大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう
ジャンル ミステリ時代小説
小説
著者 山本巧次
イラスト げみ
出版社 宝島社
レーベル 宝島社文庫
刊行期間 2015年8月6日 -
巻数 既刊5巻(2018年10月4日現在)
テンプレート - ノート
ポータル 文学

大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』(おおえどかがくそうさはっちょうぼりのおゆう)は、山本巧次による日本小説のシリーズ。宝島社より2015年から刊行されている。

概要[編集]

2014年、山本は第13回『このミステリーがすごい!』大賞に「八丁堀ミストレス」というタイトルで応募し、最終選考で受賞は至らず落選する[1]。しかし2015年、隠し玉(編集部推薦)として『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』に改題して刊行され、山本のデビュー作となった[1]

最終選考講評において、審査員の大森望は「これがシリーズものの第一弾なら、謎が積み残されてもかまわないし、このままでもすぐ出版できるレベル。受賞は逸してもなんらかのかたちで世に出してほしいというのが選考会の結論だった」、香山二三郎は「話の展開がシリーズものふうなんだし、ここはひとつシリーズ化を前提に隠し玉として売れ線を狙ったほうがよいのではとの判断が下された」、茶木則雄は「時代ミステリーと現代科学捜査を融合させた斬新極まる」、吉野仁は「これはもう発想のユニークさである。ラストで明かされるもうひとつの真相は蛇足だが、基本的な設定はとても面白い。江戸における陰謀に関する部分もよく書けている」と評価した[2]

あらすじ[編集]

文政年間の江戸、両国橋の近くにおゆうと呼ばれる謎の女性が暮らしていた。実はその正体は、現代人のミステリー好きのフリーター・関口優佳であった。優佳は亡くなった祖母が遺した不思議な家の階段から、簡単に江戸時代にタイムトラベルができるようになり、現代と江戸時代での二重生活を自由気ままに楽しんでいた。

そんな「おゆう」こと優佳の元に、江戸で発生した事件の捜査依頼が次々と寄せられる。殺人事件・親子の血縁関係の調査・失踪者の捜索など、警察でもない優佳ひとりでは、いかにミステリーマニアといえども手に余る事件ばかりだった。しかし優佳は、八丁堀の役人・鵜飼伝三郎と現代人で分析オタクの宇田川聡史の力を借りて、江戸で起きた事件の謎を現代の科学捜査で解明していく。

登場人物[編集]

関口優佳(せきぐち ゆうか) / おゆう
ミステリーマニアのフリーター。元は不動産会社の経理部に勤めていた。祖母から受け継いだ家で一人暮らしをしていて、家から繋がるタイムトンネルを通り、江戸と現代の2つの時代を行き来している。江戸時代では「おゆう」と名乗っている。
鵜飼伝三郎(うかい でんざぶろう)
南町奉行所定廻り同心。優佳と共に江戸での事件を捜査する。優佳に惚れているがなかなか手をださず、優佳をやきもきさせている。
宇田川聡史(うだがわ さとし)
優佳の高校の同級生。先輩の河野と、民間で分析・検査する会社「マルチラボラトリー・サービス」を立ち上げる。優佳が江戸から持ち込んだ物を分析する。

シリーズ一覧[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c “大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう│宝島社の公式WEBサイト 宝島チャンネル”. 宝島社. http://tkj.jp/book/?cd=72444101&path=&s1= 2019年4月7日閲覧。 
  2. ^ “『このミステリーがすごい!』大賞 » 第13回『このミス』大賞 最終審査講評”. 宝島社. http://konomys.jp/archives/vol_13/review-vol_13/5882.php#01 2019年4月7日閲覧。 
  3. ^ “大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 両国橋の御落胤│宝島社の公式WEBサイト 宝島チャンネル”. 宝島社. http://tkj.jp/book/?cd=72551501&path=&s1= 2019年5月10日閲覧。 
  4. ^ “大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 千両富くじ根津の夢│宝島社の公式WEBサイト 宝島チャンネル”. 宝島社. http://tkj.jp/book/?cd=72648401&path=&s1= 2019年5月10日閲覧。 
  5. ^ “大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 北斎に聞いてみろ│宝島社の公式WEBサイト 宝島チャンネル”. 宝島社. http://tkj.jp/book/?cd=72768301&path=&s1= 2019年5月10日閲覧。 
  6. ^ “大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう ドローン江戸を翔ぶ│宝島社の公式WEBサイト 宝島チャンネル”. 宝島社. http://tkj.jp/book/?cd=TD289490&path=&s1= 2019年5月10日閲覧。