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「ダッジ・チャレンジャー」の版間の差分

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'''ダッジ・チャレンジャー'''(Challenger)とは、[[アメリカ合衆国]]の自動車メーカー[[クライスラー]]が[[ダッジ]]ブランドより販売している[[乗用車]]である。
'''チャレンジャー'''(''Challenger'' )とは、[[アメリカ合衆国]]の自動車メーカー[[クライスラー]]が[[ダッジ]]ブランドより販売している[[乗用車]]である。


== 初代(1969年-1974年) ==
== 歴史 ==
{{Infobox_自動車のスペック表
=== 初代(1970-1974年) ===
| 車種= 普通自動車
[[画像:1970_Dodge_Challenger_RT.jpg|thumb|200px|right|1970年モデル R/T]]
[[画像:1973_Dodge_Challenger_Rallye.jpg|thumb|200px|right|1973年 ダッジ・チャレンジャー・ラリー]]
| 車名= ダッジ・チャレンジャー(初代)
| 車名補= <!--車名註釈用-->
| 1枚目画像の説明=
| 1枚目画像名=1970 Dodge Challenger RT 440 Magnum (13440447413).jpg
| 2枚目画像の説明=
| 2枚目画像名=
| 3枚目画像の説明=
| 3枚目画像名=
| 製造国={{USA}}([[ハムトラムク (ミシガン州)|ハムトラムク]])<br>{{USA}}([[ロサンゼルス]])
| 販売期間=[[1969年]][[1月]] - [[1974年]](生産終了)
| 設計統括=
| デザイン=[[カール・キャメロン]]
| 乗車定員=
| ボディタイプ=2ドア[[ハードトップ]]<br>2ドア[[クーペ]]<br>2ドア[[コンバーチブル]]
| エンジン=3.2 L [[クライスラー・スラント6エンジン|スラント6]] [[直列6気筒]]<br>3.7 L スラント6 直列6気筒<br>5.2 L [[クライスラー・LAエンジン|LA]] [[V型8気筒]]<br>5.6 L LA V型8気筒<br>5.9 L LA V型8気筒<br>6.3 L [[クライスラー・Bエンジン|B]] V型8気筒<br>7.0 L [[クライスラー・ヘミエンジン|ヘミ]] V型8気筒<br>7.2 L [[クライスラー・Bエンジン|RB]] V型8気筒
| エンジン位置=
| モーター=
| 最高出力=
| 最大トルク=
| トランスミッション=3/4速[[マニュアルトランスミッション|MT]]<br>3速[[オートマチックトランスミッション|AT]]([[トルクフライト]])
| 駆動方式=[[後輪駆動]]
| サスペンション=
| 全長=4,860 mm<ref>{{cite web|url= http://www.oldcarbrochures.com/static/NA/Dodge/1970_Dodge/1970_Dodge_Challenger_Lineup/1970%20Dodge%20Challenger%20Lineup-14.html|title=1970 Dodge Challenger Lineup (brochure) |publisher=Oldcarbrochures.com |date= |accessdate=July 13, 2014}}</ref>
| 全幅=1,930 mm
| 全高=1,290 mm
| ホイールベース=2,800 mm
| 車両重量=
| 最大積載量=
| 自由項目1(項目名)=
| 自由項目1(内容)=
| 自由項目2(項目名)=
| 自由項目2(内容)=
| 別名= <!--現地名、地域を記入-->
| 先代=
| 後継=
| プラットフォーム=[[クライスラー・Eプラットフォーム]]
}}
