祝砲

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米海軍による礼砲の実施。

祝砲(しゅくほう)とは、祝意を表すため発する空砲。および発砲。

概要[編集]

起源は不明であるが、イギリス海軍が始めたとする説が有力。過去の大砲砲口から砲弾を装填するため、艦砲の場合は発射後に砲を艦内に引き込まないと砲弾の再装填が不可能であり、再装填の作業自体にも一定の時間を要した。このため外国の港へ入港する際、敢えて射程範囲外にて全門とも空砲を発射してから入港することで、交戦する意志が無い(砲弾が装填されていない、物理的に再装填もできない)ことをアピールする儀式的な意味合いから発展したとされる。

空砲の発射の慣習は転じて、祝意を表すことを意味するようになり、弔意を表す空砲として弔砲の儀式でも行われるようになった。そして、海上ばかりではなく陸上における外交儀礼の場でも用いられるようになった(礼砲)。

発射数[編集]

最大限に相手への祝意を表す数として21発が定められており、大抵の場合はそれを上回ることはない。

近年における21発以上の発射例として、カナダ軍は2012年に、エリザベス女王の即位60周年を記念し、60発の礼砲発射を実施している[1]

実弾による祝砲[編集]

AK-47

20世紀以降になると中央アジア西アジアの諸国で、祝賀行事の際に、AK-47などを空に向けて発砲する行為が見られるようになった。しかし、本来の儀式的な意味合いがないこと、実弾を用いていることから祝砲として定義するべきかは議論の余地があるが21世紀のイスラム世界では定着している[2]

出典[編集]

  1. ^ Special Gun Salute Honours Queen カナダ軍ニュースリリース2012年5月12日
  2. ^ トリポリ市民が祝砲禁止呼び掛け、死者発生に不安広がる(ロイター通信2011年10月2日)2011年10月2日閲覧

関連項目[編集]