重言

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重言(じゅうげん、じゅうごん)は、「から落馬する」のように、日本語での同じ意味の語を重ねる修辞技法二重表現重複表現ともいう。

「頭痛が痛い」などの修飾語と述語の意味が重複する形である。長嶋茂雄が現役引退時のスピーチで述べた「我が巨人軍は永久に不滅です」も重言である。

「巨大」「重複」「表現」など類義の漢字を重ねた熟語は、重言としないことがある。ただし、同じ漢字を重ねた「悠々」などの熟語を、畳語の類義語として重言ということがある。

また、言葉の意味の変化とともに二重表現とされなくなってきた例もある。さらに「きつねうどん」のように、地域によって正誤の差がある場合もある。

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日本語と外来語の重複[編集]

固有名詞[編集]

外来語と外来語の重複[編集]

固有名詞[編集]

  • サハラ砂漠 -「サハラ」はアラビア語で「砂漠」の意味。
  • ゴビ砂漠 - 「ゴビ」はモンゴル語で「砂漠」の意味。
  • リオ・グランデ川 - 「リオ(rio)」はスペイン語で「川」。「グランデ(grande)」は「大きい」。

古典[編集]

浄瑠璃鑓の権三重帷子(やりのごんざかさねかたびら)』(近松門左衛門作、1717年初演)で重言という言葉が使われている。この作品に何度か出てくる「馬から落ちて落馬」というフレーズは有名で、典型的な重言の例として頻繁に言及される。

の駒にもけつまづき、馬から落ちて落馬いたしたと、片言やら重言やら

これが現代にも伝わり、「古の昔、武士の侍が―」と頭に挿入される言葉遊びになった。

荘子の「重言」[編集]

荘子は、自著『荘子』にて寓言、重言、卮言という3つの文章術を提示したが、ここでいう重言とは古の偉人の言葉を引用して説得力を増す話法を指し、同義語の重複表現とは無関係である。

脚注[編集]

  1. ^ 村上春樹は『サラダ好きのライオン 村上ラヂオ3』(マガジンハウス 2012年p.197)の「今週の村上」の中で“「シティバンク銀行」って、看板を見るとつい声に出して読んでしまう僕は変だろうか?”と述懐している。

関連項目[編集]