最初のチャレンジャーである[[1970年]]モデルは、ポニーカー(1964年型[[フォード・マスタング]]に代表される手ごろな価格でコンパクトかつスポーツ走行が可能なスタイリッシュな車)市場に参入したモデルとしては後発であった。[[プリムス・バラクーダ]]のE-ボディをベースとして、ホイールベースを延長し、外装の薄板ボディへの変更など、大胆な変更が成されている。ボディ・デザインは[[1966年]]型[[ダッジ・チャージャー]]をデザインしたカール・キャメロンが行った。1970年モデルのグリル・デザインは、彼がタービン・エンジンを搭載することを想定した1966年型チャージャーの[[プロトタイプ]]としておこしたものであるが、チャレンジャーに搭載されることもなかった。しかし、チャレンジャーは大衆には大いに受け入れられ、1970年には8万台のセールスを記録した。この時期には既に、ポニー・カー市場は下降傾向にあるというメディアの批評もある中、[[1971年]]以降のセールスは振るわなかったものの、生産は[[1974年]]モデルまで5年間継続され、トータル16万5千台を越えるセールスを記録した。チャレンジャーにはチャレンジャー6、チャレンジャーV8、チャレンジャーR/T(Road/Track)の3グレードがあり、その最高峰がR/Tである。T/Aというトランザムレースのホモロゲーションモデル(トランザムレースに車を出場させるにはその車の市販仕様車を決められた数だけ販売しなければならなかった。[[ナスカー]]も同じであった)が存在し、約2500台が販売された。エンジンは340をベースにつくられた340+6(340シックスパック)を搭載していた。オプションでのエンジン変更は用意されず、この340+6のみであった。このT/Aは[[1971年]]にも存在し、トランザムレースには出場しなかったが市販生産続行というかたちでスキャットパック・オプションで販売された。この1971年型チャレンジャーT/Aはとてもレアな存在で実車をみるのはなかなかできない。
最初のチャレンジャーである[[1970年]]モデルは、ポニーカー(1964年型[[フォード・マスタング]]に代表される手ごろな価格でコンパクトかつスポーツ走行が可能なスタイリッシュな車)市場に参入したモデルとしては後発であった。[[プリムス・バラクーダ]]のE-ボディをベースとして、ホイールベースを延長し、外装の薄板ボディへの変更など、大胆な変更が成されている。ボディ・デザインは[[1966年]]型[[ダッジ・チャージャー]]をデザインしたカール・キャメロンが行った。1970年モデルのグリル・デザインは、彼がタービン・エンジンを搭載することを想定した1966年型チャージャーの[[プロトタイプ]]としておこしたものであるが、チャレンジャーに搭載されることもなかった。しかし、チャレンジャーは大衆には大いに受け入れられ、1970年には8万台のセールスを記録した。この時期には既に、ポニー・カー市場は下降傾向にあるというメディアの批評もある中、[[1971年]]以降のセールスは振るわなかったものの、生産は[[1974年]]モデルまで5年間継続され、トータル16万5千台を越えるセールスを記録した。チャレンジャーにはチャレンジャー6、チャレンジャーV8、チャレンジャーR/T(Road/Track)の3グレードがあり、その最高峰がR/Tである。T/Aというトランザムレースのホモロゲーションモデル(トランザムレースに車を出場させるにはその車の市販仕様車を決められた数だけ販売しなければならなかった。[[ナスカー]]も同じであった)が存在し、約2500台が販売された。エンジンは340をベースにつくられた340+6(340シックスパック)を搭載していた。オプションでのエンジン変更は用意されず、この340+6のみであった。このT/Aは[[1971年]]にも存在し、トランザムレースには出場しなかったが市販生産続行というかたちでスキャットパック・オプションで販売された。この1971年型チャレンジャーT/Aはとてもレアな存在で実車をみるのはなかなかできない。
ちなみにチャレンジャーT/Aにはプリマスから販売されたAARクーダという姉妹車があった。こちらもトランザムレースの出場車でホモロゲーションとして販売された。こちらのAARクーダは1971年に[[プリマス・クーダ340]]という名前で似たようなものが販売された。
ちなみにチャレンジャーT/Aにはプリマスから販売されたAARクーダという姉妹車があった。こちらもトランザムレースの出場車でホモロゲーションとして販売された。こちらのAARクーダは1971年に[[プリマス・クーダ340]]という名前で似たようなものが販売された。
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=== 2代目(1978-1983年) ===
== 2代目(1977年-1983年) ==
{{Infobox_自動車のスペック表

