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東部市場前駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
東部市場前駅
西口(2013年4月)
とうぶしじょうまえ
Tōbushijōmae
JR-Q22 平野 (1.5 km)
(2.4 km) 天王寺 JR-Q20
地図
所在地 大阪市東住吉区杭全一丁目10-24
北緯34度38分17.33秒 東経135度32分15.67秒 / 北緯34.6381472度 東経135.5376861度 / 34.6381472; 135.5376861 (東部市場前駅)座標: 北緯34度38分17.33秒 東経135度32分15.67秒 / 北緯34.6381472度 東経135.5376861度 / 34.6381472; 135.5376861 (東部市場前駅)
駅番号 JR-Q21
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 関西本線大和路線
キロ程 169.0 km(名古屋起点)
加茂から48.1 km
電報略号 トイ
駅構造 高架駅[1]
ホーム 2面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
7,297人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1989年平成元年)11月11日[2][3]
備考 業務委託駅[4]
みどりの券売機プラス設置駅
阪 大阪市内
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開業記念碑

東部市場前駅(とうぶしじょうまええき)は、大阪府大阪市東住吉区杭全(くまた)一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)関西本線である。駅番号はJR-Q21。「大和路線」の愛称区間に含まれている。

概要

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今川右岸(東岸)に位置し、当駅の東側を南北幹線道路の今里筋が縦断する。

1909年4月1日百済駅(初代。旅客駅)が今川左岸(西岸)に開業したが[注 1][5]1945年頃に休止、1963年9月10日に廃止され、同年10月1日に百済駅(2代目。貨物駅。現在の百済貨物ターミナル駅)が今里筋の東側に開業した。その後、旅客駅設置を望む周辺住民の声が強くなったことを受け、1989年11月11日に今川右岸となる現在地に当駅が開業した。

1964年11月25日大阪市中央卸売市場東部市場(通称:東部市場)が百済駅(貨物駅)の北側に開場していたこともあって、駅名には東部市場前が採用された。

歴史

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駅構造

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相対式ホーム2面2線を有する高架駅であり[1]分岐器絶対信号機がない停留所に分類される。ホームの有効長は6両でホーム屋根は6両分ある。

高架線が住宅密集地の中を通り抜けており、駅の設置にあたってもスペースが限られたことから、開業以来エレベーターやエスカレーターといったバリアフリー設備がないままであった。その後、今里筋に面したホーム東端に上下線ともエレベーターが設置され、2019年3月9日よりエレベーター専用の東口が供用開始した[8]。なお、旧来の改札口は同日に西口へと改称している。西口は従来通り階段のみ設置されている。

業務委託駅[4]、JRの特定都区市内制度における「大阪市内」に属する駅である。ICカード乗車券ICOCA」が利用することができる(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。

のりば

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のりば 路線 方向 行先
1 Q 大和路線 上り 王寺奈良方面 / 高田方面[9]
2 下り 天王寺JR難波大阪方面[9]
  • 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。

利用状況

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2022年(令和4年)度の一日平均乗車人員は7,297人である。

開業後各年度の1日の平均乗車人員は以下の通りである。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1989年(平成元年) 1,066 [大阪府 1]
1990年(平成02年) 3,651 [大阪府 2]
1991年(平成03年) 4,319 [大阪府 3]
1992年(平成04年) 4,828 [大阪府 4]
1993年(平成05年) 5,212 [大阪府 5]
1994年(平成06年) 5,536 [大阪府 6]
1995年(平成07年) 5,832 [大阪府 7]
1996年(平成08年) 6,036 [大阪府 8]
1997年(平成09年) 6,232 [大阪府 9]
1998年(平成10年) 6,414 [大阪府 10]
1999年(平成11年) 6,493 [大阪府 11]
2000年(平成12年) 6,563 [大阪府 12]
2001年(平成13年) 6,620 [大阪府 13]
2002年(平成14年) 6,634 [大阪府 14]
2003年(平成15年) 6,655 [大阪府 15]
2004年(平成16年) 6,673 [大阪府 16]
2005年(平成17年) 6,882 [大阪府 17]
2006年(平成18年) 7,014 [大阪府 18]
2007年(平成19年) 7,045 [大阪府 19]
2008年(平成20年) 6,947 [大阪府 20]
2009年(平成21年) 6,907 [大阪府 21]
2010年(平成22年) 6,949 [大阪府 22]
2011年(平成23年) 7,089 [大阪府 23]
2012年(平成24年) 7,043 [大阪府 24]
2013年(平成25年) 7,231 [大阪府 25]
2014年(平成26年) 7,354 [大阪府 26]
2015年(平成27年) 7,508 [大阪府 27]
2016年(平成28年) 7,640 [大阪府 28]
2017年(平成29年) 7,834 [大阪府 29]
2018年(平成30年) 7,878 [大阪府 30]
2019年(令和元年) 7,988 [大阪府 31]
2020年(令和02年) 6,856 [大阪府 32]
2021年(令和03年) 7,027 [大阪府 33]
2022年(令和04年) 7,297 [大阪府 34]

