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福田翔大

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
福田 翔大 Portal:陸上競技
選手情報
国籍 日本の旗 日本
種目 ハンマー投
所属 住友電工
生年月日 (2000-11-28) 2000年11月28日(23歳)
出身地 大阪府箕面市
身長 189cm
体重 112kg
自己ベスト
ハンマー投 73m91(2024年)
獲得メダル
陸上競技
アジア選手権
2023 バンコク  ハンマー投
アジア投擲選手権
2023 木浦  ハンマー投
2024 木浦  ハンマー投
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福田 翔大(ふくだ しょうた、2000年11月28日 - )は、日本の陸上競技選手。専門はハンマー投アジア陸上競技選手権大会バンコク大会英語版ハンマー投げ銅メダリスト。大阪府箕面市出身。身長189cm、体重112kg[1]

経歴[編集]

箕面市立東小学校箕面市立第六中学校大阪桐蔭高等学校日本大学スポーツ科学部、同大学院総合社会情報研究科を経て、現在は住友電工に所属[2]

幼少時からテニスやサッカー、水泳など様々なスポーツを経験しながら育つ[3]。箕面市立第六中学校で「好きな先生が教えていたから」という理由で陸上競技部に入部[2][3]。当初は走り幅跳びを専門としていたが、身長が急激に伸びたことにより成長痛で記録が伸び悩んだためハードルに転向するも、肉離れにより走ることができなくなり、投てきが専門の顧問からの勧めで砲丸投を始めた[4]

中学では近畿大会にすら出場できなかったが、大阪桐蔭高等学校陸上競技部顧問の花牟禮武の誘いで2016年に同校に進学。ハンマー投をメインに、砲丸投をサブ種目として取り組み、高校2年のU18日本選手権砲丸投で全国大会初出場を果たす(11位)。高校3年のインターハイでは両種目で4位とすると、10月に行われた国体ハンマー投男子Aにて2位、U20日本選手権ハンマー投で当時高校歴代3位となる66m66を記録し優勝を果たした。

2019年に日本大学に進学。室伏重信投擲コーチの指導を受け、2020年には日本インカレで69m61を投げて初優勝。この記録は室伏広治が中京大学2年生だった時のベスト(69m54)を上回るものだった。

2021年、地元・大阪で開催された第105回日本選手権で71m37を投げて初優勝。同じく大学3年で初優勝を果たした室伏の優勝記録(69m72)を上回った[5]

2023年には第107回日本選手権で自己ベストの71m79を投げ2年ぶりの優勝を飾ると、同年7月のアジア選手権で自己ベストを1cm更新する71m80で銅メダルを獲得[6]。さらに同年10月の日本インカレで72m01を投げて27年ぶりに大会記録を更新して優勝[7]。しかしメダル獲得が期待された杭州アジア大会では68m74で6位にとどまった。同年10月のアジア投擲選手権で自己記録を17cm更新する72m18を投げて優勝[8]

2024年住友電工に入社[9]。同年5月の静岡国際で73m00の自己新を投げて優勝。日本人として室伏親子、土井宏昭に次いで4人目の73m到達となった。同年6月のアジア投擲選手権では自己記録を大きく更新する73m91を記録し銀メダルを獲得した[10]

主な実績[編集]

自己ベスト[編集]

種目 記録 年月日 場所 備考
ハンマー投 73m91 2024年6月29日 大韓民国の旗 木浦 日本歴代4位
砲丸投 17m41 2022年5月20日 日本の旗 東京

主要国際大会[編集]

大会 開催地 成績 記録 備考
2023 アジア陸上競技選手権大会 タイ王国の旗バンコク 3位 71m80
アジア競技大会 中華人民共和国の旗杭州市 6位 68m74
アジア投擲選手権 大韓民国の旗木浦市 優勝 72m18
2024 台湾オープン チャイニーズタイペイの旗台北市 3位 71m67
アジア投擲選手権 大韓民国の旗木浦市 2位 73m91

日本選手権での成績[編集]

所属 大会 成績 記録 備考
2020年 日本大2 第104回日本陸上競技選手権大会 3位 69m30
2021年 日本大3 第105回日本陸上競技選手権大会 優勝 71m37 日本選手権初優勝
2022年 日本大4 第106回日本陸上競技選手権大会 6位 68m82
2023年 日大院1 第107回日本陸上競技選手権大会 優勝 71m79 2度目の優勝
2024年 住友電工 第108回日本陸上競技選手権大会 3位 70m90

年次ベスト[編集]

太字は自己ベスト

所属 7.26kg 砲丸投 備考
2017年 大阪桐蔭高2 51m30
2018年 大阪桐蔭高3 66m66 高校歴代3位(当時)
2019年 日本大1 59m70
2020年 日本大2 69m61
2021年 日本大3 71m37
2022年 日本大4 70m64 17m41
2023年 日大院1 72m18 日本学生歴代3位
2024年 住友電工 73m91 日本歴代4位

脚注[編集]

  1. ^ 「す~ごいカラダ」身長189センチ、体重112キロ 室伏広治を超えた“ハンマー投げ界期待の星”ってナニ食べてんの!?ABCマガジン 2024年5月1日
  2. ^ a b 福田 翔大住友電工陸上競技部. 2024年7月9日閲覧。
  3. ^ a b 日大・福田翔大、室伏重信コーチと見据える学生新記録と日本選手権初制覇4years. 2021年6月18日
  4. ^ Rising Star Athlete 福田翔大 輝き始めたハンマー投期待の大器月陸Online 2020年11月15日
  5. ^ ハンマー投のホープ・福田翔大が日本歴代7位の71m37で初優勝!多田と同じ大阪桐蔭出身、コーチはアジアの鉄人/日本選手権月陸Online 2021年6月26日
  6. ^ 男子ハンマー投 福田翔大が71m80の自己ベストで銅メダル!日本勢12年ぶりの表彰台 ハードルは男女共に予選通過【陸上・アジア選手権】TBS NEWS DIG 2023年7月13日
  7. ^ ハンマー投・福田翔大が“室伏広治超え”の72m01!27年ぶり大会新「久しぶりに手応え感じられた」/日本IC月陸Online 2023年9月16日
  8. ^ ハンマー投・福田翔大が自己新で優勝!砲丸投アツオビン・ジェイソンが学生歴代2位の18m56で2位/アジア投てき選手権月陸Online 2023年10月24日
  9. ^ 陸上競技3選手の入社内定について住友電工 2024年1月17日
  10. ^ ハンマー投・福田翔大が73m91!! 日本歴代4位をさらに更新 女子円盤投の郡菜々佳が2位/アジア投てき選手権月陸Online 2024年6月14日

外部リンク[編集]