| 車種= 普通自動車
[[1978年]]に復活したチャレンジャーは、初期型[[三菱・ギャランΛ]]が全米向けに販売されたものであり、コンクエスト([[三菱・スタリオン]])と[[ダッジ・デイトナ]]が発売される[[1983年]]にまで販売された。第2世代チャレンジャーは[[三菱・4G5系エンジン#4G54|4気筒の小排気量エンジン]]で、その動力性能は初代チャレンジャーのパフォーマンスと比較すると非力なものであった。
| 車名= ダッジ・チャレンジャー(2代目)
| 車名補= <!--車名註釈用-->
| 1枚目画像の説明=
| 1枚目画像名=1981 Dodge Challenger X, front left.jpg
| 2枚目画像の説明=
| 2枚目画像名=
| 3枚目画像の説明=
| 3枚目画像名=
| 製造国={{JPN}}([[岡崎市]]、三菱自動車岡崎工場)
| 販売期間=[[1977年]] – [[1983年]](生産終了)
| 設計統括=
| デザイン=
| 乗車定員=
| ボディタイプ=2ドアハードトップ/[[ノッチバッククーペ]]
| エンジン=1.6 L 4G32 [[直列4気筒]]<br>2.6 L 4G54 直列4気筒
| エンジン位置=
| モーター=
| 最高出力=
| 最大トルク=
| トランスミッション=5速MT<br>3速AT
| 駆動方式=後輪駆動
| サスペンション=
| 全長=4,525 mm
| 全幅=1,675 mm
| 全高=1,345-1,355 mm
| ホイールベース=2,530 mm
| 車両重量=
| 最大積載量=
| 自由項目1(項目名)=
| 自由項目1(内容)=
| 自由項目2(項目名)=
| 自由項目2(内容)=
| 別名= <!--現地名、地域を記入-->
| 先代=
| 後継=
| プラットフォーム=
}}
[[1977年]]に復活したチャレンジャーは、初期型[[三菱・ギャランΛ]]が全米向けに販売されたものであり、[[ダッジ・コンクエスト|コンクエスト]]([[三菱・スタリオン]])と[[ダッジ・デイトナ]]が発売される[[1983年]]にまで販売された。2代目チャレンジャーは[[三菱・4G5系エンジン#4G54|4気筒の小排気量エンジン]]で、その動力性能は初代チャレンジャーのパフォーマンスと比較すると非力なものであった。
{{-}}
{{-}}


