難波正司

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
難波 正司
生誕 (1956-06-03) 1956年6月3日(67歳)[1]
出身地 日本の旗 日本兵庫県神戸市
ジャンル
職業
担当楽器
活動期間 1976年 -

難波 正司(なんば ただし、1956年6月3日 - )は、日本作曲家編曲家キーボーディストピアニスト音楽プロデューサー[2]

来歴[編集]

1976年、和製オールマン・ブラザーズとも呼ばれたバンド、アイドルワイルド・サウスのメンバーとしてピアノ、オルガン、シンセサイザーを担当[3]。1stアルバム『KEEP ON TRUCKIN’』がリリースされる。

1977年桑名正博&ティアドロップスに参加し、キーボード、編曲を担当。桑名のソロアルバムにもキーボード演奏で参加する。

1980年には、アリスの活動休止発表後に開催されたラスト・ツアーの模様を収録したアルバム『アリス3606日 FINAL LIVE at KORAKUEN』の編曲とプロデュースを担当する。

1991~92年にかけて、自身が作曲・編曲で携わったアルバム(パチニ・サウンドファクトリとの共同名義)やテレビドラマ『東京エレベーターガール』のサウンドトラック等がソニー・ミュージックレコーズからリリースされた[4]

1996年にはT-SQUARE安藤正容によるソロ・プロジェクトANDY'Sのアルバム『MOON OVER THE CASTLE』に編曲とキーボード演奏で参加。

1997年河村隆一の楽曲のアレンジを河村と共同で手掛ける。

1998年にはT-SQUAREにキーボード奏者、プロデューサーとして参加し、アルバム『GRAVITY』を制作。以降も幅広いジャンルにおいて作曲や編曲、プロデュースを手掛ける。

作品[編集]

  • 『エアロビクス・トレーニング (基礎編)』〈1983年〉
  • 『エアロビクス・トレーニング (応用編)』〈1983年〉
  • 『強殖装甲ガイバー オリジナル サウンド・トラック』〈1986年〉
難波正司 and PACINI SOUND FACTORY名義
  • 『シンデレラR357』〈1991年〉
  • 『Pavlov's Dream』〈1991年〉

ドラマ[編集]

アニメ[編集]

主な作曲[編集]

IMPRESSIONS

  • 「Dreams OF VICTORY」(アルバム『FORMULA 1 WORLD CHAMPIONSHIP』収録)〈1995年〉

葛城ユキ

  • 「Love You Over Night(あなたへのフェンス)」(アルバム『Ballade』収録)〈1986年〉

彩恵津子

  • 「Caution~Overture」(アルバム『Unknown Things』収録)〈1987年〉

NOBU CAINE

  • 「CARIBBEAN PIRATES」(アルバム『NOBU CAINE』収録)〈1989年〉
  • 「Grasshopper」(アルバム『NOBU CAINE 2』収録)〈1990年〉

主な編曲[編集]

哀川翔

  • 「故郷 遠く」「嘘だろう」「REICO」「長すぎる夜と遠すぎる朝」「突風」「チンピラ達のララバイ」「-Cross Road- 今もまだ群衆の中」「明日に続く道」(アルバム『チンピラ達のララバイ』収録)〈1989年〉

網倉一也

  • 「チャンス/ザ・ベスト・オブ・ウーマン」 (AB面とも 六川正彦との共作)〈1981年〉

荒井尚子

  • 「Airport Café」「青春のオードヴィ」(アルバム『Je Vous Aime』収録)〈1990年〉

アリス

影山ヒロノブ

  • 「セント・エルモス・ファイアー」〈1985年〉

葛城ユキ

  • 「HEY MEN!」(「SEASIDE DANCING」B面)〈1982年〉
  • アルバム『Ballade』(全編曲)〈1986年〉

河村隆一

  • Glass」(河村隆一・中村哲との共作)〈1997年〉
  • BEAT」(河村隆一との共作)〈1997年〉
  • 「Love」「Evolution」「Christmas」(アルバム『Love』収録・河村隆一との共作)〈1997年〉

京本政樹

  • アルバム『My Present』(全編曲)〈1985年〉
  • 「白夜」「Down Town物語Ⅰ」「Reminiscence」「裏切りBaby」「風のセーラー Perversion」「Down Town物語 Ⅱ」(アルバム『太陽のかけら』収録)〈1987年〉

久野かおり

  • 「ため息はボサノヴァ色」「Love In The Mist」(アルバム『ROSE』収録)〈1991年〉

国生さゆり

  • 「こわれた太陽」(「星屑の狙撃手」B面)〈1987年〉
  • 「ガラスの森/WAIT!」(AB面とも)〈1988年〉

小林健

  • アルバム『URBAN BLUE』(全曲小林健との共作)〈1986年〉

郷ひろみ

彩恵津子

  • アルバム『Unknown Things』(全編曲)〈1987年〉

里中茶美

  • 「勇気のしずく」(「魔法のビート」B面)〈1989年〉
  • 「オリバー」〈1990年〉

  • 「あばずれナイス・ガール」「Sweet Time Melody」「言えなくて I Love You」(アルバム『THE KING OF ROCK’N ROLL』収録)〈1985年〉

SHOW-YA

  • 「ONE WAY HEART/LOVE SICK」(AB面とも)〈1986年〉

谷村新司

  • 「スーパースター」 〈1983年〉
  • 「儚きは」(「愛の誓い」B面)〈1985年〉

中村由真

  • 「ひとときの水彩画」「ティーンネイジ・最終出口」「淋しさのミリバール」「悲しみはほのかに優しく」(アルバム『Splash』収録)〈1988年〉

西村知美

  • 「眠り姫/シャツの下の天使」(AB面とも)〈1989年〉

久松史奈

  • 「DON'T LEAVE ME NOW」「GROWING UP」「17のまま」「瞬きもせずに」(アルバム『BIRTH』収録)〈1993年〉

本田美奈子

  • 「キャンセル」「止まらないRAILWAY」「Lovesong for somebody」「涙をF.O.して」(アルバム『CANCEL』収録)〈1986年〉

吉川忠英

  • 「おんなたち」「ハーフタイム」「コントラスト」「ハルジョオン・ヒメジョオン」「ミュージシャン」「おやすみなさい」「陽ざしの中で」(アルバム『素敵?そうでもないよ』収録)〈1983年〉

ルー・フィン・チャウ

  • 「燃ゆる瞳」(「スター誕生」 B面)〈1982年〉

渡辺真知子

  • 「心の距離」(「哀愁トラベラー」 B面)〈1988年〉

レコーディング参加作品[編集]

安藤まさひろ

  • 『ANDY’S』(アレンジ、キーボード、シンセサイザー)〈1996年〉

アン・ルイス

  • 『Pink Specials』(キーボード)〈1979年〉

桑名正博

  • 『マサヒロ・II』〈1977年〉『テキーラ・ムーン』〈1978年〉『KUWANA No.5』〈1979年〉

T-SQUARE plus

  • 「LITTLE MERMAID」「It’S HAPPENING AGAIN」(アルバム『TRUTH 21century』収録 - アレンジメント、キーボード)〈2001年〉

BUCK-TICK

脚注[編集]

出典[編集]

外部リンク[編集]