近藤茂夫

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こんどう しげお

近藤 茂夫
生誕 (1942-04-13) 1942年4月13日(82歳)
国籍 日本の旗 日本
出身校 東京大学法学部第2類卒業[1]
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近藤 茂夫(こんどう しげお、1942年4月13日 - )は、日本の建設官僚

国土事務次官内閣広報官(初代)、フィンランド駐箚特命全権大使、財団法人建設経済研究所理事長、明治大学大学院ガバナンス研究科特別招聘教授、一般社団法人建設経済研究所会長等を歴任した。

来歴[編集]

生い立ち[編集]

1942年生まれ。東京大学法学部第2類卒業後[1]1965年建設省に入省した[2]

官界[編集]

建設省に入省し、都市局都市計画課[2]、都市局下水道課[2]1969年-1970年ロンドン大学大学院留学[3][2]を経て、1971年関東地方建設局河川部水政課長、1977年兵庫県土木部土地局計画調整課参事、兵庫県土木部土地局土地政策課長、1979年住宅局総務課建設専門官、都市局都市再開発課長[2]1986年金丸国務大臣民間活力導入担当)秘書官(事務担当)、1990年大臣官房政策課長、1991年大臣官房会計課長。その後は都市局長を務めた。国土庁においては官房長を経て事務次官に就任し、阪神・淡路復興対策本部の事務局長を兼ねた。その後、内閣官房の内閣広報官室にて内閣広報官に就任した。中央省庁再編にともない、新設された初代内閣広報官となる。2003年7月30日に退官する。

退官後[編集]

退官後は、2003年9月15日から2006年12月5日にかけてフィンランド駐箚特命全権大使を務めた。その後、建設経済研究所の理事長や会長などを務めた[4][5]2009年から東京都都市計画審議会会長[6]。また、明治大学の大学院では、ガバナンス研究科にて特別招聘教授を務めた[7]。そのほか、霞関会の理事を務めている[8]。 2013年、瑞宝重光章受章。

著作[編集]

単著[編集]

  • 近藤茂夫著『イギリスのニュータウン開発』至誠堂、1971年

共著[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 『建設省名鑑 昭和61版』時評社、1986年発行、98頁
  2. ^ a b c d e 『開発往来 330』1986年3月出版 開発行政懇話会 27頁
  3. ^ 『イギリスのニュータウン開発』近藤茂夫著 1971年出版 至誠堂 序文
  4. ^ 一般財団法人への移行について』。
  5. ^ 一般財団法人建設経済研究所役員』2012年9月1日。
  6. ^ 「第186回東京都都市計画審議会委員名簿 平成21年10月29日開催」東京都
  7. ^ 「教員紹介」『明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科』明治大学教務事務部専門職大学院事務室
  8. ^ 「霞関会(かすみがせきかい)とは」『[社団法人霞関会] of [概要]』霞関会。

関連項目[編集]

公職
先代
鹿島尚武
東京都の旗 東京都
都市計画審議会会長

第186回 - 第217回:2009年 - 2017年
次代
加藤利男
先代
(新設)
日本の旗 内閣広報官
初代:2001年 - 2003年
次代
内田俊一
先代
上村知昭
日本の旗 内閣官房
内閣広報官室内閣広報官

1999年 - 2001年
次代
(廃止)
先代
上村知昭
日本の旗 総理府
内閣総理大臣官房広報室室長

1999年 - 2001年
次代
(廃止)