=== 3代目(2008年- ===
== 3代目(2008年-) ==
{{Infobox_自動車のスペック表
{{Infobox_自動車のスペック表
| 車種=普通自動車
| 車種= 普通自動車
| 車名= ダッジ・チャレンジャー(3代目)
| 車名= <!--未記入で記事名が入ります-->
| 車名補=
| 車名補= <!--車名註釈用-->
| 1枚目画像の説明=SRT8
| 1枚目画像の説明=2016 チャレンジャーSRTヘルキャット
| 1枚目画像名=Dodge_Challenger_2006_PBCd%27E.jpg
| 1枚目画像名=2016 Dodge Challenger Hellcat (28456827004).jpg
| 2枚目画像の説明=
| 2枚目画像の説明=
| 2枚目画像名=
| 2枚目画像名=
| 3枚目画像の説明=
| 3枚目画像の説明=
| 3枚目画像名=
| 3枚目画像名=
| 製造国={{CAN}}([[オンタリオ州]][[ブランプトン]]、[[クライスラー ブランプトン工場]])<ref>{{cite web|url= http://www.theautochannel.com/news/2008/05/08/086423.html |title=Chrysler Celebrates Production of All-New 2008 Dodge Challenger SRT8 |publisher=The Auto Channel |archiveurl= https://web.archive.org/web/20080907044514/http://www.theautochannel.com/news/2008/05/08/086423.html |archivedate=September 7, 2008 |accessdate=July 13, 2014}}</ref>
| メーカー=
| 販売期間=[[2008年]][[4月]] -
| 販売期間=[[2008年]][[4月]] -
| 設計統括=
| 設計統括=
| デザイン=[[マイケル・カスティリオーネ]]<br>[[アラン・バリントン]]<ref>{{cite web |title=Throwback Thursday: The History Of The Modern Challenger (Part 1): |url=https://moparinsiders.com/throwback-thursday-the-history-of-the-modern-challenger-part-1/ |website=Mopar Insiders |publisher=Robert S. Miller |accessdate=August 9, 2018}}</ref>
| 乗車定員=
| 乗車定員=
| ボディタイプ=2ドア [[ハードトプ]]
| ボディタイプ=2ドアチバッククーペ
| エンジン=3.5 L [[SOHC]] [[V型6気筒]] (2009–2010)<br>3.6 L [[クライスラー・ペンタスターエンジン|ペンタスター]] [[DOHC]] V型6気筒 (2011–)<br>5.7 L ヘミ [[OHV]] V型8気筒 (2009–)<br>6.1 L ヘミ OHV V型8気筒 (2008–2010)<br>6.2 L ヘルキャット OHV [[スーパーチャージャー]] V型8気筒 (2015-)<br>6.2 L デーモンヘミ OHV スーパーチャージャー V型8気筒 (2018-)<br>6.4 L ヘミ OHV V型8気筒 (2011–)
| ハイブリッドシステム=
| エンジン位置=
| エンジン=3.5 L SOHC V6 (2009–2010)<br/>3.6 L (220 cu in) V6(2011-現在)<br/> 5.7 L (345 cu in) HEMI V8 (2009–現在)<br/>6.1 L (370 cu in) HEMI V8 (2008–2010)<br/>6.4 L HEMI V8 (2011-現在)
| モーター=
| モーター=
| 最高出力=431ps/6200rpm
| 最高出力=
| 最大トルク=58.1kgfm/4800rpm
| 最大トルク=
| トランスミッション=4速AT([[ウルトラドライブ|42RLE]]、2009)<br>5速AT([[メルセデス・ベンツ・5Gトロニックトランスミッション|W5A580]]、2008–2014)<br>8速AT([[ZF・8HPトランスミッション|845RE、8HP70、8HP90]]、2014–)<br>6速MT([[トレメック・TR-6060トランスミッション|TR6060]]、2008–)
| トランスミッション=
| 駆動方式=[[輪駆動|FR]]
| 駆動方式=後輪駆動/[[輪駆動]]
| サスペンション=
| サスペンション=
| 全長=5,022 mm
| 全長=5,022 mm
| 全幅=1,923 mm
| 全幅=1,923 mm
| 全高=1,448 mm
| 全高=1,415-1,460 mm
| ホイールベース=2,946 mm
| 最低地上高=
| 車両重量=3,739 kg(SXT)<ref>{{cite web|url= http://www.edmunds.com/dodge/challenger/2015/features-specs/ |title=2015 Dodge Challenger - Features & Specs |publisher=Edmunds |accessdate=June 1, 2016}}</ref> <br>1,860 kg(R / T)<ref>https://www.caranddriver.com/reviews/a15106429/2015-dodge-challenger-r-t-57-liter-manual-test-review/</ref> <br>4,917 kg(Scatパック)<ref>https://www.caranddriver.com/reviews/a15109851/2015-dodge-challenger-r-t-64l-scat-pack-tested-review/</ref> <br>2,027 kg(SRTヘルキャット)<ref>{{cite magazine|url= http://www.caranddriver.com/dodge/challenger-srt-srt-hellcat |title=Dodge Challenger SRT / SRT Hellcat |magazine=Car and Driver |accessdate=June 1, 2016}}</ref><br>1,930 kg(SRTデーモン)
| ホイールベース=
| 車両重量=1,878kg
| 乾燥重量=
| 総重量=
| 最大積載量=
| 最大積載量=
| 燃料タンク容量=
| 燃費= <!-- 10・15モード等計測法を併記の事 -->
| ステアリング位置= <!-- 外国車のみ -->
| 自由項目1(項目名)=
| 自由項目1(項目名)=
| 自由項目1(内容)=
| 自由項目1(内容)=
| 自由項目2(項目名)=
| 自由項目2(項目名)=
| 自由項目2(内容)=
| 自由項目2(内容)=
| 別名= <!--現地名、地域を記入-->
| 本体価格 =
| 別名= <!-- 欧州名、通称等 -->
| 先代=
| 先代=
| 後継=
| 後継=
| プラットフォーム=[[クライスラー・LXプラットフォーム|クライスラー・LCプラットフォーム]](2008–2014)<br>クライスラー・LAプラットフォーム(2015-)
| 同車台=
}}
}}
3代目チャレンジャーのコンセプトカーが[[2006年]]の北米国際自動車ショーで発表され、[[2008年]][[4月14日]]から発売が開始された。同社の[[クライスラー・300#300.2F300C|300C]]の[[プラットフォーム (自動車)|プラットフォーム]]を使用している。当該モデルはLXプラットフォームに6100ccL型[[クライスラー・ヘミエンジン|ヘミ・V8]]エンジンを搭載したもので、そのスタイリングも1970年モデルを彷彿させるデザインが採用されている。

