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風 (はしだのりひこの曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「風」
はしだのりひことシューベルツシングル
初出アルバム『未完成』
B面 何もいわずに
リリース
規格 シングルレコード
ジャンル フォークソング
時間
レーベル エキスプレス / 東芝音楽工業
EP-1132
作詞・作曲 作詞:北山修
作曲:端田宣彦
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間2位(オリコン[1]
  • 1969年度年間12位(オリコン)[1]
  • はしだのりひことシューベルツ シングル 年表
    -
    1969年
    さすらい人の子守唄
    (1969年)
    未完成 収録曲
    風 (KAZE)
    (1)
    日本の旅 (A TOUR THROUGH JAPAN)
    (2)
    テンプレートを表示

    」(かぜ)は、日本のフォークソング・グループであるはしだのりひことシューベルツが、1969年(昭和44年)1月に発表した楽曲である。

    解説

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    本曲は、ザ・フォーク・クルセダーズのメンバーであった端田宣彦が、1968年にフォークルが解散するのに合わせて杉田二郎らと結成した『はしだのりひことシューベルツ』の初のオリジナル曲として製作され、フォークル解散コンサートやその後のコンサートでの演奏を経て1969年、デビューシングルとして東芝音楽工業から発売された。

    端田の盟友である北山修が作詩、端田が作曲を担当、累計で80万枚[2](113万枚[3]とも)を売る大ヒットとなった。

    本曲では端田が1番、井上博が2番のリードボーカルを担当、間奏の口笛は杉田二郎によるものである。

    また本曲ではしだのりひことシューベルツは、1969年末のTBSテレビ系列「第11回日本レコード大賞」で新人賞を獲得した(最優秀新人賞の受賞者はピーター夜と朝のあいだに』)[4]

    端田は2017年12月に死去したが、その端田が生前最後に公の場で作詩の北山、元シューベルツの杉田と一緒に歌唱したのもこの『風』であった[5]

    端田の葬儀・告別式(2017年12月6日)では、杉田の音頭で約600人の参列者が本曲を合唱した。葬儀に参列できなかった北山は、当日流された映像メッセージにて本曲の歌詞を朗読した[6]

    収録曲

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    SIDE A

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    1.  – (3:29)

    SIDE B

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    1. 何もいわずに – (3:28)

    主なカバー

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    映画での使用

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    2010年公開のアニメ映画『カラフル』では、本作のインストゥルメンタルが劇中で使用されている。

    脚注

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    注釈

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    1. ^ レコードジャケットでは『はしだ・のりひこ』名義での表示となっている。
    2. ^ 「ありたあきら」は小杉仁三の別名義。小杉は日本クラウンの専属作曲・編曲家であった為、東芝音楽工業所属だったシューベルツのような他社所属アーティストの作品を手掛ける際には別名を用いていた。

    出典

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    1. ^ a b オリジナルコンフィデンス「コンフィデンス年鑑 1969年版」
    2. ^ 富澤一誠『フォーク名曲事典300曲〜「バラが咲いた」から「悪女」まで誕生秘話〜』ヤマハミュージックメディア、2007年。ISBN 978-4-636-82548-0
    3. ^ 「おもろい奴ら はしだのりひことシューベルツ」『映画情報』1969年11月号。NDLJP:10339825/42
    4. ^ 第11回日本レコード大賞 日本作曲家協会
    5. ^ はしだのりひこさん死去、今年4月に最後のステージ 日刊スポーツ 2017年12月3日
    6. ^ はしだのりひこさん告別式 600人で「風」を合唱 日刊スポーツ 2017年12月6日
    7. ^ [1]チェルシア・チャン公式サイト
    8. ^ プリシラ・アーン、名曲「風」をカバーbarks 2013年1月16日

    関連項目

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