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2012年6月9日 (土) 08:13時点における版
種類 |
近距離防空ミサイル 近接防空ミサイル |
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製造国 | ソビエト連邦 / ロシア |
性能諸元 | |
ミサイル全長 | 2560 mm[1] |
ミサイル重量 | 57 kg[1] |
弾頭 | 連続ロッド型(HE 9kg) |
信管 | レーザー近接信管 |
射程 |
8キロメートル (5.0 mi) (9M311) 10キロメートル (6.2 mi) (9M311-M1)[1] |
射高 | 3,500メートル (11,500 ft) |
推進方式 | 二段式固体ロケット |
誘導方式 | 無線SACLOS |
飛翔速度 |
発射段階: 900 m/s 巡航段階: 600 m/s[2] |
9M311(ロシア語: 9М311 Треугольник)は、ソビエト連邦(現在のロシア連邦)のKBP器械製造設計局で開発された近距離防空ミサイル/近接防空ミサイル。NATOコードネームはSA-19 グリスン(Grison)。
もっとも初期に開発された9M311を原型として、艦載用の9M311K (3M87)、輸出用の9M311-1、改良型の9M311M (3M88)、9M311-M1と順次に発展した。最終発達型の9M311-M1ではECCM性能が向上するとともに、射程も10 kmに延伸された。
9M311シリーズは、独立したミサイル・システムとしてではなく、対空機関砲との複合システムとして装備されることが多い。陸上用の自走式対空車両としては2K22 ツングースカ、艦載用の近接防御火器システムとしてはコールチク(輸出版はカシュタン)が開発されているが、これらはいずれも30mm口径の機関砲と組み合わされている。
21世紀初頭より、後継となる9M335(57E6; SA-22 グレイハウンド)ミサイルが実用化され、これを搭載する自走式対空車両としてパーンツィリ-S1、近接防御火器システムとしてはパルマ(CADS-N-2)が開発されている。
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ミサイル弾体。
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ツングースカ-M1に搭載された9M311-M1のキャニスター。
出典
- ^ a b c “Зенитный ракетно-пушечный комплекс 2К22 "Тунгуска" (SA-19 Grison)” (Russian). Вестника ПВО (3-10-2000). 2008年8月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年8月9日閲覧。
- ^ Peter Goon. “Russian/PLA Point Defense”. Air Power Australia. 2008年7月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年7月21日閲覧。