新しい第3世代チャレンジャーのコンセプトカーが[[2006年]]の北米国際自動車ショーで発表され、[[2008年]][[4月14日]]から発売が開始された。同社の[[クライスラー・300#300.2F300C|300C]]の[[プラットフォーム (自動車)|プラットフォーム]]を使用している。当該モデルはLXプラットフォームに6100ccL型[[クライスラー・ヘミエンジン|ヘミ・V8]]エンジンを搭載したもので、そのスタイリングも1970年モデルを彷彿させるデザインが採用されている。
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== ギャラリー ==
<gallery>
ファイル:1970_Dodge_Challenger_RT.jpg|1970年モデル R/T
ファイル:1973_Dodge_Challenger_Rallye.jpg|1973年 ダッジ・チャレンジャー・ラリー
ファイル:Dodge_Challenger_2006_PBCd%27E.jpg|3代目 SRT8
</gallery>

== 脚注 ==
=== 注釈 ===
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist|group=注釈}}

=== 出典 ===
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
<!--{{Commonscat|Dodge Challenger}}-->
{{Commonscat|Dodge Challenger}}
*[[クライスラー]]
*[[クライスラー]]
*[[三菱自動車工業]]
*[[三菱自動車工業]]
76行目: 159行目:


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
*{{Official}}
* [http://www.dodge.com/en/2008/challenger/ ダッジによる公式サイト(英語)]
*{{DMOZ|Recreation/Autos/Makes_and_Models/Dodge/Challenger/}}
* [http://www.media.chrysler.com/newsrelease.do?&id=7768&mid=17 Dodge Challenger: History of the Dodge Pony Car]

{{クライスラーグループ車種年表}}
{{クライスラーグループ車種年表}}
{{自動車}}
{{自動車}}


[[Category:ダッジの車種|ちやれんしやあ]]
[[Category:ダッジの車種|ちやれんしやあ]]
[[Category:クーペ]]
[[Category:オープンカー]]
[[Category:四輪駆動車]]

2020年7月18日 (土) 23:06時点における版

チャレンジャーChallenger )とは、アメリカ合衆国の自動車メーカークライスラーダッジブランドより販売している乗用車である。

初代(1969年-1974年)

ダッジ・チャレンジャー(初代)
概要
製造国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ハムトラムク
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ロサンゼルス
販売期間 1969年1月 - 1974年(生産終了)
デザイン カール・キャメロン
ボディ
ボディタイプ 2ドアハードトップ
2ドアクーペ
2ドアコンバーチブル
駆動方式 後輪駆動
プラットフォーム クライスラー・Eプラットフォーム
パワートレイン
エンジン 3.2 L スラント6 直列6気筒
3.7 L スラント6 直列6気筒
5.2 L LA V型8気筒
5.6 L LA V型8気筒
5.9 L LA V型8気筒
6.3 L B V型8気筒
7.0 L ヘミ V型8気筒
7.2 L RB V型8気筒
変速機 3/4速MT
3速ATトルクフライト
車両寸法
ホイールベース 2,800 mm
全長 4,860 mm[1]
全幅 1,930 mm
全高 1,290 mm
テンプレートを表示

最初のチャレンジャーである1970年モデルは、ポニーカー(1964年型フォード・マスタングに代表される手ごろな価格でコンパクトかつスポーツ走行が可能なスタイリッシュな車)市場に参入したモデルとしては後発であった。プリムス・バラクーダのE-ボディをベースとして、ホイールベースを延長し、外装の薄板ボディへの変更など、大胆な変更が成されている。ボディ・デザインは1966年ダッジ・チャージャーをデザインしたカール・キャメロンが行った。1970年モデルのグリル・デザインは、彼がタービン・エンジンを搭載することを想定した1966年型チャージャーのプロトタイプとしておこしたものであるが、チャレンジャーに搭載されることもなかった。しかし、チャレンジャーは大衆には大いに受け入れられ、1970年には8万台のセールスを記録した。この時期には既に、ポニー・カー市場は下降傾向にあるというメディアの批評もある中、1971年以降のセールスは振るわなかったものの、生産は1974年モデルまで5年間継続され、トータル16万5千台を越えるセールスを記録した。チャレンジャーにはチャレンジャー6、チャレンジャーV8、チャレンジャーR/T(Road/Track)の3グレードがあり、その最高峰がR/Tである。T/Aというトランザムレースのホモロゲーションモデル(トランザムレースに車を出場させるにはその車の市販仕様車を決められた数だけ販売しなければならなかった。ナスカーも同じであった)が存在し、約2500台が販売された。エンジンは340をベースにつくられた340+6(340シックスパック)を搭載していた。オプションでのエンジン変更は用意されず、この340+6のみであった。このT/Aは1971年にも存在し、トランザムレースには出場しなかったが市販生産続行というかたちでスキャットパック・オプションで販売された。この1971年型チャレンジャーT/Aはとてもレアな存在で実車をみるのはなかなかできない。 ちなみにチャレンジャーT/Aにはプリマスから販売されたAARクーダという姉妹車があった。こちらもトランザムレースの出場車でホモロゲーションとして販売された。こちらのAARクーダは1971年にプリマス・クーダ340という名前で似たようなものが販売された。