駅周辺

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杭全交差点(写真上方にあるビルの奥側に駅がある)

バス路線

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杭全」停留所にて、大阪シティバスの路線が発着する[注 2][10]

のりば 系統・行先
1 5号系統:三宅中
6号系統:住道矢田
73号系統出戸バスターミナル
2 5号系統あべの橋
73号系統なんば
3 1号系統5号系統30号系統いまざとライナー(BRT2):あべの橋
4 1号系統:あべの橋
5 1号系統:出戸バスターミナル
6 1号系統:出戸バスターミナル
30号系統:平野区役所前
7 6号系統:あべの橋
8 6号系統:住道矢田
9 35号系統守口車庫
85号系統:なんば
10 いまざとライナー(BRT1)地下鉄長居・JR長居駅
11 いまざとライナー(BRT1・BRT2):神路公園・地下鉄今里

隣の駅

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西日本旅客鉄道(JR西日本)
Q 大和路線(関西本線)
大和路快速・快速・区間快速
通過
普通
平野駅 (JR-Q22) - 東部市場前駅 (JR-Q21) - 天王寺駅 (JR-Q20)

脚注

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記事本文

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注釈

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  1. ^ 『東成郡誌』には「(北百済村)大字新在家(1925年、杭全町に改称)奈良街道交差点(現在の杭全1丁目)に停留所あり。1日往復8回、乗客1日平均196人なり」との記録が残されている。
  2. ^ 「いまざとライナー」は大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)より受託運行。

出典

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  1. ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 16号 奈良駅・新今宮駅・王寺駅ほか70駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年11月25日、23頁。 
  2. ^ a b 『平成2年版 交通年鑑』 交通協力会、1990年3月15日。
  3. ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車編成表 90年版』ジェー・アール・アール、1990年8月1日、173頁。ISBN 4-88283-111-2 
  4. ^ a b 会社概要”. JR西日本交通サービス. 2022年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月2日閲覧。
  5. ^ 自働車(蒸気動車)専用乗降場として「鉄道院告示第13号」『官報』1909年3月27日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  6. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '99年版』ジェー・アール・アール、1999年7月1日、185頁。ISBN 4-88283-120-1 
  7. ^ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜(プレスリリース) - 西日本旅客鉄道(2003年8月20日付、インターネット・アーカイブ)
  8. ^ a b 東部市場前駅|構内図:JRおでかけネット”. JRおでかけネット. 西日本旅客鉄道. 2022年9月28日閲覧。
  9. ^ a b 東部市場前駅|時刻表:JRおでかけネット”. JRおでかけネット. 西日本旅客鉄道. 2022年9月28日閲覧。
  10. ^ 主要バスのりば一覧|Osaka Metro > 杭全”. Osaka Metro. 2023年1月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月23日閲覧。

利用状況の出典

[編集]
  1. ^ 大阪府統計年鑑 - 大阪府
  2. ^ 大阪市統計書 - 大阪市

大阪府統計年鑑

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  1. ^ 大阪府統計年鑑(平成2年) (PDF)
  2. ^ 大阪府統計年鑑(平成3年) (PDF)
  3. ^ 大阪府統計年鑑(平成4年) (PDF)
  4. ^ 大阪府統計年鑑(平成5年) (PDF)
  5. ^ 大阪府統計年鑑(平成6年) (PDF)
  6. ^ 大阪府統計年鑑(平成7年) (PDF)
  7. ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
  8. ^ 大阪府統計年鑑(平成9年) (PDF)
  9. ^ 大阪府統計年鑑(平成10年) (PDF)
  10. ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
  11. ^ 大阪府統計年鑑(平成12年) (PDF)
  12. ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
  13. ^ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
  14. ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
  15. ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
  16. ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
  17. ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
  18. ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
  19. ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
  20. ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
  21. ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
  22. ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
  23. ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
  24. ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
  25. ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
  26. ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
  27. ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
  28. ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
  29. ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
  30. ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
  31. ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
  32. ^ 大阪府統計年鑑(令和3年) (PDF)
  33. ^ 大阪府統計年鑑(令和4年) (PDF)
  34. ^ 大阪府統計年鑑(令和5年) (PDF)

関連項目

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外部リンク

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