. ^ 教員養成課程認定大学短期大学一覧』(1955年)66頁「神戸森女子短期大学」の欄より。
  14. ^ CiNii雑誌-神戸学院女子短期大学紀要-より
  15. ^ 白梅会より。
  16. ^ 兵庫区五宮町の森女学校跡に所在。「学校法人神戸学院発祥の地」碑が残る。学校法人神戸学院創立100周年記念誌(電子版) 102頁。2015年8月12日閲覧。

関連項目

関連サイト