1971年を最後に姿を消していたモデルであるR/Tは、1973年に一度復活したものの1974年にはラインナップに載ることはなかった。

2代目(1977年-1983年)

ダッジ・チャレンジャー(2代目)
概要
製造国 日本の旗 日本岡崎市、三菱自動車岡崎工場)
販売期間 1977年1983年(生産終了)
ボディ
ボディタイプ 2ドアハードトップ/ノッチバッククーペ
駆動方式 後輪駆動
パワートレイン
エンジン 1.6 L 4G32 直列4気筒
2.6 L 4G54 直列4気筒
変速機 5速MT
3速AT
車両寸法
ホイールベース 2,530 mm
全長 4,525 mm
全幅 1,675 mm
全高 1,345-1,355 mm
テンプレートを表示

1977年に復活したチャレンジャーは、初期型三菱・ギャランΛが全米向けに販売されたものであり、コンクエスト三菱・スタリオン)とダッジ・デイトナが発売される1983年にまで販売された。2代目チャレンジャーは4気筒の小排気量エンジンで、その動力性能は初代チャレンジャーのパフォーマンスと比較すると非力なものであった。

3代目(2008年-)

ダッジ・チャレンジャー(3代目)
2016 チャレンジャーSRTヘルキャット
概要
製造国 カナダの旗 カナダオンタリオ州ブランプトンクライスラー ブランプトン工場[2]
販売期間 2008年4月 -
デザイン マイケル・カスティリオーネ
アラン・バリントン[3]
ボディ
ボディタイプ 2ドアノッチバッククーペ
駆動方式 後輪駆動/四輪駆動
プラットフォーム クライスラー・LCプラットフォーム(2008–2014)
クライスラー・LAプラットフォーム(2015-)
パワートレイン
エンジン 3.5 L SOHC V型6気筒 (2009–2010)
3.6 L ペンタスター DOHC V型6気筒 (2011–)
5.7 L ヘミ OHV V型8気筒 (2009–)
6.1 L ヘミ OHV V型8気筒 (2008–2010)
6.2 L ヘルキャット OHV スーパーチャージャー V型8気筒 (2015-)
6.2 L デーモンヘミ OHV スーパーチャージャー V型8気筒 (2018-)
6.4 L ヘミ OHV V型8気筒 (2011–)
変速機 4速AT(42RLE、2009)
5速AT(W5A580、2008–2014)
8速AT(845RE、8HP70、8HP90、2014–)
6速MT(TR6060、2008–)
車両寸法
ホイールベース 2,946 mm
全長 5,022 mm
全幅 1,923 mm
全高 1,415-1,460 mm
車両重量 3,739 kg(SXT)[4]
1,860 kg(R / T)[5]
4,917 kg(Scatパック)[6]
2,027 kg(SRTヘルキャット)[7]
1,930 kg(SRTデーモン)
テンプレートを表示

3代目チャレンジャーのコンセプトカーが2006年の北米国際自動車ショーで発表され、2008年4月14日から発売が開始された。同社の300Cプラットフォームを使用している。当該モデルはLXプラットフォームに6100ccL型ヘミ・V8エンジンを搭載したもので、そのスタイリングも1970年モデルを彷彿させるデザインが採用されている。

ギャラリー

脚注

注釈

出典

関連項目

外部リンク