寒い朝 (小説)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
若い素顔から転送)

寒い朝』(さむいあさ)は、石坂洋次郎の中編小説

1959年4月から7月まで『週刊現代』に連載され、8月に講談社から単行本として刊行された。ほどなく映画化・ドラマ化され、1962年には『赤い蕾と白い花』の題で吉永小百合主演で映画化された。主題歌「寒い朝」を吉永と和田弘とマヒナスターズが歌い、ヒットした。

あらすじ[編集]

小児科医の父を持つ三輪茂夫と、洋裁学校経営者の母を持つ岩淵とみ子は高校の同級生。どちらも片親という家庭環境で次第に恋仲になっていき、その過程で双方の親もまた親しくなる。

文庫本[編集]

映画[編集]

1959年版[編集]

1959年に『若い素顔』と題して公開。

1962年版[編集]

上述の通り、1962年6月10日に『赤い蕾と白い花』と題して公開。

ドラマ[編集]

日本テレビ版[編集]

1959年11月10日から同年11月24日まで日本テレビ系列局で放送。全3回。放送時間は毎週火曜 20:00 - 20:30 (日本標準時[1]

NET版[編集]

1961年10月22日に『若い日[2]というタイトルで、NET(現:テレビ朝日)の『NECサンデー劇場』(日本電気・新日本電機提供)枠で放送。放送時間は日曜20:00 - 21:00(日本標準時)。

フジテレビ版[編集]

1962年9月18日に『おせっかいな季節[3]というタイトルで、フジテレビの『シャープ火曜劇場[3]早川電機工業一社提供)枠で放送。放送時間は火曜20:00 - 21:00(日本標準時)。

朝日放送版[編集]

1963年12月20日にTBSの『近鉄金曜劇場』枠で朝日放送[注 2]製作により放送。全1回。放送時間は金曜 20:00 - 20:56 (日本標準時) [4]

東京12チャンネル版[編集]

1965年1月13日から同年4月7日まで東京12チャンネルで放送。放送時間は毎週水曜 19:30 - 20:00 (日本標準時)。日産自動車一社提供[5]

主演の日野てる子は、主題歌「若い朝」の歌唱も担当した。

NHK版[編集]

1978年2月27日から1978年3月16日までNHK総合テレビの『少年ドラマシリーズ』枠で放送。全12回。放送時間は毎週月曜 - 木曜 18:20 - 18:39 (日本標準時)[6]

『少年ドラマシリーズ』定期放送時代の作品としてはこれが最終作であり、これ以後の作品群はすべて不定期放送となった。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 小川真司の別名義[2]
  2. ^ 放送当時はTBSJNN)系列であった。

出典[編集]

  1. ^ 寒い朝 前編・中編・後編”. テレビドラマデータベース. 2023年10月3日閲覧。
  2. ^ a b 若い日”. テレビドラマデータベース. 2023年10月3日閲覧。
  3. ^ a b おせっかいな季節”. テレビドラマデータベース. 2023年10月3日閲覧。
  4. ^ 寒い朝”. テレビドラマデータベース. 2023年10月3日閲覧。
  5. ^ a b 若い日”. テレビドラマデータベース. 2023年10月3日閲覧。
  6. ^ a b c 寒い朝 前編・中編・後編”. テレビドラマデータベース. 2023年10月3日閲覧。

参考[編集]

外部リンク[編集]

前後番組[編集]

日本テレビ系列 火曜20:00枠
前番組 番組名 次番組
初恋
(1959年11月3日)
寒い朝
(1959年11月10日 - 1959年11月24日)
拍手喝采
(1959年12月1日)
NET 日曜20:00枠
NECサンデー劇場
足入れ聖女
(1961年10月15日)
若い日
(1961年10月22日)
クリミヤの灯は消えず
(1961年10月29日)
フジテレビ 火曜20:00枠
シャープ火曜劇場
朝餉の歌
(1962年9月11日)
おせっかいな季節
(1962年9月18日)
秋の太鼓
(1962年9月25日)
TBS系列 金曜20:00枠
近鉄金曜劇場
悲の器 再放送
(1963年12月13日)
寒い朝
(1963年12月20日)
ほら善の死
(1963年12月27日)
東京12チャンネル 水曜19:30枠
日産自動車一社提供枠)
あるぷす大将
(1964年10月28日 - 1965年1月6日)
寒い朝
(1965年1月13日 - 1965年4月7日)
夢見るユメ子さん
(1965年4月14日 - 1965年7月7日)
NHK総合テレビ 月曜 - 木曜18:20枠
(本番組まで『少年ドラマシリーズ』)
その町を消せ!
(1978年1月30日 - 1978年2月23日)
寒い朝
(1978年2月27日 - 1978年3月16日)
600 こちら情報部
(1978年4月3日 - 1982年3月19日)
※月曜 - 金曜 18:00 - 18:25
紅孔雀
(1978年4月3日 - 1979年3月16日)
※月曜 - 金曜 18:25 - 18:39