1991年熊本県議会議員選挙

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1991年熊本県会議員選挙
熊本県
1987年 ←
1991年4月7日
→ 1995年

改選数 56
選挙制度 中選挙区制
有権者数 1,361,150
選挙後の党派別勢力図

投票率 65.36% (減少 8.28%)
  第1党 第2党 第3党
 
政党 自由民主党 日本社会党 公明党
選挙前議席 43 6 3
獲得議席 38 5 3
議席増減 減少5 減少1 増減なし
得票数 305,351 56,378 34,883
得票率 51.3% 9.5% 5.9%

  第4党
 
政党 日本共産党
選挙前議席 1
獲得議席 1
議席増減 増減なし
得票数 13,505
得票率 2.3%

選挙前熊本県知事

福島譲二
無所属

選出熊本県知事

福島譲二
無所属

1991年熊本県会議員選挙(1991ねんくまもとけんかいぎいんせんきょ)は、熊本県議決機関である熊本県議会を構成する議員を全面改選するために行われる選挙で、第12回統一地方選挙の前半戦投票日である4月7日投票が行われた。

概要[編集]

熊本県議会議員の任期(4年)が満了したことによる選挙である。24選挙区56議席に対し77名が立候補の届け出をしたが、鹿本郡の保守系無所属の新人が届け出を取り下げたため、候補者は76人となった。今回選挙では、共産党が立候補者を絞り込んだこともあり、11選挙区18名が無投票当選となり、残る13選挙区58名によって選挙戦が行われた。

前回の県議選では売上税が大きな争点なったが、今回は「争点なき選挙」ともいわれ、有権者の関心は低く投票率は過去最低の65.36%となった[1]

基礎データ[編集]

  • 選挙事由:任期満了
  • 告示日:1991年3月29日
  • 投票日:1991年4月7日
  • 議員定数:56名
  • 選挙区:24選挙区
  • 候補者数:76名

選挙結果[編集]

党派別当選者数及び得票数
党派 議席数 得票
改選前 得票数 得票率
自由民主党 36 1 1 43 38 305,351 51.3%
日本社会党 4 0 1 6 5 56,378 9.5%
公明党 2 0 1 3 3 34,883.804 5.9%
日本共産党 1 0 0 1 1 13,505.193 2.3%
  無所属 0 1 8 1 9 185,635 31.2%
合計 43 2 11 54 56 595,752.997 100.00%
投票者数(投票率) 605,092 65.36%
有権者数 1,361,150 100.00%

出典:『熊本県の選挙50年の歩み』[2]

当選者[編集]

 自民党   社会党   公明党   共産党   無所属 

熊本市 三角保之 倉重剛 岩下栄一 大西靖一
本田良一 野田将晴 八浪知行 竹口博己
村上寅美 広瀬博美 柴田徳義 馬場三則
中島絹子 今井洸 渡辺利男 下田耕士
八代市[3] 中島隆利 小早川宗一郎 池田貞俊
人吉市[3] 前田貞治
荒尾市 前畑淳治 酒井善為
水俣市 江口隆一
玉名市[3] 大仁田貞夫
本渡市 金子康男
山鹿市 三浦一水
牛深市[3] 西岡勝成
菊池市[3] 福村三男
宇土市 林田博達
飽託郡 幸山繁信
宇土郡 阿曽田清
下益城郡 園村敬二 米原賢士 川上善喜
玉名郡[3] 平川和人 島田幸弘 島津勇典
鹿本郡[3] 古閑三博 小材学
菊池郡 荒木詔之 坂本哲志 舟津高則
阿蘇郡 北里達之助 山本靖 草村照
上益城郡 児玉文雄 河端俊夫 吉本賢児
八代郡[3] 久保立明 高野誠一
葦北郡[3] 山本秀久
球磨郡[3] 高田昭二郎 松村昭
天草郡上島 杉森猛夫 小谷久爾夫
天草郡下島[3] 池田定行

脚注[編集]

  1. ^ 熊本県議会事務局 編 2021, p. 888
  2. ^ 熊本県選挙管理委員会 1999, p. 499
  3. ^ a b c d e f g h i j k 立候補者が定数内のため無投票

参考文献[編集]

  • 熊本県議会事務局 編『熊本県議会史 第九巻』熊本県議会、2021年。 
  • 熊本県選挙管理委員会『熊本県の選挙50年の歩み』熊本県選挙管理委員会、1999年。